不安になったときこそ、外に出て人に会う!
2015/07/09
- 執筆者 松岡人代
- 所 属フリー
季節は巡り、気付けば7月。ご無沙汰しております。
前回の私の記事。バリバリのキャリアウーマンというわけでは「全く」なくても…という、いなかパイプさん事務局説明に笑いました。うん、私もそう思います。スーツを着こなしてお化粧もばっちりで、人前に出ることが好きで、人をまとめることが得意で…というのが私の中の典型的なキャリアウーマンイメージですが、見事に正反対です。そんな人でもフリーでちゃんと生活できますよ!と、言える日はまだ遠そうですが、逆にこんな人でもやっていけるという実績をつくった日には、今一歩踏み出そうか悩んでいる人にはとてもよい励ましになるのでは、と思いつつ、まだまだ試行錯誤を繰り返す日々です。
改めて原稿を書くにあたって、何をテーマで書こうかと思ったら。やっぱり「人」かなと。不安になればなるほど、頭の中だけで考えてしまって、結果的に余計に不安が増すという負のスパイラルから、ちょっと引っ張り出してくれたのもやっぱりいろいろな人たちでした。
数年ぶりに、元同じ職場の人と出会う
滋賀県湖南市にあるコワーキングスペース。今プラスさん。フリーランスの人も、そうでない人も、どうぞーという空間。今までに来られた方の中には、デザイナーさんなどWEB関係の方以外にも太鼓の先生や鍼灸師の先生、保険会社にお勤めの方など多種多様!ちなみに私にとっては相談場所のような感じです。他の人の話を聞いて文字にするお仕事をしていますが、自分のこととなると「………」なので、やっぱり人に話すというのはとても大切なことだな、と。あと、相談相手を選ぶことも大事!ということも実感しています。笑
で。高知県暮らしよりも、更に数年前。営業事務として数ヶ月、その後出荷業務オペレーターとして約1年、某メーカーさんで働いていたことがあるのですが、当時その場所で一緒に働いていた方と、今プラスさんで再会しました!
営業事務時代。パソコンを挟んで、向かい合う感じに座っていたので4年前にタイムスリップしたかのような気持ちでした。そういえば、そのときの担当地域に高知も入っていました。なつかしい!今以上に「何も出来ない」自分を知られている人と会うというのは、たまらなく恥ずかしいものですね。(でも別の方から聞いた言葉ですが「過去の自分を恥ずかしい!埋めたい!って思うのは、それだけ成長した証!」だそうです。ちょっと納得)
農業を考える大学生と出会う
滋賀県の琵琶湖湖岸で開催されている満月マルシェ。遊びに行ったときに出会ったのが龍谷大学4回生の人たち(2015年3月時点)。有機野菜を使ったベビーフードを開発中。「起業する大学生」なんてテレビの中だけのことだと思っていた私には、とても衝撃的な出来事でした。それと同時に「農業」を考える若い人たちがいる、ということに嬉しくもなりました。
後日、別の場所でJAのこと、農業のこと、高知のこと…そして「女性が働く」ということについても少しお話を。お店の店主でも、社長でもリーダーでも、女性が上に立つ場合と、男性が上に立つ場合では必要なことは違うもの。頑張ってください!というよりは、お互い頑張りましょう!という気持ちになりました。
現在、株式会社はたけのみかた代表取締役として活動中です。
滋賀でキラキラ輝いている女性たちに出会う
外部ライターとしてお仕事させていただいている滋賀のフリーペーパー「RuSC」がリニューアル!ということで、毎月1ページ、滋賀のキラキラしている女性にインタビューするコーナーを担当させていただけることになりました。写真撮影+インタビュー。
右下で寝転がりながら写真撮影している黒い人が私です。いろいろ必死!でも、男の人の写真を撮るより、女の人の写真を撮る方が得意です。キラキラ輝くまでの努力だったり考え方だったり、記事を書くためにお話を聞くわけですが、個人的にもとても勉強になることがたくさん。自分と比較しすぎると落ち込んでしまうので、レフ版のような気持ちで、そして素直な気持ちで、自分のモチベーションの持って行き方も4回目を越えてやっと掴むことができました。
高知の友達と一緒に滋賀をめぐっていろいろな人に出会う
つい先日。高知・坂本農園の茶々香さんが関西に来られたので、滋賀を案内することに!初滋賀です。高知では連れて行ってもらうばかりだったけれど、今度は私が行き先を考える番です。「琵琶湖が見たい!以上」ということだったので、もうあとは私の好きな場所をメインに、つめこみ過ぎず。あとは臨機応変に!がテーマでした。写真は、あまりありません。スケジュールと、安全運転優先。笑。
スタートは、京都伏見にお迎えに。大津SAでお土産購入後、草津・スムースマルシェへ。茶の木カフェさんでパンを購入したり、金森商店さんでクッキーを買ったり。
そこから、アンティークや植物を取り扱っておられる野洲・NOBODAstoreさんへ。
店内もカッコイイのです。ネットショップ作成依頼のお仕事をいただいたことが縁で、知ったお店です。
そこから、近江八幡・尾賀商店さんへ。「安高製作所」さんの洋服や革小物、アクセサリーの販売イベント中。高知県で農園をされている谷川農園さんの「めいちゃんとみちくさ」のジャムの販売も!茶々香さんとお知り合いなのです。なんだか不思議でおもしろい。
実は私も、谷川さんと高知のオーガニックマーケットでお会いしたときに「3年でカメラ壊すくらいいっぱい撮って、次新しいカメラが買えないような仕事のやり方ならやらんほうがマシ」と言われた言葉をすごく覚えています。でもそのあとに「大丈夫大丈夫」って笑って言うてくれはりましたが。
次は、近江八幡・休暇村(琵琶湖!)
茶々香さんいわく「海の匂いがしない!」とのこと。ちょうど中学生のスポーツ大会が行われていて、風に乗って流れてくる子供たちの声と、琵琶湖の波の音がとても気持ちよかったです。
琵琶湖を見てたそがれる茶々香さん。
そして次!作家さんの器や雑貨を主に取り扱われているお店。期間限定で古道具も販売されている甲賀・Homeyさん。去年、市内で行われたマルシェに出かけてぼんやりごはんを食べていたら「隣いいですかー?」と話しかけてきてくれはったことがご縁で知り合った店主さん。仕事でもプライベートでもお世話になってます!
そして竜王・アウトレットでお買い物、そして家に。〆はふなずしです。笑。
そして翌日は、茶々香さんを乗せて京都でもう1人拾って、高知へ!
茶々香さんが言った「滋賀ってかっこいい!」「穴場がいっぱいある気がする」という言葉について、いろいろ考えました。地域の魅力って、地元の人×外部の人が重なることで自然と見つかるものかもしれない、と。「いいところを見つけなければ」ではなくて、肩の力を抜いて、そして外部の友達をちょっと連れてきて、一緒に楽しむことで見えるものもいっぱい。
私が高知に暮らす前から、確かにその場所にあったお店やいた人たち。同じ市内でも、隣町でも、見ようとしなければみえないし、見ようと思えば見えるものはいっぱいありました。そして、前から知っている人でも、環境や立場が変わればまた新しい関係になったりするこの不思議さ。
何を言いたいかというと、行き詰ったときは外に出る!人と会って話す!不安なときって、ひとりで閉じこもりがちです。会社勤めなら、強制的に会社に行かなければいけないけれど、フリーで動いているときって、ひとり黙々とPCに向かって外部との接触を避けることも可能だったりして。
ひとり暮らしではないので、家族との会話はありますが、でも内へ内へと自分の気持ちが向かっていく感じは日に日に増えます。そこから一歩外に出るために必要なものは、Facebookやメールではなくて、やっぱり顔を見て人と話すこと。自信がなくなってきたときや心配ごとがあるときこそ外へ!…というのは、誰かへのアドバイスというよりも、今、自分に一番言いたいことなのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。