高知の『穴』場スポット! 天然洞窟『猿田洞』探検記
毎日毎日照りつける太陽。洗濯物を干すだけなのに、マラソンしたのか? ってくらい、だくんだくんに汗を垂らす日々。外に出るだけで熱中症になってしまいそう。もうこんな日は、エアコンの効いた部屋でマンガ読んでアイス食ってゴロゴロすっぞー!・・・
なんて考えてる人は、ちょっと待たれぃ!! せっかくの高知の夏、そんなつまらない過ごし方をしていいのでしょうか? 否ッ! 絶対によくない!! というわけで、この夏、「かつおゲストハウス」がおすすめしているのは、身体は涼しく、心は熱く、アクティビティにホットでワンダーな体験のできるスポット!
そんな都合のいいとこある? あります!!
遠いんでしょ…? 割と近いです!!
そのスポットとは、高知市から車で30分。フルーツトマトやオムライスで有名な日高村にある、天然の洞窟「猿田洞」です。
洞窟内には灯りが一切なく、暗黒に包まれていて、温度も14~15度前後と、めっちゃ涼しい。もはや、ちょっと寒いくらい。そして、今後「仁淀川」や「伊尾木洞」と同じように絶対に有名になると信じている、「穴」場スポットなのです。
では早速。こちらが入り口。スタッフ君とゲストさんと行ってきました(私は3回目の入洞です)。写真ではうまく撮れなかったんですが、冷蔵庫を開けた時みたいな白い冷気が洞窟から、もくもくと溢れ出てきていました。
まず洞窟に入る前に洞窟の目の前に看板をしっかりと読んで、注意事項を厳守しましょう!
洞窟内、ハシゴを登ったり狭い道を潜るように進む道もあります。手持ちのライトではなく、頭につけるヘッドライトを全力でオススメします。
泥や水たまりもあるので汚れてもいい服と靴で行きましょう。軍手もした方がいいでしょう。それから安全のために1人では入ることができません。必ず2人以上で入りましょう。というのを口実に気になるってるアノ子と入洞♪入洞♪
準備運動をして、さっそく入ってみましょう。真夏なのになかなか冷えます。入り口数メートルまでは、外の明かりで辛うじて見えるものの、その先は完全なる闇・・・!
入ってすぐに濡れた金属の足場が… 歩くとカタカタと音がなるし、濡れてて滑るし、ここで滑ってケガをしたら今日という1日が最悪なものになるだろう、という緊張のなか慎重に慎重に進みましょう。
上の見えないそびえ立つハシゴに若干ビビりますが、残念ながらココはまだ序章の序章。言うならばSASUKEファーストステージ。この先まだまだ道のりは長いです! 身体をねじ込むような小さい穴に入ったりちょっと広い空間に出たり、アドベンチャーが連続します。
すると一旦ゴールが見えます。ここで上に延びるハシゴを登ればそのまま外の世界で出ることができます。ちなみにここまでで約20分。
「おいおいまだまだ遊び足りねぇぜ!! 」っていう冒険野郎には、この先から「危険健脚コース」があります。
“危険”健脚コース・・・!! もう危険って言葉に胸の高鳴りが収まらないですねぇ。
さぁっ、ここから先に進むには、それなりの覚悟が必要です! この先は、ここまでの道よりずっと長いです
覚悟のない者は、ハシゴを登れ――――ッッ!!!
危険健脚コースのファーストインプレッションは、最初の道のりよりも人の通りが少ないのでしょうか、コースに入ったあたりから泥のぬめりが増してるような気がしてきます。そして、なにか黒いモノが散乱しています・・・
なんぞや? 石? 砂? いいえ、うんちです。そう、ここは天然の洞窟。もちろん野生の動物も住んでいます。
洞窟といえばコウモリ。ここから先からコウモリの糞がそこらに散乱しています。
汗をかいた夏場の運動部のユニフォームみたいな香りもします。臭いはあきらめて小さなトンネルを潜っていきましょう。大きい水たまりにもなっています。楽に進みたい場合は、長靴で行くといいでしょう。
そしてトンネルを抜けると一気に開けた空間にでます。狭かった洞窟のなかで一番身体を伸ばせる空間でしょうか。ここにいるコウモリたちもすっごく元気。休憩してるとバサバサ羽ばたく音を立てながら、めっちゃ激突してきます。なんて活きのいいコウモリだこと…
そして、いまにも外れそうなハシゴを登り、ヌメヌメの岩を上がっていき、糞の散乱するトンネルの再来に歓喜していると、大きな足場がでてきます。
この足場なぜか落ちる方に大きく傾いています。もちろん足場の上は滑ります。多分、「危険健脚コース」の“危険”は、ここの事を言ってると思います。最後の勇気を振り絞って、男気見せてやりましょう!
無事に渡りきって少し進むと少し明るくなってきます。
ついに外の光が見えてきました。長かった暗闇、洞窟とのお別れも近いです・・・
ハシゴ長げぇー!最後の最後でハシゴが長い!ここで思い出す「危険“健脚”コース」ここで健脚かー!泣きながら登ってください・・・
洞窟から出ると少し目が痛いですが、慣れてくると眺めのいい景色が広がっています。
ちょっとしたご褒美? 計約60分の旅でした。
さて、どうでしょう。暑い夏、クーラーの効いた快適空間でゆっくりのんびりするのもいいでしょう。刺激が足りない!ワクワクドキドキしたい!そんな冒険者たちには、ぜひとも「猿田洞」おすすめでございます。
ちなみに洞窟探検の後、お腹が空いたら、「畑山ガーデン」で食事なんてどうでしょう? 野菜ソムリエが作る地元野菜たっぷりの焼き立て絶品ピザがいただけます。
洞窟で心を満たした後は、おいしいランチでお腹も満たせばこの夏、最高の想い出になることでしょう!!!!
猿田洞
■住所/高知県高岡郡日高村沖名
■tel/0889-24-5115(日高村教育委員会)
■HP/https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=736(よさこいネット)
■営業時間/8時30分~16時くらい(17時くらいまでに洞窟から出れるように)
■定休日/基本なし(役場が休みになった場合は休み)
畑山ガーデン
■住所/〒781-2128 高知県吾川郡いの町波川98
■tel/ 088-893-4848
■HP/http://www.tosa-niyodogawa.com/sommelier.html
■営業時間/10時30分~15時30分
■定休日/月曜日