学ぶ

おむすビーズのインターンシップ

 

皆様、あけましておめでとうございます。

今年もおむすビーズをよろしくお願いいたします*^^*

 

おむすビ忘年会

大阪でおむすビ忘年会しました

 

 土佐町では農業の繁忙期も終わり、多くの農家さんのお宅では少量の冬野菜を作ったり、来年の作の準備をしたり、保存食作りをしたりという暮らしが営まれています。

 そんな中、私たちも大変お世話になっている「和田農園」さんのお宅で年末、新年に向けた餅つきとしめ縄づくりをして来ました。今回の餅つきイベントは内々で行ったもので、農家さんに日頃お世話になっている移住者たちが声をかけ合って開催したアナログイベントでした。それでも、約20人のメンバーがゆる~く集まりました。ゆる~く20人というのがすごい。

 

 子どもたちもたくさんいて、みんな農家さん夫婦を下の名前で呼びつつも、おじいちゃんおばあちゃんのように慕っている様子。また、大人たちも既に農家さん宅に通い慣れていて、皆で台所を使って、皆で料理の支度をする。もうどこに何が収納されているかもだいたいわかっていて、実家に帰ってきた感覚。農家さんも「もう一つの実家やと思ったらええ」と常日頃言ってくれる。子どもと孫がたくさんの大家族!!家族に近いような、懐かしいような雰囲気。

 

自家製食材のお料理

おなじみの自家製食材をふんだんに使ったお料理を頂きました!

 

 

不器用がバレる、餅つき大会!

 

 お手製のカマドで火を焚いて、自家製のもち米を蒸かし、餅つき器や杵と臼でお餅をつき、熱いうちに丸める。

 

餅つき

餅つきにもコツがあります

 

距離が近い

みんな距離が近い^^;

 

子どもたち

子どもたちも頑張りました

 

もち米を蒸かす

もち米を蒸かしています。何年使ってるんだろう?

 

 火を絶やしてはいけない

火を絶やしてはいけない!

 

お餅は鏡餅、のし餅、あんこ餅。鏡餅って、今まで雪ダルマ型のパックに入ったものを店で買うことしか知らなくて、そうか、本来こうやって作るんだよな、と当たり前のことに気付かされました。

 

鏡餅

鏡餅

 

あんこ

あんこたち。カワイイ。

 

 熱が冷めるとお餅は成形ができなくなってくるので、「早よ!」「早よ!」とお母さんの声が飛びます。その作業の早いこと!!大人も子どもも皆必死にお餅と向き合い、服も顔も餅粉で真っ白にして、ひたすら丸めていきました。

 

餅をまるめる

子どもたち、なかなかスジがある!

 

 以前、別のイベントで、餅の中にあんこを入れて→一定の大きさにちぎって→丸めるという一連の作業をしたことがありますが、一見簡単に見えるこの作業の難しいこと!!餅をちぎるときにコツがあり、それを心得ていないとしわだらけのお餅になってしまいます。以前、一緒に作業した地域のお母さんから苦笑を買ってしまいました。だいぶ不器用な私ですが、せめてこの作業は田舎暮らししながらいつかできるようになりたいと思っています。

 ちなみに今回私がやったのは、お餅を手のひらで平らに丸めて、平らに成形するという末端の仕事だけ。餅をちぎる役目は任されず。確かな人選かと思います…。

 

 みんなで餅まるめる

大人が作る傍らで子どもたちができたてを狙ってます…

 

 餅できあがり

 

 

しめ縄がねじった稲わらに?!

 

 お正月を迎えるにあたり、神棚などの神域や玄関に飾るしめ縄の綯い方を農園のお父さんから教えて頂きました。

 

しめ縄づくり

みんな必死です!

 

 ちなみに使う稲わらは、この農園のお米の収穫の際に採れたものです。(全部自家製ってすごい……。)

 しめ縄には右に綯える方法と左に綯える方法の二種類があり、使い用途によって変えるそうです。尚、お正月の場合は右綯え。お父さんがお手本として実演してくれるのですが、これがまた難しい!何度見ても、何度ゆっくりやってもらっても、手の動かし方がわからない!ただの「ねじった稲わら」になってしまう。途中まで作ってもらって続きを自分でやってみてようやく形にはなりましたが、神聖さが全く感じられない…。玄関には飾らないことにします。これも練習してうまく作れるようになりたいな。

 

 

年末という強烈な季節感

 

 お餅もしめ縄も、年末になるとスーパーに並び、買った方が確実に手間はかかりませんが、こうやって自分で作ることから参加すると、「しめ縄ってどういう意味があるんだろう?」など、ふと考えるようになります。そうすると行事への自分の気持ちの参加度が増しますし、気が引き締まります。

 年末年始はビッグイベントで世間全体が慌ただしくなるから、どこにいても年末感はある。都会田舎関係なく、餅つきをするおうちはする。でも、自然の風景が広がる場所で、その土地で採れた材料を使って餅つきやしめ縄づくりをしていると、目や鼻や口や肌から「年末を、新年を迎えるのだなぁ」という感覚がぐいぐい入ってくる。今確かに1年を締めくくろうとしていることを実感する。

 

火

火がそばにある生活っていいな

 

 餅つき器で暖をとる

寒いから餅つき器で暖をとる!

 

 農業は季節とともに成立するものだから、農家さんは皆多かれ少なかれそういう感覚を身につけているのかも知れませんが、農業で食べているわけでもない、ただ農業地帯に住んでいるだけの私でもその感覚を味わうことができました。そしてそれはとても強烈でした。自然の素晴らしさ、ありがたみは移住前から知ってはいたけど、移住して初めてそんな身体感覚を覚えるようになりました。

 もうすぐ移住して二度目の春。楽しみです。

 

 

 

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