ニュージーランドで旅行業をする愛さん。最近の旅行者はホームプレイスを探している?!~パイプウェブこぼれ話

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執筆者 小川知香
所 属

2023/02/27

 こんにちは。いなかパイプの小川です。いなかパイプではいなかマガジンを書いてくれるパイプウェブ会員という方の繋がりがあるのですが、そのパイプウェブのメンバーのコミュニティでは月に1回、オンライン会議のような雑談のような会を設けています。

 

月に1度、オンラインで開催されるパイプウェブ会議

 平日昼間の開催なので、参加できない人も多く、おなじみのメンバーで。ということも多々ですが、ときどき久しぶり!のメンバーの参加もあります。

 2月の開催ではそんな「久しぶり!」の参加だった新潟県小千谷市の清野憂さん、ニュージーランド・ネルソンからホディー愛さんが参加してくれました。

 

「今日は雪が降っておらず、晴れていますよ~」

という清野さんと

「今日は涼しくて20℃くらいです。でもサイクロンの影響で湿気がすごいです。」

という愛さん(ニュージーランドは日本と季節が逆なので今が夏)。オンラインで繋がれるって面白いです。

 

 そんな今回参加された2人とも久しぶりだったこと、面白い話が聞けたということ、そして何より、

「記事はなかなか書けないんですけど~。。」

と言いながらも話し出すと止まらなくなるおしゃべり好きな愛さん(笑)のこともお伝えするべく、今回は『パイプウェブこぼれ話』という感じで、今回のオンライン会議の様子をお伝えしていこうと思います。ぜひ最後までお付き合いください!

 

清野さん愛さんとのオンライン会議

オンライン会議の様子(左上:私、右上:清野さん、下:愛さん)

 

初めまして。だけど、まさかの繋がり・・!

 今回参加の清野さんと愛さんはオンラインでおしゃべりするのが実は「はじめまして」でした。が、実は私と愛さんは大学の先輩・後輩であり、その大学時代、清野さんが今暮らしている新潟県に住んでいました。

 そしてびっくりなのが、愛さんの元会社の先輩(しかもこれは愛さんの地元埼玉の会社での話)が、地域おこし協力隊として小千谷市に移住していたことが判明、清野さんももちろん知っており共通の知人の繋がりを発見。

「向かいの席で一緒に働いたこともありますし、最近も会いましたよ~」

と清野さん。ニュージーランドと新潟を繋いで話しているのに、世界って狭いなあと感じるばかりです。

 

ニュージーランドに旅行に来る日本人をアテンドして感じること

 そんな話で盛り上がるなか、最近コロナで途絶えていた海外旅行者がまた戻ってきており、本業の旅行業のお仕事も増えてきたという愛さん。

 そんな中で感じるのは、コロナ禍前と比べて、旅行者の雰囲気というか目的だったり旅行する人のタイプが変わってきているのだということ。特にここ最近は立て続けに1人旅の方が来て、「移住先やホームプレイスを探している」人たちだったのだそう。

 愛さんのお仕事は旅行業だけれども、1人で来た人とじっくり話したり共に時間を過ごす中で、

「彼らの人生の変わり目や悩み模索している所に居合わせていることに感動」

と言っていました。

 

 実際は、ただただ楽しく快適に過ごす観光旅行や、団体、年配の方向けの旅行手配やガイド業がないとビジネスとしては成り立たないそうなのですが、1人で何か悩みを持ちながら旅をするような人たちも大切にしたい。と愛さんは言っていました。

 愛さんのそんな話を聞きながら、コロナ禍で社会をはじめ色んなことが不安定になったを今、「このままでいいのか」と思う人が増えたのかもしれないね、ということを私や清野さんも感じていました。

 

自然の持つパワーを本能でわかっている人たち

 愛さんはそんな旅行者の方と接する中で、

「いなかパイプのインターンシッププログラムなども頭に浮かんだりして、それで今回、久しぶりにオンライン会議に参加したんです。」

とも言っていました。

 実際、話を聞いていて私自身もいなかパイプに来ている人たちと愛さんの言う1人旅をしている人たちの目的は似ているような気がしました。

 うまく言えないのですが、旅することや、その場所に滞在することを楽しむことが目的というよりは、「何か自分を見つめ直すためにここに来てみた」というような感じです。

 

 愛さんはそういう人たちに、

「旅行を通じてどういうプログラムを提供してあげるのがいいのだろう。」

ということを最近考えているのだそうです。そして愛さんの知人で秘境に住む人からは

「何もしない時間や、不便な時間が大切」

ということも聞いたようで、それはそうかも知れないけど、どのくらいの期間が必要なのか、どういうプログラムとして出すのがいいのか、などを悩んでいるようでした。

 

 この辺りも、いなかパイプでも似たような課題を感じていて、具体的には、

「自分で決め、行動できる人はできる。そうではなく、悩んでいて、でも一歩が踏み出せなくて、という人にとってのプログラムはどういうものにすべきか。また、それをどうやった必要としている人に届け、自分を見つめ直す時間として行動してもらえばいいのだろう。」

というような点です。

 

 いずれにしても、私も愛さんも清野さんも話ながら共通して感じたことは、そういった人たちが、「自然の多いところである程度の時間を過ごす」というだけでも何か感じられることはあるんじゃないかなということでした。

 空や土、自然に触れる生活には、そういう可能性があるということを、実際に「いなか」で暮らす私たちはなんとなくではあるけど、でも確かに感じるよね、という点では共感できました。

 

畑のワークショップ

自らワークショップなども開催し自然との触れ合いを大切にする清野さん

 

 だけど実際、そういうのをスピリチュアルぽくはなく伝えるのって難しい。。行動してみればわかる!と思うけど、行動してもらうってどうしたらいいんだろうね。

 というようなことを、「うーん。。」と互いに唸りながら話していました。

 ちなみに、愛さん曰く、こういうことをニュージーランドの人に話をしても全然理解されないのだそう。国家をあげて自然を大切にしているニュージーランドでは、

「自然が癒してくれる、自然の中で過ごすことが大事なんて当たり前じゃん。」

という感じらしく、「みんな本能レベルで理解している感じ」なんだそうです。

 

悩んでいる人、大歓迎!

 そんな話をしているうちに1時間はあっという間に過ぎてしまったのですが、今回のお話をこうして記事にして伝えたいことは、ニュージーランドで日本人向けの旅行のアテンドをしてくれている愛さんは、こんな悩みを持った旅行者にも一緒に頭を悩ませながら対応してくれるということ!(笑)

 

 本能レベルで自然の持つパワーを理解しているニュージーランドで、そんな力を借りながら、旅行を楽しみつつ、自分の悩みに向き合ってみたい人は、ぜひ愛さんの会社「リアルニュージーランド」に問い合わせてみてください。

 もちろん、悩んでいなくてもニュージーランドでの旅を楽しみたい方も歓迎です。ネルソンを拠点に、登山やサイクリングが趣味の愛さんが、自然のエネルギーをたっぷりチャージできる素敵なプランを立ててくれると思います。

 

エイベルタズマン国立公園でカヤック

エイベルタズマン国立公園でカヤックをする愛さん

 

日本のいなかで、暮らすや働くを体験したい人はいなかパイプへ

 いきなり海外はちょっと・・・という方は、いなかパイプでも自然の中で自分を見つめ直し、エネルギーをチャージするプログラム「いなかインターンシップ」があります。

 今年度の振り返りをしつつ、一歩踏み出したい方へよりよいプログラムを提供できるよう、来年度の準備も進めています。参加者ももちろん募集中ですので、気になる方はぜひお問合せくださいね。

 無料のオンライン説明会も定期開催されていますので、直接色々聞きたい人はこちらもぜひ活用してください。

 

いなかパイプネットワークで、あなたの気になるいなかや人に繋ぎます!

 ちなみに、今回の話の中でサラッと清野さんが、

「私も20代とか若いころ、1人で海外を旅して価値観が変わったことがあった。それで南米に住んでみたこともあるし、動いてみたらわかるってことありますよね。」

と、なんとケニアに住まれていた過去があることを話されてびっくり。つくづくいなかパイプネットワークには面白い人たちがたくさんいるなあ、と思います。

 

 こんな悩み・・と思うようなことでも、共感したり、こうしたらいいよ!と言ってくれるような経験を持った人がいなかパイプが10年以上かけて築いてきたひろーいネットワークにはいるかも知れません。

 そういう人に繋ぐパイプ役としても、あなやの悩みに寄り添っていけたらと思っているので、ぜひどんなことでもご相談ください!お待ちしています。

 

パイプウェブ会員も募集中!

 また、いなかパイプでは全国のいなかに暮らす人たちをつなぐコミュニティ「パイプウェブ会員」も常に募集しています。

 他のいなかで暮らす人との繋がりが欲しい人、何か発信したいことがあるけど1人では続けるのが難しかったりたくさんの人に届けるのが難しいと感じている人、ぜひパイプウェブ会員のメンバーと一緒にいなかについて発信していきましょう。

 こちらも、興味のある人はまずお問合せ下さい。お待ちしています。

 ●パイプウェブ会員の詳細についてはこちら

 

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