四万十の生産者と一緒に「旬」を食べ隊 〜四万十ナバナ〜
- 執筆者 村岡明紀
- 所 属かっぱバックパッカーズ
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2018/05/02
かっぱっぱー♪ 皆さんこんにちは。ムラかっぱです。
3月3日(土)ひな祭りの日に、2018年初のイベント「四万十の生産者と一緒に旬を食べ隊 ~四万十ナバナ~」を開催し、全国(神奈川、千葉、岐阜、高知)から20代〜70代のゲストさんが参加してくれました。
畑の真ん中で記念撮影
今回のイベントを企画した経緯ですが、自分と同じ年に千葉県から移住して現在、無農薬で四万十ジャンボ落花生を栽培している島津さん。
四万十ジャンボ落花生
今年の冬は、落花生の「連作障害」を防ぐために植えたという四万十ナバナ。四万十ナバナはお宿がある四万十町十和地区の冬野菜の代表として栽培されています。
寒さや霜に強く「1番花」を摘み取る事により、わき芽から「2番花」、「3番花」と収穫量が多いのが特徴です。また春先には黄色の花を咲かせます。
寒さや霜にも強いナバナ
今年の出荷分&家族で食べる量を差し引いても、大量に余るのでどうにかしたいとの相談を受けて、
「ゲストハウスに泊まりに来る都会のゲストさん達と一緒に、『収穫体験』とか『農家めし』で交流会したら楽しそうじゃない?!」
との提案に「コラボいいね。やろう!」という流れで開催に至りました!
※農家めし…農家さんが普段食べているシンプル料理。
3月3日(土)イベント当日
朝日も拝めて幸先の良いスタート!
朝日とホビートレイン
…のはずが、、、。
イベント開始時間になると急に雲行きが怪しくなりはじめ、雨が降らない事を祈りつつスタート!!
1.参加者はお宿に集合して、汚れてもよい服装に着替えて島津さんの畑へ。
自己紹介タイム
2.自己紹介をしてみんな打ち解けたところで、続いて収穫方法をレクチャー。
収穫方法をレクチャー
3.一通り学んだところで収穫開始。都会ではまず体験できないですよね?! また無農薬栽培なので、採れたてをその場で試食する事もできちゃいます。
収穫する顔はみんな真剣そのもの
4.収穫が一段落したところで、大鍋でしゃぶしゃぶ。 出汁の効いた鍋に、新鮮な採れたてナバナを畑で頂きま〜す!!
無農薬ならではの醍醐味!
5.雨が降り出す前に、無事に収穫終了。
ナバナ畑で記念撮影
6.みんなで持ち帰った新鮮なナバナを使って「レッツ、農家めし!!」
今回のレパートリーはこちら↓
1品目は「菜飯」。
ナバナ+地元米
2品目は「新鮮ナバナの食べ比べ」。
ナバナ+オリーブオイル、ポン酢、山塩
3品目は「ナバナの肉炒め」。
ナバナ+四万十ポーク
4品目は「ナバナの天ぷら」。
ナバナ+山塩
5品目は「四万十ジャンボ落花生」。
塩ゆで+煎り
その他に、「四万十ポークの豚汁」や郷土料理の「原木椎茸のタタキ」などシンプルですが、素材の味が生かされた料理の数々。イベントの日を狙ったかのように咲いた「啓翁桜」を楽しみながらの交流会スタート!!
一足早く春を体験できる食卓
「生産者が消費者の声を直接聞く機会ってなかなかない事なんです。」
との言葉にみんな納得!作り手の想いを噛み締めながら美味しく頂きました。
想いを伝える島津さん
最後に簡単なアンケートを取らせてもらいましたが、うれしい声をたくさん頂きました。
●シンプルなのにすごく豪華に感じました。
●収穫や食べ方を教えてもらい勉強になりました。
●皆さんとの交流がすごく楽しかった。
美味しい料理をみんなで笑いながら一緒に食べる事が最高のスパイスかもしれませんね?!ゲストさん達に高知のおきゃく(宴会)を楽しんでもらえてよかったです。
また、次回はどんな体験をしてみたいですか?との問いには、下記の回答を頂きました。
●四万十の特産に関する事
●観察やアクティビティなど自然を体験できる事
●他の野菜の収穫
●酒蔵見学
今回のイベントを単発で終わらせるのではなく、今後も四季折々で生産者との交流を楽しめる「ココでしか会えない人、風景、食べ物」とコラボして企画していく予定です。今回参加して頂いた皆さん、ありがとうございました。
畑からの帰り道
四万十にはガイドブックには載らない魅力がまだまだたくさんあります。 またイベントが決まり次第、ホームページやfacebookページ等で告知しますので、皆さんもぜひ体験しにお越し下さいっぱ〜!