高知市でソロキャンプのススメ
以前、新型コロナウイルスが猛威をふるっている今だからこそお遍路旅がオススメだと記事で紹介しましたが、もっと突き詰めたところ、もう一段階ステップアップというか、新しい境地へ辿り着きたいという人に、コロナで自粛中にオススメの過ごし方をもう一つ紹介してみたいと思います。
昨今、世間では、にわかに流行っているらしいのですが「ソロキャンプ」とよばれるものです。
たとえば、富士山の周辺はキャンプ場がたくさんありますよね。以前であれば、家族連れや友達同士でバーベキューなりアクティビティでワイワイというのがキャンプの醍醐味で主流だったと思うのですが、現在はお一人さまキャンパーも多く見受けられるのだそう。アウトドアショップにも、ソロキャンプ専用コーナーが設けられるほどです。そして2020年は、ソロキャンプが流行る!! 波が来る!! と、某トレンド雑誌が特集で取り上げているのです。
高知県は、南は海で北は山や川と、自然が豊富なのは言うまでもありませんが、実は高知市からのアクセスの良いキャンプ地も多く、日帰りでも楽しめる距離に点在しています。
そこで今回は高知市にしぼって、新型コロナウイルスを避けながら、高知市内から車で20~30分ほどで行ける「ソロキャンプ」を楽しむためのおすすめのキャンプ場をチェックしてみたいと思います。
ポイントは、高知駅から片道1時間圏内でサクッといけて、水場、トイレが必ずあるということです。ただし、夜間に動物がでたり、不審者がいたりと危険なこともありますので、キャンプの経験が十分な方、不足の事態に対応できる方のみトライしてくださいね。
種崎千松公園キャンプ場/高知市種崎
・利用料/無料
・時間/24時間
・規模/広大
・設備/トイレ・水場(3箇所)
地元民にとっては有名なところです。桂浜から車で5分という立地です。夏は虫が多くて若者がワイワイしているときがあって静かに過ごしたい人にはあまりオススメはできませんが、秋から冬にかけては比較的人も少なくお月見にも最適の環境のため、のんびり過ごせます。
広場も遊歩道もあり、屋外での遊びも可能で、どこでテントを張ってもOK。近くに国民宿舎桂浜荘があり、日帰り湯もやっているので、利便性も抜群です。冬は特に穴場です。お遍路さんなどの野宿ポイントにもなっています。
鏡川源流憩いの広場/高知市土佐山郡土佐山村高川
・利用料/無料
・時間/24時間
・規模/テニスコート2面分
・設備/トイレ・水道
私のお気に入りスポットです。主人と結婚する前に、夏場に2人でキャンプしたのですが、そのときは私達だけでした。当時(10年ほど前)は穴場的なスポットだったのですが、最近では市内から30分ほどで行ける好立地とあり、じわじわと人気も上がってきているようです。こちらも近くにオーベルジュ土佐山があり、日帰り湯が楽しめます。そして秋と冬はほとんど人がいないので、ソロキャンプにはうってつけのポイントです。
甫喜ヶ峰森林公園キャンプ場/香美市土佐山田町平山
・利用料/無料
・時間/9:00~16:30 ※キャンプ場利用の際は事前連絡が必要(0887-57-9007)
・規模/広大
・設備/トイレ・炊事場・シャワー室
甫喜ヶ峰森林公園キャンプ場は、高知県では唯一、森林公園内にあるのが特徴です。公園の面積は102ヘクタールもあり、自然観察やトレッキングにも適しています。標高も600mあり、夏場でも涼しく過ごせる上に、園内にある展望台からは太平洋を眺めることもできます。シャワー室も炊事場もあってトイレも綺麗なので、ソロキャンプ初心者でも安心して楽しめます。
浅瀬にチェアを出せばすぐに自然と一体に!
新型コロナウイルスを避けるのはわかるとして、そもそもソロキャンプの何が楽しいの?と疑問に思う人もいるかと思います。私もそうでした。以前はよく旧友と大人数でキャンプを楽しんでいたのですが、友人らが結婚して子どもができてからは、時間的にも都合が合わず、断念せざるを得ませんでした。
そこで、知人のススメでいざソロキャンプを足を踏み入れてみると、コレがすんご~い楽しかったんですよ!! お酒を飲みながら好きな本を読んだり、一眼レフで自然を撮ってみたり、散歩してみたり、釣りをしてみたり、夜は焚き火をしてゆらめく炎をずっと眺めたり…
海辺でキャンプをすれば、ご来光も独り占め♪
何をしても誰にも小言や文句を言われないし、思考とかあらゆる物事の焦点が自分中心になるので、他人に気を使うというストレスが全くありません。むしろ終始リラックスして過ごせます。年齢的なこともあると思いますが、ソロキャンプに抵抗なく入門できましたね。
1人BBQも楽しめる年頃になりました。
家族がいても、仲間がいても、あえてソロキャンプを選ぶ人も多くなってきているようですね。一人焼肉や一人カラオケにしてもそうですが、全体より個人としてどうあるべきか、ということを意識する人が増えたのかもしれません。
今回は新型コロナウイルスと紐付けてのソロキャンプの紹介となりましたが、別段それと関係なくとも、コロナが収束しても、私はソロキャンプを強く推します!!