生きることは食べること!~美味しい料理作って美味しいと言ってもらえる至福
- 執筆者 上田知子
- 所 属ハンター民宿 BA-BAR
2020/08/03
こんにちは!鳥取のハンター民宿BA-BARの上田知子(旧姓:梅野)です!このご時世なのもあり、ただいま休業中です。
私にとって、「生きることは食べること!」(笑)といっても過言ではないくらい、「食べることは生きること」という言葉には激しく同意できます。
その「生きる」ために「食べる」ものを自分で作って我ながら美味しくできた時、そして食べた人が「美味しい!」と言ってくれた時は本当に至福の時です!
しかーし!この私、料理がめちゃくちゃ苦手なんです・・・段取りとか、材料の分量の組み合わせとか、味付けとかとか。
●段取り劇悪いので一品一品とっても時間がかかる。そして手早くやろうとすると、物を壊したり、自分がケガしたりする
●レシピを見る時、「適量」というのが一番困る!
●味見をして味を決められる料理じゃないと料理するの難しい。すなわち、炊き込みご飯とか煮魚など、味見をして作らない一発勝負の料理には手を出せない。
そんな感じです。。
そんな私がなぜ女将になった?!という感じですが、楽しい場をつくりたいことで頭がいっぱいで「料理は何とかできるだろう。」と思って開業したという感じだったのですが、開業してやはりひっかかったことのひとつが、自分の料理の苦手さ。何とかできるというのも簡単ではなかった・・・。そんな私はとにかく、
●ジビエ料理体験の際には、レシピメモを壁にはる。
●味見する時には、お客さんと一緒に味見をし、お客さんのお好みに応じた味に決める。
ということをしてきました。
平成24年秋に開業して早7年半。長い年月をかけて料理苦手な私なりに積み重ねてきたことが家庭でもぼちぼち活かせている気がします。最近作ったもので我ながら心に残っているものを自己満足っぽく紹介します(笑)
ハンバーグ!!! ミンチ肉に、パン粉、牛乳、卵、みじん切りして炒めて冷ました玉ねぎ、塩、コショウ、お好みのスパイス(今回はオールスパイス&クミン)を入れて、ひたすらこねこね。とーにかくこねこね!
そして、両手でキャッチボールするように空気を抜きながら丸め、フライパンで焼く!焼くときは真ん中を指で少しおさえてくぼませる。
両面に焼き色がつくまでジュ~!!と焼いて肉汁を閉じ込め、ワイン(料理酒でもOK)を入れて、蓋をして弱火で5分くらい蒸し焼きして肉の内部に火を通す。
そして、肉を押して、出てくる肉汁が赤くなければちゃんと焼けた目安。(とくにジビエの場合は必ずそれをチェックするように!)
そして、ハンバーグ達を皿に引き上げた後に、フライパンに残った肉汁に、ケチャップ+ウスターソースを同比率で入れ、あればワインも少し入れて、グツグツ煮れば美味しいソースのできあがり!ハンバーグは途中で味見をできない一発勝負のものですが、ソースがあるからお好みで調整すれば大丈夫!
この、肉汁がしっかり閉じ込められたハンバーグを食べ、その旨味とほのかに感じるスパイスの香りとともに味わうのが最高なんです!!ハンバーグ作った日の夜は、ずっと自分で、「ハンバーグ美味しかった~」と家でつぶやいて余韻に浸るちょっと怪しい人になっていました(笑)
民宿のジビエ料理体験では、イノシシミンチを作る行程からお客さんと一緒にやり、ハンバーグ美味しい!!!と一緒に食べるのが楽しいんです!
そして、次に紹介するのは、
すき焼き風炒め!!!(↑は牛肉使用) よく熱した中華鍋(これ、炒め煮作るときすっごく便利なんです!)に油を引いて、千切りした玉ねぎを炒めて、油がなじんだら肉を入れて炒める。肉の色が変わったら食べやすい大きさに切ったお好みの野菜を入れて炒め合わせ、酒+みりん入れて蓋をして煮る。
そして、野菜に火が通ったら、すき焼きのタレで味付け。肉の脂とすき焼き風の味付けの相性はバツグンなのでご飯がどんどん進む!ご飯につゆごとかけて、すき焼き丼にしても美味しい♡♡子どもたちに大好評で嬉しかったです!
民宿での冬の体験メニューとしては、よくイノシシのすき焼き風鍋をよくやっていたので、その感覚を活かしながら作りました!
料理が苦手ながらも長年、ジビエ料理体験をやり作り続けてきた甲斐があった瞬間でした!
まだまだ料理はとても上手とはいえませんが、美味しい料理を作って「美味しい!」と言ってもらえる至福の瞬間を味わえるのも、民宿の活動を支えてくださっている方々や家族のお助けがあるおかげで本当に感謝です!!
これからも、「生きることは食べること!」の楽しみを味わって生きます!