店主募集中!【高知・四万十】四万十川が見えるシェアカフェ「パイプカフェ」店主になりませんか?
- 執筆者 児嶋佑香
- 所 属一般社団法人いなかパイプ
2022/08/24
四万十川が見えるシェアカフェの店主を募集します!!
いなかパイプでは、高知県四万十町にある旧・広井小学校を利用して、地域の方も地域外の方も気軽に利用できる共有のカフェとオフィスを運営しています。
カフェスペースは「パイプカフェ」と名付け、複数の人が日替わりで店主をするシェアカフェスタイルで、四万十川のすぐ近くにあるので、店内からは川を眺めることができます。
現在このカフェで新たな店主となってくれる方を募集しています。
このパイプカフェには、現在4名の店主がおり、それぞれの個性を活かしたカフェを運営しています。
カレーをつくる人、植物性の食材のみを使用した料理をだす人、エスニック料理やうどんなどの色々な料理をだす人、野菜やお肉などを1つのお皿にのせたワンプレートランチをだす人など、みなさん作る料理も様々です。
「カフェでだしてみたい料理はあるけれど、場所がない」
「カフェを始めたいけれど、初期費用がだせない」
そんな方も気軽にカフェを始めることができます。
カフェの雰囲気
現在カフェに来ているのは地元のお客さんが多いですが、SNSを見て来る人、外にだしているのぼりを見て来る人などもいます。
店主によって来るお客さんが違うので、雰囲気も変わるのですが、どの店主も親しみやすい雰囲気をだしているなあと感じます。
初めて会ったお客さん同士が意気投合していることもあります。
いなかパイプ社員になって店主をやる方法とスペースを借りて店主をやる方法
パイプカフェの店主になる場合、いなかパイプ社員になって週5日程度働く方法と、いなかパイプ社員にならず一事業主としてカフェスペースを借りてカフェをやる2つの方法があります。
現在は1名がいなかパイプ社員として店主をやっており、その他3名が個人事業主としてカフェを経営しています。
①いなかパイプ社員になって店主をやる方法
いなかパイプ社員になってカフェをやる場合は、利用者であるカフェ店主のスケジュール調整をしたり、施設全体の企画運営をしたりという仕事もやっていただきます。詳しくは、いなかパイプの募集要項はこちらをご覧ください。
いなかパイプ社員として働いているえりさんにお話を伺いました。
「いなかインターンシップに参加したときに、『大自然の中でカフェをやりたい』と言ったら、『いなかパイプでできるよ』と言われ、カフェをやることになりました。」
いなかパイプ社員になる場合は、その前に必ず29泊30日間のいなかインターンシップに参加してもらいます。
「この仕事のやりがいは料理を通して自分が大切にしていることを表現できることです。『私は何を大切にしているんだっけ?』と何度も自分に聞いて、今のワンプレートランチが出来上がりました。」
えりさんは約1年前にカフェを始め、最初は自家製パンを使ったチキンサンドやパスタを作ったり、今は1皿にたくさんの野菜が入った日替わりのワンプレートランチを提供しています。
「私が料理をだす上で大切にしていることは、地産地消の旬のもの、いなかパイプの仲間たちがつくった安心・安全な野菜をだすことです。
調理する際も、調味料でごまかすのではなく、なるべく素材の味が引き立つ、身体に優しい味つけにしています。
カフェでの人との出会いも楽しいです。わざわざ遠いところから来てくれる人もいるし、地元の人は『疲れたからコーヒー1杯飲みにきたよー』とか『ちょっと顔を見に来た』と言って気軽に来てくれます。」
えりさんは、9月でこのカフェを卒業し、神奈川のカフェレストランで働くことになりました。
最後にどんな人に向いてそうかと聞いてみたところ、「人と交流するのが好きな人」と答えてくれました。
えりさんはいつも笑顔で優しくお客さんに接していて、来るお客さんはたくさん話して満足して帰っていくのが印象的です。
いなかパイプの宿舎でスイカを切るえりさん
②スペースを借りて店主をやる方法
「カフェだけをやりたい」「週5日もカフェに入れない」という方には、カフェスペースを借りていただき、利用料を払って店主をやることをオススメします。
パイプカフェの利用料
利用料を払ってカフェをやる場合、2つの料金体系があります。
●月7,000円を支払って毎週オープンのカフェをやる
●1日2,000円を支払って月何回かイベントカフェをやる
たくさんカフェ営業をやりたいという方は、月7,000円さえ払えば、自分がやりたい曜日にカフェをオープンできます。(他の店主と日程が被らないように調整するので、カフェをやりたい日にできない場合もあります。)
たまにしか入りたくない人方、1日2,000円払えばイベントカフェのように利用できます。
カフェに入る人があまりいなくて定休日ばかりになっては悲しいので、たくさん入ってくれる店主がいるといなかパイプとしてはありがたいです。
2018年からここでカフェをしてくれているぴーちゃんにお話を伺いました。
「ずっと前からカフェをやりたいと思っていたのですが、高知県に来る前はお店を構えるためには莫大な資金がいると思っていました。でも高知に来てからお家カフェ的にやっている人もいて、カフェに対するハードルが低くなりました。」
兵庫県淡路島出身のぴーちゃんは、いなかインターンシップがきっかけで四万十町と関わりができ、その後大阪でしばらく働いた後、四万十町に住み始めました。
2015年から別のカフェで1日カフェをやるようになり、そのお店が移転したのをきっかけに2018年からパイプカフェでカレーやケーキ、紅茶などをだしています。
最初は月に1回だったのが、徐々に増えていき、今後は週に3回ほど入る予定です。
「カフェをやっていて特に楽しいことは、紅茶とケーキを一緒にだすことです。特に紅茶は、私が大学生のときに出会ってファンになった、めちゃくちゃ美味しい紅茶なので、色々な人に飲んでもらいたいです。」
ぴーちゃんは、カレーやケーキを自分で作るだけではなく、メニュー表やカフェの看板まで自作しています。
「大変なところは全部自分でやらないといけないことです。カフェをする日以外も事前に買い出しに行ったり、宣伝したり、お菓子の試作をしたりとか。あとどれくらい作るのかを考えるのとか後片付けもけっこう大変です。
カフェをやる上で大切にしていることは、身体にも心にも優しいものをだすことです。
カフェに来てくれる人は疲れていたり、悩んでいたりする人もいるので、ここに来てくれたことで、ちょっとでもリフレッシュしてもらいたいと思っています。
自分のもうひとつの居場所みたいになってくれたらいいですね。
いきなりお店を持って一からというのはすごく大変ですが、ここでは気軽にチャレンジできるところがいいと思います。
やる前は勇気がいると思いますが、ちょっと勇気を持ったらできるので、ぜひやってみてほしいと思います。」
手作りのブルーベリーのレアチーズケーキ
自分らしいカフェ運営を!
カフェは必ずしも料理を提供する場として使わなければならないわけではなく、イベントを開催することもできます。
例えばこれまでコミュニケーションのイベントをやる人がいたり、カフェの店主みんなで「スイーツ祭り」というイベントを開催したりしたこともありました。
カフェを始めるのはハードルが高いと思っているかもしれませんが、ここなら膨大な初期投資は必要ありません。
試しに月に1回、それができたら週に1回、それができたら週3回と少しずつ頻度を増やすことも可能です。
「いつかはカフェをやりたい」そう思っている人は今やってみませんか?この記事だけではわからないことも多いと思いますので、お気軽にご連絡ください。
【お問い合わせ】
いなかパイプ
Eメール: https://inaka-pipe.net/contact/
TEL&FAX: 0880-28-5594
高知県高岡郡四万十町広瀬583-13