初めまして!新潟県十日町市在住の多田朋孔と申します。
- 執筆者 多田朋孔
- 所 属特定非営利活動法人地域おこし
2014/03/05
初めまして、四国とは全く関係がないのですが、
大阪出身で現在雪国の新潟県十日町市在住の多田朋孔と申します。
ご縁がありまして、これから記事を書かせて頂く事になりましたのでよろしくお願いいたします。
今回は雪国の冬を少しレポートさせていただきたいと思います。
私自身は十日町市に住んで4年目になりますが毎年雪が降る直前は冬支度に追われております。
この冬も例外ではありません。
雪が降るギリギリまで作業に追われたのですが、特に印象的なのは車庫の増設作業をしていた際に屋根を完成させる前に雪が積もってしまった事です。
下の写真のような感じで屋根の骨組み(垂木)だけがある状態の時に雪が積もりました。
アップで見ると雪が盛り下がってきているのがわかると思います。
雪は横の雪とくっつく性質があるため、屋根の骨組みの幅ぐらいの空間だと雪で埋まってしまい屋根になってしまいました。
このままにしておいても屋根になるので良いのでは?という気にもなりそうですが、この状態だといつ雪が落ちてくるかわからないので下に車を安心して置く事が出来ません。なので、天気の良い日を選んでこの屋根の雪を下ろし、ベニヤ板とトタンで屋根を作ってしまう必要があります。
雪と雪の合間で天気がよい時間が長く続く日を天気予報を参考に選んで作業スケジュールを決める必要があります。
都会では人間のスケジュールが優先で天気に人間のスケジュールを左右されるのは台風がひどい時ぐらいでしょうが、田舎に住むと天気が人間のスケジュールに大いに影響を与えることが多いです。
農業をしていれば尚更です。
そういう意味で田舎に住むと人間は自然の中で生かされているという事を強く感じます。
作業の続きの様子の写真を掲載いたします。
屋根に上って雪を下ろします。
綺麗に下ろしました。
翌日、1日かけてベニヤ板を打ち付け、その上からトタン板を打ち付けました。
すっかり空も暗くなったころにようやく完成しました。
そのさらに翌日、地面がぬかるまないように砂利を敷きました。
ダンプカーに来てもらい、
手作業で砂利を地面一面に伸ばします。
ようやく車庫が完成して一安心です。
これで安心して雪を乗り切る事が出来ます。
雪国は住むには条件的に厳しい面もあると思いますが、心身共に逞しくなり、生きる力がつくと思います。是非一度遊びに来ていただき、何とかなりそうだと思ったらこういう雪国に住むという事も選択肢に入れていただくとよいのではないかと思います。