畑などの作物を通して四季を感じる暮らし

 女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのReiです。

 いなか暮らしは、季節の変化を間近で感じることができます。月日の経つのが早いとよく言うのですが、ここ2〜3年強く思うようになりました。

 

 いなかの田畑で作業して体を動かすと、四季の変化を作物の成長や収穫などで感じることができます。畑での時間が私にとって、とてもいい気分転換になっています。

 できるだけ、いつ何の作業をしたか思い出せるように、写真を撮るようにしています。

 スマホで簡単に写真が撮れて便利で、次期の作物の種まき、苗の準備などですぐに確認できるので役立っています。農作業での中腰の姿勢などから、翌日または数日後に筋肉痛になったりもしますが、気分は爽快。運動不足を反省することにもなります。

 自分たちで食べる野菜を作ってみて、亡き義母が1人できれいに畑の管理をしていたことがよくわかり、その偉大さを実感しています。

 

ジャガイモ収穫

ジャガイモ収穫

 

堀りたてジャガイモ

堀りたてジャガイモ

 

 高知市から車で1時間の嶺北(れいほく)に田畑があります。

 畑での1年、春夏秋冬で家族が食べる野菜を作っています。たくさんできた時は、民泊のお客様の食材としても活用します。手をかけて丹精込めて育てた野菜は、やはり子どものように愛しくなります。収穫は一番の楽しみで、テンションが上がりますね。

 ハクサイ、キャベツ、ニンジン、ジャガイモ、カボチャ、さつまいも、ダイコンなど。ダイコン葉は菜めしなどでも大活躍します。収穫した野菜の恵みが食卓へ。

 義父が昔から育てている原木しいたけも、毎日味噌汁が欠かせない食卓で大活躍です。しいたけも、干してみると長期保存ができ、美味しさもアップします。

 

干ししいたけ

天日に干したしいたけ

 

 今春は、米農家を長年してきた義父が体調不良で、米作りを諦めようかと何度も思うこととなりましたが、息子2人とご近所の支援があって無事秋に収穫することができました。

 これまで、1人で米作りを行ってきた義父も高齢となり、持病の腰痛や足のしびれなどで今までのようにできなくなってしまいました。農業機械の調子も悪く、点検や修理などを繰り返し、何度も担当者にきてもらうという状況でアクシデントが重なりました。

 

田植え準備

田植えの準備

 

 最大のピンチに遭遇しつつも、ご近所の方たちに教えてもらい助けてもらい、家族4人で協力してなんとか、作業をこなすことができました。

 家族の救世主となった息子達の成長した姿に、嬉しくて感動しました。幼い頃から祖父母の農作業を身近に見てきた息子達の協力がなければ、できませんでした。

 

稲の成長

稲の成長

 

 そして秋の米の収穫で、昨年までのお米より等級が上がったというミラクルが起こり、何よりもそのことに義父が一番喜んでくれて孫達に笑顔で接してくれました。

 そのことを知人に話すと

「それはみんなの愛情が生み出した結果やね」

と言ってくれて、思わず号泣してしまいました。

 新米は、かけがえのない家族の絆を感じさせてくれる最高の味となりました。

 

稲の成長

黄金の稲穂

 

 今年度は田畑の作物から、生きるパワーを今まで以上に強く教えられたような気がします。

 四季の移ろいを農作業を通して肌で感じることができます。

 自分の育てた作物を、食べることができる幸せを噛みしめながら、失敗やアクシデントにもめげずに、これからもやっていきたいと思います。

 豊作の時は、ご近所におすそ分けができて、おつき合いもスムーズにできます。

 標高が高い所にある畑からの風景が、私のお気に入りでもありここで、お茶を飲むことができるスペースをいつか作りたいとひそかに思っています。

 

 山桜で淡いピンク色になる山並みを眺める春が大好きです。夏は棚田が青々として、カエルや虫の声も響き、秋は金色に実った稲穂がきれいです。

 自然の織りなす雄大な景色が、いなかにいると近くで見られて、心が浄化されるような感じがします。気分転換するのには、もってこいではないでしょうか。

 コロナ感染など予想できない変化が起こりうる今だからこそ、意識して自分の心身のケアをしていきたいものです。

 私の場合、田畑で土に触れて作業することで気持ちの整理や切り替えができていきます。草引きをして、きれいになった畑をみると気分スッキリという感じでしょうか。

 また、自分1人で焦って心の余裕もないような時こそ、その場から一歩外へ出て庭や遠くの山並みなどを見るようにしています。そうすることで、心が落ち着いてきます。

 

ニンジン

ニンジンで楽しむ

 

 お客様から高知へ来たら空気が違うと言われたことがあります。自然ののどかな景色や気候などからそう感じられたのではないかと推測します。窮屈な空間で、息抜きしたいと思う時に、ぜひ高知へきていただきたいと思います。

 自然に恵まれ開放的になれる場所であることなど、お客様から教えていただくことが実に多いです。ゆっくりのんびり、自然や四季の移ろいなどを感じつつ過ごすことができるように、お客様に寄り添っていこうと考えています。

 そのためにも、私自身が楽しむこと、ワクワクすることを忘れずに小さな発見を積み上げていきたいと思います。

 

里芋の葉

里芋の葉の水滴

 

 これからも、日々感じたことや高知について知ってほしいと思う情報などを発信していきます。

 土佐指南家HPにも、いなかの四季の変化や高知のことを紹介しています。

 詳しくはコチラをご覧ください。

 ●土佐指南家HP https://10347n8.com

 

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    • 和田玲子