おかみの四国歩き遍路、まだまだ続くよ
- 執筆者 和田玲子
- 所 属シェアハウス土佐指南家
2023/04/14
女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのReiです。
先日、気がつけば9か月ぶりの歩き遍路に行ってきました。88か所を巡って結願と思い、コロナ感染予防で休止もあり、3年目突入です。
こつこつとマイペースのお遍路旅です。
今回は徳島県にある第12番札所、焼山寺。88か所の札所の中でも標高の高い場所にあり、難所のひとつです。
歩き遍路で高低差がある山道は「へんろころがし」とも呼ばれ、今回は6か所あります。
1日で22kmほど歩きました。実は長距離で、膝やふくらはぎが痛くなる傾向がある私、やはり残り5kmくらいで、膝の裏側〜痛みが出て下り道で歩くのがきつくなりました。
膝を曲げて歩くのが辛くて、膝にサポーターもつけたのですが、遅かったようです。
長距離歩く前には、事前に膝サポーターをつけるべきだと、後で反省しました。身をもって、自分の体調に気をつけて行くというのが次回の教訓です。
救いとなったのが、ドライバーの手配でした。
次男にドライバーを頼み、自宅から最寄り駅までの2時間半ほどの運転、お昼の購入などをお願いして、荷物を極力減らして歩くことができました。
私の痛みの緊急対応もでき、すぐ近くまで車で迎えに来てもらうことができました。ドライバーを頼んでいてよかったと、心から思った1日でした。
お昼も次男と待ち合わせ場所で合流して受け取ることへ。おにぎり・おやつ・お茶を頼んでいたのですが、バナナを追加してくれていて、これが疲れた体に大きなパワーを与えてくれました。
野球部で中高6年間、頑張ってきた次男の配慮に感謝しました。
リクエストした甘いおやつ、レーズンバターサンドも疲れを癒やしてくれました。
歩き遍路の楽しみは、こういった、もぐもぐタイムです。水分補給とともに、昼食やおやつが勇気づけてくれます。
朝4時すぎに自宅を車で出発、2時間半で最寄り駅まで来て、24時間営業のお店で親子3人での朝食で体を温めました。こんなことも、そうないだろうと思いました。
久々に一緒に過ごす道中、何げない会話も息子の成長を感じる時間となりました。
会話を聞きながら、いつしかウトウトしてしまうような、安心できるくつろぎ空間です。
家族の団らんの時間、巣立ち間近な我が家にとって、貴重なものとなります。子ども達が幼い頃の家族の団らんとは、又ひと味違う、大事な時間に感謝です。
7時前から最寄り駅から歩いて、7時間半で無事、焼山寺に到着。
途中、昼食休憩もとって、「へんろころがし」の山道で膝やふくらはぎの傷みというアクシデントもありましたが、ふしぎとまた行きたいと思っています。
今回は歩き遍路の方と、多くすれ違い、互いに相手の安全を思う言葉がけをすることができ、心地よくて頑張る気力が出てきました。
歩いて眺める景色もきれいで、無心になることができ、お寺で読経すると気持ちが浄化されるような感じがしました。
小雨が降る時も少しありましたが、大きなくずれも無く、岩場などで滑ることがなくてよかったと思います。
膝、ふくらはぎの痛みも2〜3日で回復しました。徳島県の札所11か所と高知県の札所6か所、合計17か所を残すところまできました。
春の穏やかな季節に、少しずつ進めていけたらと考えています。
諦めずに前進することを学んでいるような気がします。民泊のお客様との話題にも繋がっていきます。
四国のお遍路の歴史、1200年を超えています。大事に継承できることを願っています。
これからも人との出会いを大切にして、役に立つ事ができるように頑張っていきます。健康で、元気でいること、お客様にご利用いただくことに感謝して、伝えたい情報を発信していきます。
高知の楽しいこと、おいしいもの、おすすめしたい場所や四国お遍路などの体験など、情報のアンテナを広げていきます。
新たな発見などを含めて、私自身が楽しんでいきたいと思います。
土佐指南家HPにも、いなかの四季や高知のことなどを紹介しています。
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