スプラッシュソーメン!

2012/09/20

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執筆者 真鍋邦大
所 属株式会社459

こんにちはー!またまた小豆島町から真鍋ですよー!

 

島に暮らしていると、季節の移り変わりを本当に体感する事が出来ます。蝉の鳴き声が、見事に鈴虫の鳴き声に変わったりするんですよね。これは久しく味わっていなかった体験で、地元に戻って来た今年は懐かしく昔の記憶を思い出したりしました。

 

さてさて。皆さん、今年の夏はいかがお過ごしでした?私にとっては初めての島の夏!これまでの十数年間、都心ど真ん中のうだる様な暑さの中で生活していましたから、今年はもう遊び倒してやろうかと思っていたのですが、中々そうは問屋が卸さんですね!あれやこれやと駆けずり回っているうちに、あっという間に夏が終わってしまいました!結局、遊びの記憶は限られているのですが、その中でも「これぞ小豆島!」って思い出を今日はご紹介したいと思います。

 

小豆島は島っていうくらいだから皆さん海を想像するでしょう。でもですね、小豆島ってめっちゃ広いんです!同じ瀬戸内海に浮かぶ島で有名な所と言えばアートの島・直島ですね。でもですね、規模が全然違うんです!小豆島は外周100キロ以上あります!車がないと何も出来ないくらいです。だからですね、海岸線を少し離れたらほんまに山なんですよ。どうですか、ほら!まるで山奥でしょう??だから竹害に悩まされるくらい、山には竹がうっそうと茂っているんです!

 

で、この写真を皮切りに今回は何をお伝えしたいかと言うと、この夏、我々が開催して大評判だった大素麺流しの一部始終です!町のイベントでも、企業の企画でもなくて、ただ単純に“素麺流しをしたい!”っていう大人の悪ノリです。“素麺流しをしたい!”ってだけで、島の大人はこんなにも本気で遊ぶってことをお伝えしたいと思います!

 

まず男達は先ほどの景色のある様な裏山に竹を切りにいく所から始めるのです。そして、切って来た竹の節を切り抜く。ここが手間が掛かる作業なんですねぇ。竹を半分に割って、くるりんとくり抜く!子供たちも参加するので、竹の裂き目は綺麗にやすりを掛けるんですね。優しい。。。

 

そして、それを再びダンプに乗せ、会場まで搬入するのです。会場って笑 ただの遊びやで!でも、それくらい本気なんです。許して下さい笑 島にはいい感じの屋内芝生広場あるのでそこを今回の会場としました。勿論、ここまで一日では出来ないですよ。数日掛かっております。

 

さあて、この竹の数々、どう組み立てましょう??実は僕らやった事はないんです。こんな感じやろうなぁというイメージを膨らませて、ここまで準備して来ました。結構な数の竹ですよね。

 

竹を組み合わせるイメージを膨らませている横では、なんと櫓が組み立てられていたんです!おいおい!ただの素麺流しやから!どこまで本気やねん。でも、いいですよね、こういう本気が。段々、文化祭のようになって来ました。この時点で、我々はもう「チーム・スプラッシュソーメン」です!素麺流しの専門部隊が誕生しました!

 

この準備は金曜日に行ったんですが、仕事後みんなが集まって来て、悪戦苦闘ですよ。思ったよりも竹を組むというのは難しくて、最後はナイターまでつけてもらって準備に勤しみました!

 

櫓の上から見るとこれ!いい感じのスロープ!下にいる人と高さを比較してみて下さい。結構、人が小さく見えません?この櫓、実際にかなりしっかりしたもので、高さもありました。

 

本番当日!竹の最終地点から川上を眺めるとながーーい!なんか、先がかすんで見えません?? ここに流れて来ると、どんなスピードで来るかちょっと分かりません。

 

結局、40~50mの長さになりました!何度も言いますが、ただの遊びですから!いやぁ、それにしても壮観。実は、一箇所だけ竹を半分に割っていない箇所をつくり、闇鍋ならぬ闇ソーメン!途中、ちょっと悪ノリして途中ミニトマトやぶどうも流しました笑!

 

いやぁ、こんな感じで本番も大盛況となったようです。ようですというのは実は私、ここまでの作業を手伝って、本番に参加しようとしたら仕事の都合で参加できなかったのです。なんと、残念!!でもでも、この素麺流しに至るまでのプロセスに参加できたのは非常に楽しかったし、何より大人が本気で遊んだらどうなるか?ってのを見せつけられたのが良かったと思います。

 

今回、結成されたチーム・スプラッシュソーメン。必要とあらば、どこでも行きますよー!あなたのそばに素麺流し!オフィスでも、商店街でも、畑の中でも状況次第では参ります!素麺は小豆島の四大産業の一つですから!島を伝える為に、今日もチーム・スプラッシュソーメンは行くのです!!

 

 

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