「いなか」から「都会」へ
2016/12/19
- 執筆者 鈴木陽子
- 所 属一般社団法人 ピースボートセンターいしのまき
普段は「都会」から「いなか」へ人を呼び込むお仕事をしている私ですが、だからこそたまには都会の大海原へ飛び出していかなければいけない時もある!
ということで、私が企画・運営を担当している「イマ、ココ プロジェクト。」では、2ヶ月に1度くらいのペースで関東圏でのオフ会的なイベントを開催しています。その名も「イマココ会」。
「イマ、ココ プロジェクト。」には、これまでの3年半で1300人以上の人が参加してくれています。そして、参加最終日のフィードバックでは、いつも「この一週間で終わりにするのではなく、ここで出来た繋がりや気付きを、何らかの形で次につなげられないか」ということを考えてもらっています。
漁村の魅力を友達や家族に伝える、今度来る時は友達を連れて来るという人もいるし、中には自分達でプロジェクトを立ち上げたり、お世話になった漁師さんが作っている海産物を、自分が通う学校の学食で提供したいと取り組んでいる参加者もいます。
その1300人が参加後も繋がれる場所を作りたい。参加後の取り組みを後押しできる場所を作りたい。そしてそこに、「イマココのことは最近知ったばっかりなんです!」「興味はあるけど参加は迷っていて…」という人たちが混ざってくれたら、もっと面白いんじゃないかな。そんなことを考えて今年の4月に開催した第1回を皮切りに、10月までで計4回「イマココ会」を開いてきました。
今回のいなかマガジンは、10月に開催した第4回の様子をお届けします!
「イマココ会」ではできるだけ、石巻の漁師さんにもスペシャルゲストとして参加してもらっているのですが、10月は漁師さんたちが忙しい季節。特に、牡蠣漁師は生食用の牡蠣の出荷が、毎年10月に解禁になるので大忙しです。ということで、今回は漁師さんではなく「牡蠣」をスペシャルゲストとして連れて行くことにしました!
見てください。たっぷりの牡蠣~~♪♪
この牡蠣は牡鹿半島の福貴浦(ふっきうら)という浜で牡蠣漁師をしている「ともくん」から買ってきました!
はい。この間「嫁に来ないか」で記事にした、イマココ参加者の女の子のハートを射止めたナイスガイです♡
とはいえ、漁師さんが参加しない会はこれが始めて。何人くらいの人が参加してくれるかな……ドキドキしながら当日を迎えましたが、たくさんの方が私に会いに…もとい牡蠣様に会いに、横浜まで足を運んでくれました!
見てくださいこの笑顔。牡蠣様は、みんなを笑顔にしますね!
そしてこの日は、イマココプロジェクトに参加したことがないという人もたくさん来てくれていたので、一週間前までイマココで浜に滞在していた人が自分の一週間の体験を発表してくれました。
会社のお休みを使ってイマココに参加してくれたこの方は、「石巻に家族が出来ました」と話してくれ、事務局の私としてもとっても嬉しかったです(o^^o)
あー漁師さんにもリアルタイムでこの発表を見て欲しかったなぁ。
それからこちらは、イマココ参加後に「漁業の担い手を増やすお手伝いが出来ないだろうか」という想いから、武蔵野大学の学生さん3人で立ち上げた「東北 石巻プロジェクト」の活動中途発表の様子です。
漁業の担い手を増やすというなかなか難しい課題に取り組んでいるので、壁にぶつかることも多いようですが、発表を聞いていた人たちが、意見を出してくれたりと、今後の活動へのヒントや人との繋がりが生まれたのではと思います。
発表後は。以前同じように「漁業の担い手を増やすには」という研究をしたことがある、という方と意見交換で盛り上がっていました。
発表の合間には美味し~い生牡蠣や牡蠣鍋をつつきながら、おしゃべりに花が咲きます。
毎回そうですが、この日も集まった人の半分かそれ以上が、初対面なんです。イマココに参加したことがある人同士なら「どこの浜に行ってたの??」「わかめ?牡蠣?」なんて会話を。参加したことがない人は、体験したことのない漁村での話に興味津々。
知らない人同士なのに、「漁村」というキーワードだけで繋がっていく関係。なんだか面白いですよね。
シメのうどん(牡蠣の出汁たっぷりで美味しかった~~(*´▽`*))でお腹がいっぱいになったところで、みんなで記念撮影をしてこの日は解散!
「イマココ会」の日は、いつもワクワクと同時に、人集まるかな…みんな仲良くなれるかな…と不安も抱えて東京や横浜へ向かうので、この日も参加してくれた人たちの楽しそうな表情や「来てよかった」という言葉を聞くことが出来て嬉しかったです。
次回の開催予定は1月の新年会。この時は漁師さんたちもいつもよりたくさん呼んで、新年会らしく賑やかに行きたいと思いますので、興味のある方はぜひ足をお運びください♪♪
日程や場所は決まり次第、イマココのFacebookページか、メールマガジン(mm-imacoco1-apply@pbi.or.jpまで空メールを!)でお知らせします!
☆もちろん漁村に直接足を運んでくれる方も大歓迎!
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