3週間インターンに初挑戦!

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執筆者 佐々倉愛
所 属NPO法人Eyes

2014/10/06

 

 こんにちは。Eyes 竹下です。あっという間に10月。松山・四万十は朝晩すっかり肌寒くなり金木犀のいい香りがしています♪ 大学の夏休みも終わりましたね。今回は夏休み前からスタートさせていたEyes初の取り組み、3週間のインターンシップについてご報告します!

 

 この取り組みはもともと高知大学が2010年からはじめられているプログラムです。通常の1社1人または2人のインターンではなく、【3人1組】をルールにチームワーク力を育むことを目的にしたものです。また、企業側にも新卒学生を採用した場合(大抵数名単位での採用なので)、どうのように新人の集団を育成していくのかを試行してみるという、いわば企業側にとっても「育成できる人材を育成する研修」という目的があります。

 今回、愛媛ではその形を参考にさせていただき、全く同じ形ではありませんが、チームを意識するインターン開発に挑戦してみました。

 

インターンシッププログラム

 

 全体をご紹介するととてつもなく長くなってしまうので、今回は私の雑感だけご紹介します。また、全ての研修等が終了したらご報告しますね!今回の行程の中で、Eyesとしての初めての試みポイントは、

 

 ①学生に向けての事前・事後研修を外部講師にお願いする

 ②3週間(これまで最短でも1ヶ月以上)という短期間

 ③2人1組というチームを意識したこと

 

が、新たな取り組みでした。

 これまでは学生が企業の中で半年間、1人でみっちり事業展開(商品開発・営業・事務作業・工場作業・インタビュー等)に関わるということが主だったので、上記のポイントは私もどこまでフォローしきれるかなと思いながら関わりました。

 

①学生に向けての事前・事後研修を外部講師にお願いする。

 

外部講師

 

 外部講師のお2人にお願いしたことで、新たな発見がたくさんありました! これまでは過去8年間のコーディネート経験に基づいて学生にアドバイスをしたり、企業さんとプロジェクト設計をしていたので、知らず知らずのうちに「型」みたいなものが良くも悪くもできていました。そこで、新たに講師のお2人に学生向けのコミュニケーションセミナーや目的・目標設定のお話をしていただいたり、企業の方へ「人を育成できる組織とは?」というお話をしていただき、私も新たな知識を得られたり、伝える手法を学びました。(内容は言葉で聞くより体感しないと伝わらないと思いますので詳細は省きます)

 「人材育成」に関して、知識不足、経験不足を改めて痛感した時間でした。この機会に以前から興味のあった勉強をする時間も増やそうと思っています。

 

 

②3週間(これまで最短でも1ヶ月以上)という短期間

 

 はじまる前の私は正直なところ、「3週間で何ができるの?」という気持ちでした。これまでの半年間のインターンでも企業側からは「短い」「育ったところで辞めるようなものだ」「社会人になりきれていない」と、言われることも多々ありました。ですが、今回のインターンで3週間という時間の意義を実感できました。それはインターン生の報告を聞いた瞬間でした。

 

インターン

 

 やはり事前事後の研修が充実していて、しっかり内省し、「自分は何のためにインターンするのか?どう成長したいのか?」を、掘り下げていたので、3週間後その点に関する検証ができていました。修了報告会では、「社会人になる前に自分が一番足りていない点がわかった」「役立ちたいという思いはあるのに何をしたらいいかわからなかった」「求められていることはわかっていても、実践は簡単なことではない」と、とても重要な気付きをたくさん報告してくれました。

 3週間でこんなにも気付けたインターン生たちには本当にそもそもの力や意欲があるんだと思います。そうなれば、もはや期間はそこまで重要ではなく、決まっている時間の中でどう動くか?動けたか?を自分に突き詰められることが大事なのだと実感しました。

 

 

③2人1組というチームを意識したこと

 

3人1組

 

 

インターンシップ

 

 2人1組となると相手と比較し合ってしまったり良くないことも起こります。(高知大が3人1組なのはそういう点を加味しているからです) 今回も経験値の差などで、そのような状況が起こりかけていましたが、これも報告会で挽回されていました。

 「最初は自分には(もう1人の学生より)経験がないしできない、と思うことがたくさんあったが、別の仕事を頼まれた時にうまく役割分担でき、自分にも役立てることがあった」

と報告してくれた学生がいました。そのチームはお互いの成長にも関わりあえていて、とても重要なことを学べたのではと思っています。

 

 1人でインターンしていると、社員や社長、コーディネーターまでもがその学生にかかりっきりになるので、「塾」さながらにサポートが当たり前になってしまいます。でもチームで行くと、「示唆してくれる」が当たり前ではない存在がいるのでとても刺激になりますし、自発性や協調性も意識します。この発見も今回はとても大きなものでした。今後、長期や1人のインターンを実施する場合にも、集合研修などでチームを意識する場面を取り入れて行こうと思います。

 

 

 そんなこんなで6月から始まったプログラムも、現在、事後研修中。振り返りをじっくり行い、11月に締めを迎えます。その後も、学生生活や就職活動、卒業・就職してからも、気持ちやキャリアの面でサポートを続けていきたいと思っています。今回のプログラムを通じてEyesも成長させてもらいました。関係者のみなさま、本当にありがとうございます!

 

 

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