大人の部活動が盛んな町・盛岡で友達をつくる5つの方法

2016/05/25

 

 前回の記事「安心してください。車がなくても生活できますよ。」では、盛岡で車なしの生活を送るための条件として、職住近接、バスを使いこなす、友達の輪を広げる、という3つを挙げました。では友達を作るにはどうすればいいのか。この回では、私自身の体験、友人知人から見聞きした情報に、考察を加える形で、盛岡で友達をつくる5つの方法を紹介します。

 ちなみに、ここでは職場コミュニティについては触れません。案外、楽しいかもしれません。でも、もし何か好きなものや興味のあることがあれば、その分野に関する職場以外のコミュニティに所属してみることもおすすめします。盛岡のいいところは、大人の部活動ともいえるコミュニティが様々あるところです。

 

友達を作るにはどうすればいいのか

 

 

①楽器ができるなら楽団に所属して友達をつくる!

 

 盛岡には、県民オーケストラをはじめとした市民楽団が複数あり、定期的に発表会も開いています。私は楽器ができないのでうらやましい限りですが、中高の部活動レベルでも、時間と関心があれば迎え入れてくれるところもあると思います。

 何か所か団員募集のブログを見たことがありますが、ブランクがあってもOKのところもあれば、場合によっては貸し出してくれるところもあります。募集状況はその都度確認したほうがいいですが、盛岡は転勤族も多いので、人の出入りもそれなりにあると思います。様々なレベルと年齢層の人が集っているので、恥ずかしがることはないはず!思いきって飛び込んでみましょう。

 

 

②フェス好きをアピールして「いしがき」と「KRF」に行く友達をつくる!

 

 盛岡では毎年9月、いしがきミュージックフェスティバルという音楽イベントが開催されています。昔はお城で、現在は石垣だけが残っている盛岡城跡公園とその周辺を会場に、1日だけの開催ですが、入場料が無料ということもあり、過去最大動員数は7万人超。写真は昨年(2015年)のメイン会場の様子ですが、お天気がいいこともあって、多くの方が楽しんでいました。

  ほかにも、「KESEN ROCK FESTIVAL」という2日間の野外フェスも人気があります。開催場所の気仙(けせん)地区から名前がついており、この地区の音楽好きが集まり、会場の草刈りから舞台設営まで、すべて手作りで運営しているフェスです。会場が山の上なので盛岡から参加するには車が必要ですが、費用を割り勘できるというメリットもあり、ひとりより複数でいくほうが楽しめるので、フェス好きを公言していればきっと一緒にいく友達が見つかります。

 

いしがきミュージックフェスティバル KESEN ROCK FESTIVAL

 

 

③スポーツやアウトドア好きなら雪合戦や川下りに参加して友達をつくる!

 

 盛岡は車で1時間もあれば雪山に到着するので、スキーもスノボもし放題ですが、ウィンタースポーツで変わり種だと、本気の雪合戦があります。ヘルメット着用でがっちり装備し、固く締まった雪玉を投げ合う真剣勝負です。上位大会もあるようで、ストレス発散にもちょうどいいかもしれませんね。私が今年挑戦したいのは北上川のゴムボート川下り。友人によると、山や森に囲まれた川ではなく、建物が並ぶ町なかの川をゴムボートで下るというのは案外珍しいのではないかとのこと。今から楽しみです♪

 

 

④岩手移住計画主催のまち歩きに参加して友達をつくる!

 

 ちょっぴりブラタモリ的で、岩手の歴史や地層・地形の変遷も学ぶことができるのが、文化地層研究会の方にガイドをお願いするまち歩きです。実は昨年(2015年)10月中旬、岩手移住計画主催で盛岡市内のまち歩きを行いました。ガイド役を同研究会の方にお願いし、まち歩きの前に1時間ほど盛岡の地形や歴史についてお話を聞いたのですが、地名の由来が分かったり、繁華街の大きな通りが昔は川だったことを知ったり、聞いているだけでもけっこう楽しいものでした。

 音楽やスポーツは既にいくつかのコミュニティがあってアクセスしやすいので、岩手移住計画は文化系を掘っていくことで、皆さんの友達づくりを応援したいと思います!また開催するので、ぜひ参加してみてくださいね。

 

文化地層研究会 まち歩き

 

 

⑤さんさ踊りに参加して友達をつくる!

 

 そして、盛岡ならではの部活動といえばさんさ踊りではないでしょうか。岩手移住計画の手塚も練習を重ね、写真上のようなパレードに参加するまでになりました。

 さんさ踊りは、盛岡市内とその近郊の町で昔から継承されている舞踊です。手踊り(何も持たずに踊る)、太鼓(太鼓を叩きながら踊る)、笛(笛を吹きながら踊る)、唄とパートに別れ、隊列を組んで市内をパレードします。この「さんさ踊り」はその土地ごとに舞の特徴があり、掛け声の音もスピードもそれぞれに異なります。早いスピードで舞いながらも女性らしく優雅なさんさ踊りもあれば、太鼓の響きと跳躍が特徴の男らしいさんさ踊りもあります。

 盛岡市民だと小さい頃から地域活動や学校行事の一環で習うのですが、大人になって初心者からはじめるのも問題ありません。いくつかの団体は、全くの初心者であっても、その地域に住んでいなくても、練習への参加を認めてくれるところもあります。まずは好みのさんさ踊りを見つけてみてくださいね。

 

盛岡で友達をつくる5つの方法、いかがでしたでしょうか。盛岡暮らしの参考になれば幸いです♪

 

岩手 盛岡 田舎暮らし 友達づくり4

 

 

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