地元ガイドが選ぶ四万十川で遊ぶならオススメはココ!(四万十川上流・中流域編)
2022/08/12
- 執筆者 吉尾洋一
- 所 属一般社団法人いなかパイプ
一年中四万十界隈のツアーコーディネートをしたり、子供の頃から遊んだりしてきた地元民が四万十川中流域を中心とした川遊びを紹介します。
ここで紹介しているものは個人的見解です。川遊びはその状況や遊び方に応じて安全防具をご用意することをお勧めします。
川は楽しいけど、危険な場所でもあります。川へ行って事故があった場合の責任は負えませんので、行くときは安全管理をして自己責任で行くようにしてください。
慣れない人は無理せず知っている人と一緒に行動するという選択をしましょう。
初心者・家族連れ向け(ガイド付き)
まずは川に慣れていない人や家族連れの方がガイドをつけて安心して楽しめるアクティビティのご紹介です。
●カヌー館
カヌー館は四万十川中流域にある施設です。四万十市西土佐からの四万十川は緩やかな流れになるので、初心者でも安心して体験できるコースになっています。
体験できるものは、カヤック、ラフティング、カナディアンカヌー、屋形船など多様な体験から選択できますので、小さいお子さんがいても、一人旅のプランでも楽しめると思います。
カヌー館敷地内で宿泊して、2〜3泊滞在しながらそこを拠点にカヌー体験や近隣の四万十の自然を散策するというプランがお勧めです。
・カヌー館HP https://www.canoekan.com/
●フォレストキャニオン
フォレストキャニオンは愛媛県松野町をベースとするツアー企業ですが、四万十中流域でもラフティングやパックラフトというゴムボートのツアーをしています。
場所はシマントシェアオフィスで受付して沈下橋から出発するコースを楽しめます。
四万十川にも慣れたスタッフが対応しているので、拠点場所が違う四万十川でも安心してツアーに参加できます。
・フォレストキャニオンHP http://nametoko.net/
●ナチュラルグルーヴ
ナチュラルグルーブは四万十川で最大の中洲にある三島キャンプ場をベースに活動しているツアー企業です。
ナチュラルグルーヴのコースは四万十川、仁淀川では一番の急流コースで、ラフティングや水が少ない日はサップのツアーも出来ます。リバーサップは本格的なレベルを教えてもらえるそうです。
ナチュラルグルーヴのおすすめポイントは、一組だけのオーダーメイドでツアーを組めるところ。要望を聞きながらそのグループにあった場所選びからごはんや宿の提案もしてくれるそうです。例えば犬と一緒に川下りなども出来るそうです。
・ナチュラルグルーヴHP https://natural-groove.jp/
中級者・一人旅・若者向け
ガイドなしで自分で楽しみたいという方の場所の紹介です。
●黒尊川
四万十川中流域の支流の中で一番の透明度の黒尊川。支流なので川幅も狭く、駐車場や場所が分かりづらいのが難点ですが、一度行けばリピートすること間違いない綺麗な四万十川を体験できます。
四万十川本流との合流地点にある農家レストラン「しゃえんじり」は地元の料理を食べられるバイキングで県外から来た人はぜひ行ってほしいお店。
・しゃえんじり https://satomono.jp/restaurant/39210/10055/
●目黒川
国立公園のある滑床渓谷から四万十川に流れる支流。四万十川中流域の中で綺麗な支流の一つです。川幅は狭く駐車場はなかなかないですが、四万十川本流から行きやすいのは支流と本流の合流地点。
川の上にあるいわき食堂は地元の料理を食べられる食堂もあるので、そこで四万十のご飯を食べるというセットで楽しめます。
・いわき食堂 https://yotte.jp/tourism/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E9%A3%9F%E5%A0%82/
●網代キャンプ場
無人で無料の四万十川のキャンプ場。設備はトイレしかありませんが他のキャンプ場より人が少なく、ゆっくりキャンプを楽しみたい人はおすすめです。
河原へ四駆じゃない車で入るとほぼスタックして出られなくなります。自分も何台か助けたことがあるので、車で河原まで行きたい気持ちはわかりますが、助ける人がいないこともありますので、気をつけてください。
・網代キャンプ場の場所はこちら。
●岩間キャンプ場
無人で無料のキャンプ場+沈下橋ビュースポット。岩間の沈下橋は遠景から撮影でき、見栄えもいいので四万十川の中でもよく撮影スポットになる沈下橋。
最近、沈下橋が崩れ落ちて復活した復活の場所でもあります。無人で設備はないですが、トイレはあるので有料キャンプ場よりも静かな滞在ができます。
・岩間キャンプ場の場所はこちら。
上級者、リピーター向け(要注意)
川や四万十川に少し詳しいことを前提に書いていますので、難しそうだなという場合は無理せず地元の人に聞くことやガイドをつけることをお勧めします。
もしガイド見つからない場合はタイミングや条件が合えば、僕がガイドとしてご案内しますのでいなかパイプまで連絡ください。
●四万十川源流点
四万十川に何回もきている人なら、一度は行ってほしいのは源流点。山の奥の奥に行ってここから四万十川が流れているのかと感慨深い体験ができます。
有名な川の源流点なので思ったより行きやすいように山道は整備されています。
・四万十川源流点の場所はこちら。
●沢登り
場所は安全の保証ができないので、敢えてお伝えしませんが、四万十川にはいくつか沢登りできる場所があります。
靴は、水陸両用のフィッシング足袋がお勧めです。苔で滑りやすく、所々水深が深い場所があるので、ライフジャケットは必要です。ヘルメットや手袋もあると安心です。
●野草山菜採り
四万十川は生態系が豊かです。その豊かさを感じられる経験をするのも四万十の楽しみ方の一つ。これは地元の人の協力なくてはなかなか場所がわからなかったり、場所の所有者の許可などが必要だったりすることもありますが、体験できる人はぜひ体験してみてください。
四万十の人達は今でも山菜や野草を採ることや狩猟をする暮らしを続けています。
採らなくてもいいから、手っ取り早く食べたいという人は地元のおばちゃんたちが作っているお店に行くのがお勧めです。
四万十川中流域であれば、おかみさん市は是非立ち寄るべき場所。地域のおばちゃんたちが交代制で朝4時から働いている四万十の今と触れられるお店。
・おかみさん市 https://www.facebook.com/towa.okamisan/
●湧水コーヒー
四万十川をドライブしていると、所々山からの水を汲める場所があります。そこで汲んだお水で飲むコーヒーは絶品です。
コーヒーじゃなくてもいいですが。都会でカルキに慣れた人ではあまりわからないかもしれないですが、逆にこちらの水に慣れると、都会の水は飲めなくなる生きた水。ただし、微生物や菌も当然いますので、一回煮沸して飲むことをお勧めします。
風景林は水も汲めて、コーヒーを飲むには最高の場所です。
以上が、今回の四万十川で遊ぶおすすめスポットでした。