和歌山で実践型インターンシップはじめました。

2014/09/02

 

【実践型インターンシップ第一弾 始動】

 

 この仕組みを行うために代表の田中は普通の会社員を辞めて、ふるさとの和歌山県に出戻ってきました。県外から昨年戻ってきて、多くの方に協力頂いてやっと和歌山のいなかを舞台にした「実践型インターンシップ」の始動準備が整って、第一弾を始めることができました。

 

 この仕組みは、簡単に言うと、当いなか伝承社がコーディネートする都市農村交流プログラムです。インターンシップという言葉を使っていますが、現在主流の大学生が就活のために行っている短期の企業訪問(和歌山県の場合は、受入れ企業に丸投げで、学生が雑用係や単なるお客様扱いで責任ある課題を任されているところはほぼ無いと思います)ではなく、いなかに興味のある若者(年齢制限なし)を、「受け入れても良い事業主」のところに送り込み、そこで『いなかの仕事』を実践的に学んでもらい(技術習得が目的ではありません)、それとともに『いなかの暮らし』も現場で体感して学んでもらう仕組みです。

 

 第一弾としては、「かつての米蔵を改装した山の中の『菜食食堂』で、中山間地の生活に触れる」ということをテーマにして募集を開始致しました。

 

 菜食食堂

 

菜食食堂 内装

 

 食堂の場所も、旧米蔵を改装したシェアスペースで行っており、それだけでも面白いと思うのですが、

 

▼食堂のコダワリポイント By店主

 

 -all 植物性の料理

 -お茶も家の近所で採れる手作りのお茶!

 -食材も(今はまだ完全ではないけれど)、優先順位をつけて、できるだけ家の近所>紀美野町>和歌山県>関西>国産というような感じで探している

 -今あるもの、無理せず手に入るもので献立を考えるスタイルにこだわっている

 -街の中のせっついて暮らしている人たちがほっと一息づける空間づくりができたらいいな

 

▼未来に向けて By店主

 

 -飲食店をやる以上、しっかり収益を上げることは当然ながら、単純に食事以外の部分で、保存食・ビン詰め食材・漬け物・乾物など農的暮らしの中から生まれるもので力をつけて表現していたいと思っている。

 

 -もうちょっとこういう暮らしに興味を持った人と深くつながれるような仕掛け作りをして、そういう方向の企画とかで街の人にお金を使ってもらって、体験してもらって、自分の人生にちょっとでも楽しみを持ってもらえるような影響力を与えられるような存在になりたいと思っている。

 

 -山の奥には、便利さの影で引き換えに捨ててしまった良いモノがたくさん眠っていて、そういうところを地域の人にくっ付いて行って吸収して、次の世代に伝えて、ぼくたちがそれを実践して続けることそのものが、面白いし、楽しいし、亡くしたくないし、続けることが伝統を残すことに微力ながらつながると思う

 

という考えの店主で、食堂業務以外での色々な「いなか暮らし」に触れられると思いますので、興味のある方は一度HPをご覧ください。

 

いなか伝承社 インターンシップページ

 

 和歌山田園

 

 このような仕組みを当団体では今後、和歌山県全域の田舎に送り込み、県内各所をつないで、いなかのヒト・モノ・コトをテーマに、いなかの多様な「仕事」と「暮らし」を学ぶ「和歌山まるごと実践型いなかミュージアム」を構築し、若者や移住希望者が気軽に本物を体験・研修できたり、チャレンジできる場づくりを行う予定です。例えるなら、こども用の職業体験パーク「キッザニア」の広域+いなか+大人版になる感じでしょうか。

 まだまだ始めたばかりですが、いなかの多様な文化を残しつつ、様々な地域課題も解決して行ければと思います。

 

記事の感想送ると100ポイント進呈!
ポイント貯めてプレゼントGETしよう

いなかマガジンを読んだら「いなかパイプアプリ」へ感想をぜひお送りください。
アプリを下記からダウンロード→「お問い合わせ」へ感想を送信でOK!
ポイントを集めるとプレゼントがもらえます!

FacebookTwitterLine