ゆく年くる年(2022→2023)
- 執筆者 吉田晶子
- 所 属フリー
2023/01/16
あけましておめでとうございます。
高知県香美市物部町から、吉田晶子今年最初の投稿です。
寒い日もありましたが比較的天候にも恵まれ、皆さまいいお正月を過ごされたことと思います。
わたしも年末年始はのんびりと高知の自宅で過ごしましたが、 昨年からの課題、薪ストーブの設置作業に追われての年越しになりました。
一筋縄ではいかないDIY
以前の記事から今回のDIYの締めくくり作業として、薪ストーブの設置について触れていました。
記事はこちら→『築古空き家リノベの後日談』
お世話になっている大工さんの仕事先の解体現場から、巡り巡って我が家にやって来た薪ストーブ。錆落とし中。
暫くの間出番待ちでしたが冬の本格到来前に稼働という予定でした。。
が、しかしそこはメーカーのプロの仕事ではなく、手弁当な作業なのでまたもやDIYの定番の茶番劇を繰り広げてしまいました。笑
リフォーム当初から来てくださっているわたしのDIYの先生でもある大工さん、お忙しい中ようやく来てもらえたその日は生憎の雨・・・
おまけに煙突等の資材が近所のホームセンターで全て揃わずハシゴする羽目になり、ホームセンターの季節柄の事情を目の当たりにしました。
不燃ボードのケイカル板(珪酸カルシウム板)だけは事前購入できました。危うく売りきれ寸前!
暗くなっても最後まで終わらず持ち越しになる
穴を開けた場所から耐震の柱が出てきて、あっちゃー!!と、わちゃわちゃ・・・
別室に隠れていたニャンズも痺れを切らし、「まだ終わらんのか〜い⁈」と、イライラ声で鳴いていました。
なんとか年内に完了
昨年12月高知では観測史上初の大雪に見舞われました。
わたしが住む地域は標高高く積もってもおかしくないのですが、なぜか大したことはありませんでした。
しかし・・・さすがに寒い!!痩せ我慢して出し惜しんでいたこたつで寒ささをしのぐ結果となりました。
そしてようやく年の瀬に完了!!
感無量〜!
煙突から上がる煙を見るだけで嬉しくなる!
2022年後半その他の出来事
ここでDIY以外でやっていたことを振り返りますと、 11月、12月はこの地域ならではのゆず仕事に関われました。
山の頂上にある園場はご覧のとおりの絶景!天空のゆず畑というネーミングがぴったり。
友人の紹介で行った先ですが見学の段階でこの景観にテンションマックスになりました。
今年のゆずは裏年といって不作の年で、バイト需要は期待できないかも・・・という噂を耳にしていたのでお声がかかるのも諦めていたのに、こんなにステキな園場で仕事ができるなんて感激でした。
トゲは痛いし山の頂上だけあり急勾配に足腰悲鳴を上げていましたが、初めてのゆずの収穫作業はとても楽しかったです。
雇い主のゆず農家さん。90歳のお父様とおふたりで切盛りされています。残念ながらお父様からは写真を撮られるのは恥ずかしいと拒まれてしまいました。
休憩時間にはゆず仕事のこと、昔は農耕のために牛を飼って稲作も盛んであったこと、今よりたくさんの世帯もありみんなで果樹を植えた話など、いろんな話をしてくださり、とてもいい時間を過ごしながら楽しく仕事ができました。
来年も絶対にここで収穫がしたいです。
遠き山に日は落ちて。労働のあとに見る夕日の美しさと言ったら…!
収穫から選果まで
生産者が年間通して育てたゆずを収穫、予冷庫があるところでは自分のところで選果、そしてここに一斉に集められます。
今年は例年より量がないのでスタートもゆっくりだったようです。
納品されてきた成果物
番号は農家に振られている生産者番号。番号が若いのは古くからの生産者になり、今では数百番台まであります。
機械で選果されたものを、さらに人の目で腐りや焼けがないか手に取り調べて箱詰めまでが一連の作業。
傷も傷みもない特Aの玉ゆず
ここから全国に旅立ちます。冬至が近いこともあり、関東の大衆浴場共同組合へ柚子湯用にも出荷していました。
自分畑の収穫物
ゆず仕事の合間に自分の畑に植えているものも収穫。田舎の秋は本当に目まぐるしいです!
一昨年からまとまった量のサツマイモ栽培を始めました。
これまでは知人の畑の一部を間借りしていましたが、今年は開墾した自宅の畑に安納芋とシルクスイートの2種類を植えました。
ちょうど苗を作る時期に改修工事をしていたので、合間に作って大きくなるのを待って、植え付けがギリギリになってしまった上、初めての土地ですからドキドキでしたが、ご覧のとおりまずまずの出来でした!
鈴なりです~
こちらの畑ですが夏場にふと見ると、葉がカメムシに全滅させられたので、通常はやらない肥料をたくさんあげて、木酢液で葉の復活を促しました。
少しサイズは小さめですが無事に育ってくれてホッと胸を撫で下ろしました。
ただいま追熟のため貯蔵中です!
昨年は貯蔵の仕方を間違えて腐らせてしまったものも多く、どこに置こうかと悩んでいましたが、資材置き場が温かくて最適でした。
あと1ヶ月ほど寝かしたら、近所の直販所等に出荷する予定です。
その他身近な自然素材で、クリスマスリースやしめ縄飾りを家で作ったりという、里山暮らしの定番行事で2022年を終えました。
年明けはひたすら火起こしに萌える!
昨年ギリギリに付いた薪ストーブですが、すぐにポカポカという訳にはいかないのが行き当たりばったりな性分所以。
肝心の燃料である薪の調達もしていなくて、とりあえず端材で焚き火ごっこからスタート。しかも薪ストーブの構造もちゃんと理解しておらず、、、
すぐ消えるやん・・! 何で?!あ、火って酸素がないと燃えないんだった! 空気取り入れ口を開けないといけなかったのかぁ~
近所の薪を分けてもらえる林業者や薪ストーブユーザーの知り合いに聞き、YouTube動画でも学習してひたすら薪を燃やしまくるお正月でした。
最近はニャンコもこのポジションがお気に入り
昨年は自分のネタを主に記事にしてきましたが、これからは地域のことや人にもスポットを当てた記事を書いていきたいと思いますので、引き続きお付き合いいただけると幸いです。
今年もよろしくお願いします!