なぜ子どもに自然体験が必要なのか?(その2)
- 執筆者 佐々倉愛
- 所 属こいのぼりHOUSE
2022/03/07
こんにちは!こいのぼりHOUSEの佐々倉愛です。
冬は2月が一番寒いんじゃないかなと毎年思いますが、今、春前の最後の寒波(と思いたい)で四万十では雪が降っています。ここから段々と暖かい日が増えていくのが楽しみですね〜。
さて、なぜ子どもに自然体験が必要なのか?続きです。
冬は寒かったり暗くなるのが早かったりと家の中で過ごすことが多いです。そうなるとテレビやタブレットで映像漬けになったり、オモチャで遊ぶことも多々。そうなると段々「頭使ってないな〜」と思うようになってきました。
なにかといえば
「お母さん、あれは?」
「お母さん、これどうしたらいいが?」
ととりあえず聞いてくる。
聞けることはいいことだけど、自分でどうにかしよう思うことや工夫してやってみようと思うことがなくなって、ただただ与えられる情報を受け入れるだけ、のようになっている気がします。
でも自然の中で遊んでいるとみなさんもピンと来ると思うのですが、自然って一時として同じ状態であることがないので、自分の都合のいいようにはいかないですよね。水も土も虫も、思うように扱えず、相手に怒っても意味がない。その動き方を見て自分が合わせて(工夫して)扱ったり創ったりするしかないですよね。
さらには妥協したり諦めたり再挑戦したりという、オモチャではできない感情や試行錯誤ができます。それがすごく重要だな、と思うんですよね。
家の中でそれを経験してもらおうとすると即親子喧嘩。親の意向も入りまくり。無理矢理感満載。自然ってありがたいなぁ〜とほんと思います。
野菜や実を上手に採る工夫、道具の使い方を考えたり。
これはルーペで火をつけられないかを試しているところ。
いろんな葉を試しにお茶にしてみて美味しさを知ったり。(危険かどうかは事前調査)
虫の扱い方を知ったり。(トンボは羽が濡れると飛べません。上級者は毛虫の毒の有無や刺す種類や理由も知っています。)
どこでも寝られるようになったり。
私は便利なものが大好きで、家電もITも大好きだったので、子どもたちと一緒に自然の中で遊び始めたばかりの頃はすごくストレスがありました。
子どもにとって良いのはわかってるけど、自分は楽しくない、子どもに付き合っている、やったことあることを何度もやったり先が見えているものをやるなんてつまらない、と思っていました。
でも子どもを介さずに、よくよくみてみると案外知らないことも多いもんです。(チコちゃんの番組とかその境地ですよね)
大人は大人なりの視点で楽しもうと思えば、新しい疑問が解決できてスッキリしたり、充実感や、達成感を得られる方法はいくつもあります。私もすっかりパソコンに考えることを任せてたなぁとハッとします。
子どもになぜ自然体験が必要なのか?その2の結論は、
「大人でも知らないことも自然の中にはたくさんあるから。大人も本気で遊ぶべし」
ですね。早く春がこないかなぁ♪