十和と宇和の物々交換
2013/07/08
- 執筆者 渡邉真弓
- 所 属株式会社四万十ドラマ
「まあ、あがっちょけや~」 と声をかけて頂き、いそいそ上がると
「さ、パック詰めるのやるで」 と言われるほどにお客扱いされなくなってきました。
しかしそれが嬉しかったり。
こんにちは、わたなべです。
ししとうが採れはじましたね~
夏と言えば暑い!辛い!
夏生まれなこともありますが
一年で一番待ち望んでいた季節が来ました…!(※過去ブログ参照のこと笑)
とは言えまだ六月なので
四万十、しっとり雨に降られてもいます。
(※事務局より:6月に頂いた原稿のため、表記が6月になっていますが、そのまま掲載させて頂いています。以降についても同様に手を加えずに掲載しています。)
川に沿って霧ができる風景も時々お目にかかります。
最近は自転車通勤しておりますが
雨が降った後は山がなんかすごいです…
水を得た植物のエネルギーが体感できる通勤、気にいっております。
ちなみに自転車通勤のおかげで
朝の髪が風を感じるセットになるのですが
そこも御愛嬌で。
そもそも、
毛穴から何本はえているのですか!?
ってくらい剛毛&大量の髪で、いじる気すら起きない。
どこの店の美容師さんにカットされても
笑顔で「軽くなったでしょう?!人の3倍は髪切りましたね!」
という話をされます。なんと返事してよいか未だにわかりません。
達成感に満ち溢れた彼らの笑顔がまぶしい。
とりあえず美容院の料金制度が
髪を切った量で変動しないことに感謝しています。
梅雨の湿気の話から愚痴になってしまいました…
戻って、
6月といえば池田屋(わたなべの実家)では酒粕詰めがスタートします。
蔵の中が酒粕の香りにつつまれはじめ、
しっとりとした寒さ、ほの暗さが相まって怖いような
それでいて落ち着く空間に変わります。
もちろんこの時期も蔵でライブがあったりとイベントも。
(※詳しくはこちらで: https://www.facebook.com/uwaikedaya )
こうしたおり酒もありますが、そこからできた
酒粕も無駄にしないのが昔の人の知恵ですね。
代表的なのはお漬物
今年は十和のおかみさん達が酒粕を購入してくれました。
そのつながりから池田屋にシイタケをくれたり、と
こうしたぶつぶつ交換が十和と宇和でゆっくり行われています。
もらったシイタケは出汁になったり、焼いたりと
池田屋にいらっしゃるお客様へ料理としてふるまえわれることでしょう。
こうして天気が良いと裏庭でも楽しめる空間となります。
季節と似て、人から人に繋がっていくのが解るって
田舎にとっての自慢だよな~
としみじみ感じております。
私の切った髪も何か循環させられないか、そんなことを考えて
今回はこれにてお開き!