パイプウェブ編集部に聞いてみた!vol.3〜 いなかに住んだことでできるようになったこと。
- 執筆者 小川知香
- 所 属一般社団法人いなかパイプ
2021/05/05
こんにちは。パイプウェブ編集部の小川です。
パイプウェブ編集部とは、全国(と現在はニュージーランドからも!)のいなかに住むライターさんの集まりで、それぞれのいなかでの暮らしの中のネタを「いなかマガジン」として投稿してくれています。また、編集部では月に一度、オンラインで編集部会議という名の雑談のようなこともしています。
そんな編集部メンバーとオンラインでも話していると、みんな、あちこちの「いなか」で、面白いこと、大変なこと、チャレンジ、色んなことをされているなあと感じます。
そんな「いなか」で強く、たくましく、のびのび、なんとなく、色んな形で暮らしている編集部のメンバーの中身をもう少し「いなかパイプ」側からも掘り下げてみよう!という企画の第3弾です。
ちなみに第1回、第2回の記事はこちらです。
パイプウェブ編集部に聞いてみた!vol.1 〜コロナ禍でのいなか生活はどんな?
パイプウェブ編集部に聞いてみた!vol.2〜都会に住みたくなったりしませんか!?
パイプウェブ編集部に聞いてみた!
Q.いなかに暮らすようになったことで、できるようになったことって何ですか?
ビルもない、店も少ない、街にあるものが「ない」いなかですが(もちろん地域によります)、そんな色んなものがない「いなか」だからこそできること、できるようになったスキルなどが実はみんなあったりします。
というか、実はいなかの人は当たり前のようにやっていることが、価値のあることだったり特別なスキルだったりすることなのかもしれません。例えば、季節の自然の恵みを採ってきて、美味しく調理するのも、田舎だからこそのスキルだったり価値だったりします。
いなかドアで体験した畑仕事。いなかと言えば畑。
今回は、そんな、「いなかだからこそできるようになったこと」を各地のいなかに住む編集部の皆さんに聞いてみました。編集部には、色んないなかに住む人たちがいるので、地域ならではの回答なども聞けるかもしれません。
A.パイプウェブ編集部の回答はこちら!
池田なつ記さん 地元在住です。子供時代には経験が無くUターン以降できるようになったこと・・・「除雪機の操作」と「屋根の雪下ろし」ですね!
特に雪下ろしは体力仕事なので男手が足りてさえいれば普通は女性や子供は別の仕事を担うことが多いです(スコップで自動車の掘り出しなど)。しかし男手が足りない我が家は私がマスターするほかなく、今冬はついにソロデビューを果たしました。
原則独りでの雪下ろしは厳禁なのですが、今冬の降雪積雪は家が潰れそうな勢いだったため、やむを得ず、同居の親に「落下して死んでないか30分に1回見に来て」と頼んで挑みました。
結果オーライ、無事生還して春を迎えております(笑)。
でも除雪機の操作については体力の無い女性こそマスターした方が良いと思うんですよね(多くのご家庭では男性の役割)。私はこれはホントに覚えて良かった~と今までに何度も実感しています。
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雪下ろしのおやつ&水分補給、みかん(この世でいちばん美味しいみかん)←新潟では栽培できないので、愛媛でしょうか和歌山でしょうか。みかん農家さん、ありがとうございます。
つじりゅういちさん 田舎暮らしかどうか微妙なのですが、今はオフィスが江田島にありますので、フェリーで通勤しています。港を眺めながらお昼ご飯が食べられます。そのうちできることが増えるかもですね。 |
高濱望さん できるようになったことはいっぱいありますが、とりあえず草刈りでしょうか! 草刈りができれば怖いものなしです。 |
ホディー愛さん 裸足で歩けるようになったこと。 |
ということで、今回は4名の方が回答してくれました。ありがとうございました!
「いなか」と言えば、虫や草刈り、除雪などの「スキル」という面で「できるようになったこと」がありました。確かに、いなかは軽トラも多いから、必然的にみんなミッションが運転できたりとか。必要に迫られてできるようになってしまったこともたくさんあります。
そして、海をみながら弁当を食べる、とか、サイクリングとか、自然がすぐ近くにある環境だから「体験できること」もいなかならではです。私自身も、パドリングが趣味ですが、いなかパイプの仕事の合間にダム湖や川へ漕ぎに行くこともあります。
いずれにしても、意外といなかに住んでいる人たちは気づかなくらい当たり前にできることが、
「いなかに住んでいるからこそできること」
だったりするのかも知れません。
ちなみに、私はいなかに暮らしているとパン屋がない!ということで、ベーグルをよく焼いていました。冷凍庫には常にストックのベーグルがある位の頻度で。ベーグルはバターも生クリームもいらないし、発酵もそれほど時間をとらなくて大丈夫なので、さっと家で作りやすく、遠くの街のパン屋に行くより早く出来ちゃったりします。
ということで、今回は「いなかに住んでいてできるようになったこと」について聞いてみました!
いなかには、「ない」ものもたくさんありますが、だからこそ「できること」もたくさんあります。そして、いなかパイプでは、お試しでいなかで過ごしてみたい方向けの「いなかドア」という、四万十に2週間滞在型のプログラムがあり、現在5月の受け入れを募集しています。
5月は緑も生き生きする季節で、外で過ごすにもとーってもいい季節です。興味のある方はぜひお問い合わせからでも結構ですので、ドアをノックしてみてください。
●いなかドアMayの募集はこちら。