畑はじめました。
2016/06/22
- 執筆者 高下莉奈
- 所 属日野町地域おこし協力隊
田植えが終わりました。と、同時に畑を始めました。こちらには米作りのプロはもちろんの事、野菜作りのプロもたーくさんいらっしゃいます。
暖かくなってきた頃から、朝市が始まっております。毎週水曜日と土曜日に、婦人会の皆さまが自分たちで育てた野菜を激安で売っています。ほんと採算がとれているのかなーと心配になるくらい安いです・・・
近所の奥様方が集まって皆でワイワイワイワイ、「久しぶりだねー」「あらーちょっとどうしてたん?」「今日はキャベツが大きいのがあるわよ!!」などなど。奥様方の会話は止まりません!笑 が、開店時間になったらお喋りしていた奥様方も一斉に商品に飛びつきます。
普段のんびりとしていている方々でもその迫力は、激安ワゴンセールを前にしたお母さんたちを彷彿させることでしょう。こうやって自分たちが丹精込めて作った商品が目の前で売れていくのは、見ていて楽しいし、嬉しいものですね!
それに地域の交流の場にもなっています。ちょっとでも顔を合わせないと心配してくれる近所の方々。こういうところが本当に良いところです。
それに旬の野菜に出会える。正直、旬とかあまり気にした事がなかったです。(スーパーには年がら年中食材があるし・・・。)ここに来て旬の物をその時期に味わうのが、贅沢な事なんだなあっと改めて感じます。なんといっても味が違う!採れたての旬の野菜を味わう事が出来るのが、田舎ならではの良いところです。
さて、冒頭にも書いたように、私は知り合いの方の畑を借りて、初めての野菜作りにとりかかりました。思っていたよりも大きい畑に戸惑っております。
なんせ、家庭菜園さえもしたことがない、むしろ植物を枯らしてしまう方が得意の私です。正直、出来るかどうか不安ですが、ここはプロの教えを乞いながら頑張っています。
上の写真では綺麗に耕していますが、一番初めはもちろん草刈りから始まりました。何年か使っていない畑だったので草が生え放題・・・刈った草を処分するのにも困ります。草って何かに使えないのかなあ。売れないのかなあっと考えつつ、草刈り終了!
次に畑を起こしていきます。それはこの機械を借りました。このおこしを2回ほど・・・雨が降ったり私の予定が合わなかったりと中々進みませんでした。
何とか第2段階の土寄せ。これも機械で・・・これはやってもらいました。いやー機械って素晴らしいってほんとに思いました。
実は大学生の頃、インターンシップで農業のお手伝いに行った事があります。その時はネギを作るために、桑で土寄せをひたすら行いました。肩も腰も筋肉痛が凄まじかったという記憶しかないのですが、それに比べればラクラク作業です。
そして第3段階のマルチかけ。これは雑草が生えてこないように土寄せしたところにびろーんっと黒いシートを広げて覆っていきます。そして植えるところに印をつけて苗を植えていきます。
ここまで道のりは長かった・・・(もちろんわたしのせいですが・・・笑)植えたのはさつまいも3種類、ピーマン、ナス、オクラ、トマト、ミニトマト、オクラ、落花生です。初めてなので、どの位水をあげたら良いのか、肥料はどうしたらいいのかなど心配事だらけですが、プロに言わせれば、「ほっといてもなるもんはなる!」、だそうです。
植物は甘やかしてはいけないから、ちょっと元気がないなという状態になった時にやるのがベストだそうです。私もなるほど~っと納得して、今ではほったらかしです。梅雨の季節なので、水もやらなくてもいいし、肥料も最初に少しあげたぐらい。でもいまではこーんな感じに成長中です。
ピーマンは食べ頃でどんどんできます。
ナスも可愛らしい花が咲きました。
トマトも小さいのが出てきました。
オクラも先っちょが覗いております。
落花生も芽が出てきました。
サツマイモたちも葉が当初より元気にピンとなっています。
カラスや猪などの心配もありますが、今のところ元気にすくすく育ってくれています。今までは全くといっていいほど、土仕事をした事がなかったので、全てが大変・・・だけど楽しい。毎日見に来られないけど、日に日に生長している姿が面白いです。
さて、ここで話は大きく変わりますが、ここ日野町で7月16日(土)にお祭りがあります。日野町根雨地区である「ねう祭り」です。各自治会や有志が、踊りやミュージカル、演奏など様々な演芸を行います。花火大会もあって、夏の風物詩の一つだそうです。私も今回初めて参加する訳ですが、なぜか祭の事務局になってしまい、当日楽しめるかどうか・・・笑今年は他の協力隊が東京からお笑い芸人を呼んで、色々と画策中でもあります。
夏はイベントが盛りだくさんで、一年目のこの夏をおもいっきり楽しんでいきたいと思います。ただ夏バテには皆さん気をつけましょうね。