文旦のエッセンシャルオイル作り

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執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2013/03/28

果樹試験場で働く父に育てられた私は、フルーツと共に成長してきました。
春は小夏やヤマモモ、夏はスイカにモモ、秋はブドウとナシ、冬はミカン、ポンカン、文旦と、
四季折々の旬フルーツがいつも食卓に並びます♪

 

折々の旬フルーツ

でもミカンとかリンゴとか、とにかく皮を剥いて食べるフルーツは、
最後にいらなくなった皮がたくさんでてくるもので、

皮がたくさんでてくる

毎回「もったいないな~ 皮を何かに再利用できんかな~」と思いながら
ムシャムシャと食べていたのですが、
先日「文旦のエッセンシャルオイルづくり」セミナーに参加した際、
素晴らしい知恵を教えていただきました。
講師は柑橘類の超専門家で土佐山地域農業指導員である真鍋さんです。

農業指導員である真鍋さん

ちなみにこちらの真鍋さん。実は父の職場の大先輩だったことが判明!
30年前には、産まれたばかりの私をよく可愛がってくれていたそうで、
私のことを今でも覚えてくれていました。
大好きな「文旦」を通じて30年ぶりに再会できるなんて、
真鍋さんと文旦には素晴らしい縁を感じます♪

そんなこんなで前回紹介した「文旦の剥き方講座」にひき続き、
今回はその皮を使って、文旦の皮のエッセンシャルオイル作りを紹介したいと思います♪
しかも真鍋さんは、「手絞り」でオイルを抽出するとか!!??

文旦の皮を極力うすーくうすーくスライス

①まず、文旦の皮を極力うすーくうすーくスライスします。
白い部分が残りすぎないようにカットするのがコツです。
文旦の精油は黄色い皮の部分(油胞)にあるので、
ここに圧力を加えてつぶすと、エッッセンシャルオイルが吹き出すそうです。

オイルを絞りだしていきます

②皮を両手でもって、ピューーーッとオイルを絞りだしていきます。
もちろん、すべて手作業です。
ベテランの真鍋さんはさすがのテクニックで、
どんどん搾取していきます。はやいーーー

1時間ほどかけてようやくお皿に少したまるくらい

不器用な私は、1時間ほどかけてようやくお皿に少したまるくらいの精油を搾取することができました。
これでも文旦3玉分程度とのこと…
ちなみにお皿は氷で冷して少しでもオイルが蒸発しないように注意しています。

遠心分離機

試験管に、抽出したエッセンシャルオイルと食塩を入れて、遠心分離機にかけます。

高濃度の精油の抽出の成功

スポイトで上澄みの部分を吸い取れば、高濃度の精油の抽出の成功☆
オイルを保護するために、光や紫外線などを反射する茶色いビンに入れれば終了です。
冷蔵庫に保管すれば6ヶ月は鮮度を保つことができるそうですよ!

 

とにもかくにも根気がいる作業でしたが、

手絞りでエッセンシャルオイルが抽出できることに驚きました!
そして圧搾法(手絞り)は、フルーツからオイルをダイレクトに抽出できるとあり、
新鮮な香りや成分を薄めることなく取り出せるプレミアムな搾取方法のようです。
そしてこのオイルは、天然のアロマオイルとしてお風呂にいれてもよし、
芳香剤として使ってもよし、お菓子の香りつけに使ってもよしと、使い方は色々!
また、水蒸気で蒸して芳香成分を取り出す「水蒸気蒸留法」で圧搾すれば、
手絞りできないフルーツや植物も、濃度は薄くなりますがオイルを抽出できるそうなので、
こちらも色々試してみたいものですね。
田舎にはその素材がたくさん転がってますから☆☆

 

 

 

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