日曜市で一番美味しい「たくあん」

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執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2021/07/30

 高知市で毎週日曜日に開催されている「日曜市」。

 長きに渡り高知県民の台所を彩ってきたマーケットですが、その歴史は、元禄3(1690)年の江戸期に遡るそうで、高知城下という好ポジションに、約400店もの露店が1.3kmにズラズラーーーッと立ち並び続ける様は圧巻です! 

 

高知の日曜市

 

 しかもこんな大規模イベントを、メインストリートの片側道路を封鎖して、毎週開催しているわけですから、そんなことがまがりとおるマーケットも、このご時世、日曜市だけではないかと想像してしまいます。

 道路を封鎖してイベントを開催するって、よさこい祭りや阿波踊りなどの歴史的に継続されている祭りを別にして、警察の許可がなかなか下りず難しいんですね~それを毎週開催してるって、本当に貴重です。

 

 日曜市の売り子さんは年配の方が多く、この日ばかりは山から降りてきて、自分が育てた野菜や加工品を腰を曲げながら販売しています。でも近くのテントの人とおしゃべりに夢中で、売り場にいないこともしばしば。

 この儲ける姿勢が感じられないところも、日曜市と高知県民の魅力でしょう。

 

 そうそう、日曜市といえば、お揃いの竹製テントも見逃してはいけません! 

 若い人が販売している店舗のテントはタープだったりするんですが、昔から出店しているお店のものは、竹製の年代物で、どうやって組み立てているのか気になって仕方がありません。竹がない店舗は物干し竿なんかで代用していました。このテント欲しい・・・

 

日曜市の様子

 

日曜市竹のテント

 そんなユニークな日曜市ですが、数ある店舗の中で私が足繫く通う「たくあん」のお店を初公開しちゃいます! 

 本当は教えたくないんだけどね~という思いもありますが、このたくあんの味も世代交代していくとのことなので、今のうちにご紹介!

 

日曜市たくあんのお店

 

1ツ100円のたくあん
店舗ナンバー410番の弘田さんのお店。

 

 「一ツ100円」のポップに、たくあんが無造作にゴロゴロ置かれているのが目印です(笑)

 大根は日当たり良好の針木浄水場の上で、大根の色が白くなるまでしっかり干しあげるそうです。味の素などはもちろん入れず、自作の米ぬかにナスを入れたりと調合は独自のスタイル。綺麗な黄色はウコンの印!

 最近は息子さんが味付けするそうで、減塩気味とのこと。

 

たくあん干し

 

 私が買った7月25日には、1月に漬けたものをいただき、なかなか塩分高めでした。

 インドのアチャールを思わすエスニックな味で、独特の癖があります。カバンに入れて帰ったらら、カバンの繊維隅々まで臭くなるほどの強烈さです。

 私は、この癖になるスパイシーさがとっても好きで、千切りにして、お茶漬けにのせたり、カレーの添え物にしたり、サラダに入れてみたりと、色々なシーンで楽しんでいます。
 ぜひ皆さんも、まずは試しに購入してみてください♪なんてったって、一ツ100円!

 

 ただ、購入する時々で味が変化するようですし、たくあんは好みがあります。塩分控えめが良い人は合わないかも~お口に合わなかったらゴメンナサイ(TT)

 今週の日曜もまた買いにいってきま~す♪

 

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