射撃にワクワク 初心に戻ってワクワク

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執筆者 上田知子
所 属ハンター民宿 BA-BAR

2016/08/15

 

 こんにちは!鳥取のハンター民宿BA-BARの梅野知子です。ここ最近7月中旬に、猟銃所持許可の更新のために、技能講習へ行ってまいりました。

 猟銃所持許可とは、日本の銃刀法に基づいて、とても危険な猟銃を所持するにあたり厳密な審査を経た上で得られる、猟銃を持つことが許される資格のことです。

 皆さんもご存じの通り、とても危険なものなので、一度許可を得たらずっとその資格が続くというものではなく、今後もこの人に猟銃を持たせ続けても大丈夫かという審査も踏まえて、更新があります。

 今回は、その更新の一環として、射撃場にて猟銃の正しい使い方を改めて指導を受け、クレーという皿に向かって実際に発砲するということをしてきました。

 今回の記事は、技能講習に行ったことと、改めて初心に帰れたことをつれづれ書きます。

梅野知子

 

 

(1)猟銃の技能講習にて

 

 おっと、ここで私のことをよく知る人は、この私が銃を持っているこの写真を見てとっても恐ろしいと思うでしょう(汗)私が猟銃を持っているのは、山の中でイノシシやシカを追って撃つためではありません。運動が著しく苦手で著しく不器用な私がそれをするにはあまりに危険すぎます(汗)罠で捕まった獣のとどめを刺すために(以下、とめさしとします。)猟銃を持っております。

 罠猟の主なものの一つとして、仕掛けた場所に獣が踏むことでワイヤーのわっかが獣の片足にかかり獣を捕まえる仕組みの「くくり罠」があります。

 

くくり罠

ハンターさん自作のものを購入させていただいたくくり罠

 

 

 くくり罠は、前足の片方が封じられるのみなので、とめさしの際に反撃される可能性は大いにあります。また、私はこれまでイノシシ、タヌキと何度か狩猟ナイフで頸動脈を狙う形でとめさしをしたことがありますが、一発でうまくいかずに獣を苦しめてしまっていたことが多くて一ハンターとして大変よろしくないです。よって、猟銃を使うことで確実に仕留めることで、安全面・ひとおもいで仕留める面を確保するということで猟銃を持つことにしました。

 さて、猟銃の技能講習の話に戻ります。銃の取り扱い方、実際に射撃という流れですが、弾を当てることよりも、銃を安全に取り扱えるかが重視されます。決してやってはいけないことは、銃口を人に向けること。例え、弾が入っていなくても絶対NGです。

 

市民に銃口を向けるとはなにごとだ!

銃の取扱いをクリアしたらいよいよ射撃!

 

射撃

 

飛び出してくるクレーという皿に、総合75発撃つのですが、そのうち

 

①25発練習

②25発本番

③25発予備(②の時点でうまくいけば練習、うまくいかなければ本番予備)

 

という段取りで撃ちます。

 ②の時点で2発当たれば合格です。不器用な私なのでなかなかなかなか当たりません(汗)しかし、当たって、クレーがパアァン!と弾ける瞬間の「やった!」という気持ちは最高です!①の段階で1発当たり、②の段階で3発当たって無事合格確定、③の段階で2発当たり、合計で6発当たりました!

 ちなみに、猟銃所持許可を得る段階の初心者講習というものでも同じようなことをしたのですが、そのときは②③総合でやっと2発当たったという実績だったので、ほんのわずかですが実績が増えて嬉しかったです☆射撃楽しい!!と改めて感じた日でした。とめさしきちんとできるようしっかり練習せねば!!

 これまでは、近くに射撃場がないので(事情により閉鎖されていました。)、射撃に行く場合、岡山の湯原や御津まで車で往復4~5時間かけて行かなければならない状況だったのですが、近くの射撃場がもうすぐ再開するのでありがたいです!

 

 

(2)改めて初心に戻る

 

 技能講習で改めて射撃楽しい!とワクワクしたことは、私がハンターになろうと思ったときの初心を思い出させてくれました。

 動物に興味があって、野生動物保護で世界に出たい!ととってもざっくりな夢を持っていた大学時代。研究関連で、アフリカのザンビアに行かせていただける機会があり、そこには野生動物生態調査官の仕事をやっている日本人女性の方がおられました。その方の、「動物だけじゃないよ。いろんな人と話をするのが大切だよ。」という言葉が今でもしっかり残っております。

 野生動物と人間の距離が近い場所では、人身被害も多い。それで大切な家族を失った人に「野生動物守ろう!」なんて絶対言えるわけがない。一方で、野生動物はアフリカの観光資源として大切なので、保護は必要。そういった、人の立場や観光資源の両方に視点をもちながら仕事に取り組まれておりました。

 

ゾウ

 

 そういった中で、私自身、「野生動物保護」という視点より「人と野生動物の棲み分け」に視点を持つようになりました。

 日本にも鳥獣被害問題などあるじゃないか!と、鳥獣害対策への興味へと路線を転換させ、そのちょうどよいタイミングで、北海道の西興部村で開催されるハンティングスクールのイベントの情報を見つけました。このように気持ちが盛り上がっている私は参加するっきゃない!と飛び込みました。

 そのセミナーの中で、猟師さんが遠くにいるエゾシカに向かってライフルをバーン!と発射し、見事に命中し、私は「かっこいい!!」と感動。そして、参加者とともに解体し、夜は鹿肉BBQしながら想いを語り合う。かっこいい!肉が美味しい!それを通じて人と語り合って楽しい!狩猟っていいな!と思い、そのまま狩猟免許ゲット!

 

イベント当時の報告内容

写真は、イベント当時の報告内容 より引用させていただいております。白いキャップ被っているのが私です(^^)

 

 

 狩猟を通して人と触れ合う、ハンター民宿BA-BARの構想の原点がこれでした。

 書いててワクワクしてきました。私はものすごく不器用な人間のため、進むスピードはとっても遅いですが、大きなことをやるよりも続けられることを1つずつやる!をモットーに、じわじわと着実に進んでいきます!

 

 

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