花は芽吹き、鳥たちはさえずる

 いなかパイプをお読みのみなさん、こんにちは。佐賀のお山で暮らす門脇と申します。

 

佐賀のお山はこの辺り

佐賀のお山はこの辺り

 

 普段は、空き家を活用した場づくりや、子どもたちの教育に関わる仕事をしています。

 ようやく暖かくなってきて、春を感じはじめました。みなさんが暮らすマチの様子はどうですか?

 私が移住してきた佐賀のお山は随分と春めいてきました。 草木は萌え、花は芽吹き、小動物たちが動き出し、鳥たちがさえずり。

 

梅の花

咲きはじめた梅の花たち。

 

 いつごろから春を感じるようになったかなぁと振り返ってみると、3月の中頃に梅が咲きはじめた頃から少しずつ暖かさが増して、少しずつ冬の終わりを感じるようになりました。

 山の冬というと、我が家では普段石油ストーブで暖をとっていて、灯油がかかせません。本当は薪ストーブやペレットストーブを導入して、自然エネルギーから暖を取れるようになれたらいいなと思っているのですが、他にも欲しいものや実現したいことがあり、なかなか全て同時に導入することはできません。でも諦めなければ、いつかは山の中に家を建て、木々の恵から暖を取れるようになることでしょう。

 

ペレットストーブ

いつかは導入したいペレットストーブ

 

 話がそれましたが、毎週のように買い足していた灯油も、使う量が少しずつ減ってきたことに気づいた時、

「そっか、気づいたら春が近づいているんだなぁ」

と。あるいは、当然のように毎日氷点下だった最低気温も気づいたら5度前後になっていたりして、そういったことからも季節の変化を感じます。

 3月といえば年度末。溜まっていた年度内の仕事を終わらせていると、あっという間に桜が咲き、いよいよ春になったことを感じます。橙色に染まっていた杉たちの様子は私の密かな冬の癒しだったんですが、そんな山の様子も少しずつ変わっていき、木々がさまざまな緑に染まりはじめました。

 

橙色に染まった杉の木々

橙色に染まった杉の木々

 

 あぁ、待ちに待った春が訪れたんだなぁと、しみじみ感じます。移住してきて7度目の春を迎えていますが、年を重ねるごとに、移ろいゆく四季の変化が楽しみになり、それぞれの季節を満喫できるようになってきたような気がします。

 

都会で感じようとしていた”季節の変化”

 佐賀のお山に移住してくる前、私は東京でサラリーマンをしていました。

 当たり前のように毎日満員電車に揺られ、朝7時半から夜9時ごろまで仕事をし、仕事終わりには食事がてら飲み会に出かけ、土日は自然やレジャーを求めて、郊外に遊びに出かける日々を過ごしていました。

 そんなサラリーマン生活の中でも、もちろん季節を感じることはできていました。 ニュースを眺めると、”桜の開花宣言”という文字が踊る。あるいはスタバのメニューに”さくらフラペチーノ”みたいな飲み物が追加されたり。ショップに入るとNewArrivalのポップの側には春の新作のお洋服たち。

 そういった情報から春を感じはじめ、桜の名所にピクニックに行こう!と思い立ち、土日のお休みを使って花見をしに行っていました。

 

東京の桜
東京にいた時の花見

 

 でも、山の暮らしで感じる”季節の変化”は、圧倒的に何かが違うのです。どこが違うのか? 都会にいるとき季節は、季節感のあるモノやコト(例えばニュースや商品、お店の飾りつけみたいな)とともに私の手元に届くようなイメージで、佐賀のお山で感じる季節は、時とともに否応なしに押し寄せてくるようなイメージなんです。

 

厳しい山の寒さ。

 押し寄せてくる、というイメージを持っているのは、佐賀のお山で感じる四季の変化は自分たちでタイミングが選べないし、季節の変化からは逃げようもない、と感じるからなのかなと思います。

 今年の冬は厳冬でした。 一番寒かった時は最高気温も氷点下でした。あれは本当に寒かった。 凍結防止のために水を出しっぱなしにするのは常識なんですが、水を出しているにもかかわらず気づいた時には給湯器が凍ってしまったこともありました。

 

 都会にいた頃は、いくら外が寒かったとしても、電車に乗っても、会社に行っても、家に帰っても、暖房が効いていて暖かかったです。 断熱システムがしっかりした建物が多く、どこでも暖かいのは都会の素晴らしいところ!

 それが佐賀のお山に来てからというもの、家が古いと隙間風が入ってきて、いくら暖めても寒くなる一方だし、雪が降ってしまえばどんなに寒くても外で雪かきをする必要があります。シェアハウスやコワーキングスペースの運営をしている私たちは、なおさら閉じこもっていられません。

 

大雪

大雪で身動きが取れなくなることも毎年恒例。

 

 こうやって書くと、寒さが厳しい山での冬は辛いなぁと思われるかもしれませんが、一方でいいこともあります。

 都会で働いていた頃は季節が変わろうと、一生懸命仕事をしないと!という気持ちになっていましたが、これだけ寒いと自然と気持ちもクールダウン。秋まで駆け抜けてきた身体を休めてあげる、いい機会になりました。

 雪が降ると、雪かきは大変だし、平野部に買い物に行くこともできなくなりますが、この時期この瞬間だけの風景に出会えることもあります。

 

雪景色

大雪だったからこそ出会える雪景色。

 

 あぁ、冬も悪くないなぁと思える瞬間です。

 

冬を乗り越えた先にある喜び。

 最初の話に戻りますが、なぜ今回季節の変化を話題にしようと思ったのか。 それは、この”季節の変化”こそ、山で暮らす価値だと感じているからです。

 今年も冬は厳しい寒さで、嫌になるくらい大変でした。でも、冬を超えて春が来て、夏を迎えて秋になって。そしてまた冬が訪れる。 そうやって季節が巡っていく中で、その季節とともに暮らすことが、私にとっての生きることにつながっていると感じるようになりました。

 

桜
桜の花びら

 

シジュウカラ

会社のポストに巣作りをするシジュウカラ。

 

 私が山で暮らす価値だと感じている”季節の変化”は、私にとっては都会で働いていた時には感じることができなかったもので、もしまた都会に戻ったら、きっと日々の忙しさの中で忘れてしまうほど、儚い変化なのだと思います。

 山で暮らすからこそ感じられる変化を私は大事にしていきたいなと思うし、たくさんの方々に共感してもらえたらいいなと思っています。

 

突然のPR。コワーキングスペースはじめました。

 さて、突然ですが、なぜ私がいなかパイプで記事を書かせてもらっているかというと、佐賀のお山に遊びに来てくれる人が増えたらいいなと思っているからです。

 ひいては、移住相談が増えたらいいのに!と思って、頑張って記事を書いています。

 そんな私たちは、佐賀のお山でお試し移住ができて、リモートワークで仕事ができるコワーキングスペースをはじめました。

 

mitsuse&

mitsuse&〜みつせアンド〜というコワーキングスペース

 

 今のところ紹介制で、親しいお付き合いのある方々にのみ案内をしているのですが、この記事を読んで、少しでも佐賀のお山の暮らしがいいなと思った方は、私にぜひ連絡をください!

 佐賀のお山の魅力をお伝えして、お試し移住をしてもらえるように案内をさせていただきます。

 拙い文章をお読みいただきありがとうございました。いつかあなたと佐賀のお山でお会いできる日を待っています。

 

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