【大川村集落活動センター結いの里】大川村インターンリレー便り・その4 ~ここでしか感じることのできない体験~

2018/02/14

大川村
 

大川村インターンリレー便り ~ここでしか感じることのできない体験~

話し合い、意見を出し合って行き着いてからの出発 ~その4 もえちゃんの巻~
 
 まだまだ続く大川村インターン!まずゆーま君が帰り、次はアヤちゃん、そしてマリちゃんにとって3人で始まったインターンが遂に1人になりました。
 皆でワイワイ言いながら行うインターンシップも楽しいのすが、一人でしっかり向き合って挑戦するのもやりがいがあります。より自分と向き合える時間を過ごせますが、やはり寂しさは感じます。
 
 そんな状況で、なんと4人目のインターンもえちゃんが登場しました!彼女は、ゆーまくんより1日短い19日のインターン期間。マリちゃんがいる間に来て、先に修了しますが、マリちゃんにとってとても影響を与えた人物でした。
 

モエちゃん
食堂のお手伝い中のモエちゃん♪
 

 4期生のもえちゃんは、夏休みが終わってから後悔したくない!と青春18切符で四国を放浪。そこでかっぱバックパッカーズインターン関くんと出会いインターンシップを初めて知り、また高知の自然や食のユタカサに触れ、とても気に入ったみたいです。
 
 そして出会ったのが「大川村」。栄養士を目指している彼女にとって、受入先は学びの場であり、田舎で働けるかを体験できるインターンシップでした。
 ですが何より食べることが大好き!村の人と仲良くなりたい!という熱い想いで参加しました。
 

調理場
調理場の風景
 

 彼女の活動期間は、実質17日と短めです。受入先の平賀さんと話し合って「村外と村内の両方のニーズを満たす企画」を考えることになりました。
 受入先の考えと研修生らの考えを伝え合うなかで、新商品の開発を担当することに決定。

「話し合って、意見を出し合って行き着いた企画なので、ちゃんと気持ちを入れて頑張りたい」

という意気込みのモエちゃん。
 
 試作に失敗を重ねて、出来上がったのが「ダムカレー!」
 

ダムカレー
大川村の手づくり村章付き♪
 

マリちゃん作のメニュー
マリちゃん作のメニュー。モエちゃんの似顔絵も♪
 

 この経験でたくさんの成長や学びをえたのは勿論ですが、それよりも彼女に大変大きな影響を与えたのは「大川村の人々」。
 そのエピソードを2つ紹介しましょう。
 
 翌月の給食で使う予定の野菜について、誰が何を担当するか話し合う会があります。
 主席者は、野菜を提供している農家さん6名、給食センターを担っている結いの里4名。ここで出た野菜を使って給食献立を考案します。
 野菜の美味しい食べ方や豆知識など、いろんな情報が飛び交うので管理栄養士を目指す彼女にとって本当に勉強になりましたが、それだけではなかったようです。
 
「給食の地産地消の活動は、”頼まれたから仕方ない、やってあげようか”というくらいの気持ちでやられている農家さんがほとんどなのかなと正直思っていました。ですが給食の野菜について農家さんから意見が出たり、それについて他の農家さんも活発に意見交換をする様子があって、みんな本当に自分ごととして思いを持ってやられているのだなと感じ、衝撃を受けました。」
「ある程度決められた今ある範囲の中で、いかに豊かに幸せに暮そうかという生活はすごくすごくみなさん上手だなと感じていたのですが、それだけでなく、受け身にならずに”今よりもっと”という積極的な姿勢をひとりひとりが持たれていることに感動しました。」
(モエちゃん)
 

カラオケ大会
 

 また集落の集会所で月に2回開かれているカラオケ大会に参加した時。
 
「集落に住民以外にもたくさんの人が集まっていて、初めましての方が多くて、初めは少し緊張していたのですが、皆さんの温かさに触れて、だんだんと心がほぐれて、恥ずかしいから絶対歌わないと決めていたにも関わらず、そんな私でも歌えるくらいに楽にいられる空間がありました。」
「楽にいられる空間であるけれど、決してダラけたり自由奔放過ぎずに、皆さんひとりひとりが、その場に集まったひとりひとりを気遣える心地よい感覚でした。 村の皆さんにほんとに可愛がっていただきました。あの空気感を感じられてまた大川村が好きになりました。」
(モエちゃん)
 
 最後に彼女のこれからと魅力が伝わるエピソードを1つ。
 村民に、「大川村はどう?なんちゃあないよ(何も無いよ)田舎でしょ?」と聞かれ、「田舎というよりも山、峠の中に村があるという感じ。田舎とはまた違う感覚です。」と答えたそうです。
 その時のことをこう感じていたそうです。
 
「時間が迫っていたのと、瞬間で上手く伝わるような言葉が出て来なそうだったので言えなかったのですが、本当は『けど、山登りの途中地点で休憩でもしてるかのような景色の中での生活はここ大川村にしかなくて、それが私は好きです!』って伝えたかった。『田舎というよりも山、峠の中に村があるという感じ。田舎とはまた違う感覚です。』だけでは、大川村の環境に驚いてるということしか伝わらない。」
「本当は”それがまた良い!”ってことも伝えたかったのに(むしろ、後者を伝えたかったのに)、、、。って後悔した。伝えられていたら、”何も無いでしょ”と謙遜した言い方だったところを、”けど、この人は好きって思ってくれてるんだなあ~”って喜んでくれたかもしれない。だから、これからは伝えたいって思った時にそのタイミングを逃さないようにしたいと思った。」
(モエちゃん)
 
 遠慮せずに想いを行動に移して、後からやろうではなく「今」やる!と宣言して帰った彼女。
 人生は山あり谷ありだけど、辛い時は「大川村」を思い出してください。全力で走ったインターンシップはあなたの宝です。
 
 いつでも大川に遊びにきーや。大川村の皆さんはあなたを待っていますよ。
 

その一歩から
 

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【関連リンク】

いなかビジネス教えちゃる!インターンシップ

人口400人の村!村民と2年目の村の駅をつなげるプロジェクト ~ダムに囲まれた村の暮らしを体験し、自分の価値観を広げよう~
 

【大川村インターンリレー便り】

その1 「自分の経験を活かしたい!」 ~東京女子アヤちゃんの巻~

その2 1ヶ月じゃない!ちょっと短い20日間インターン ~ゆーま君の巻~

その3 自分がそこで出来る事。どんな些細なことでも関われる ~まりちゃんの巻~
 

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