6月の雑文
- 執筆者 中橋啓太
- 所 属フリー
2022/07/14
夕暮れ時にじっとりとした空気を感じると季節の変化とともに時の流れを感じます。刹那的な焦燥感に襲われますが、冷えたビールがすべてを忘れさせてくれます。いい季節です。
来月からは少しずつ野外での活動が動き出しそうです。予定しているのは以下の二つ。
開かれたアウトドアを目指すデフパドリング
一つ目は、Deaf【聞こえない人、聞こえにくい人】も安心して楽しめるよう手話等のコミュニケーションを行いながら、「聴覚障がい者も参加できるウォータースポーツ体験会」を進めていきます。
無意識のうちに今まで聴覚障がい者の方を見て見ぬふりしている自分がいて、ウォータースポーツやラフティングは健常者だけが楽しむものという考えがあることに気づきました。
本当の意味で誰もが楽しめるとは何なのか?
分野の発展において関係する人の数は大きな力になります。健常者、障がい者関係なく入り口を拡げ、「誰もが」水に触れ、自然に触れ、楽しんでもらうことを目指し、まずは耳の聞こえない人を対象に、アウトドア活動やラフティング体験をと思っています。
ガイド同士の交流を図るジオラフティング
二つ目は、三好市の自然環境を活用し活動している「ジオガイド」と「ラフティングガイド」が連携した新しいコンテンツ造成のために、「ジオラフティングツアー」に関する事業を進めていきます。
一般向け、学校団体向けにジオラフティングツアーを開催し、ラフティング×学びという切り口は非常に好評を得ています。ジオとラフティングという今までにない組み合わせは新しいコンテンツになる可能性があります。ツアーを通してジオ、ラフトガイドの活躍の幅を増やすことも目的のひとつとします。
初心は忘れず
どちらの事業もひとりでは実行することはできません。様々な方と連携しながら進め、協力して頂ける方との交流の年になりそうです。手法や道具も工夫していく必要がありますが、挑戦していきたいと思います。
6月の雑思考
5月25日~6月1日レースラフティング世界選手権ボスニア・ヘルツェゴビナ大会が開催されました。コロナウィルス感染症の影響により3年ぶりの開催。
日本チームは2カテゴリー4チームが出場し、全チーム表彰台に上る結果となりました。日本との時差は7時間。大会事務局や各チームがSNS等にアップする情報が頼りでした。
リアルタイムでリザルトを確認できるのですが、映像がないもどかしさを感じました。選手がスマホでアップした映像が非常にあり難かったです。国内の大会でも簡単にライブ映像の配信はできないか?
6月の吉野川は修学旅行に訪れた学生で賑わっています。関西からの学校が多く一回のツアーで200人を超えることもあります。川の上で一時間半ほどラフティングを楽しんだ生徒は笑顔で帰路につきます。
200人となると事前準備と後片付けが大変です。特にウェットスーツの回収、洗濯は人手のいる作業となります。もし効率化を図ることができるなら現場の負担が減り次のアクションにつながるのではないか?
などなど、考えることが多かった6月ですが、冷えたビールがすべてを忘れさせてくれます。良くも悪くもいい季節です。
kamikoji
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