古材・廃材、捨ててしまう、その前に。

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執筆者 鈴木一恵
所 属山のホムサ

2023/08/18

 夏ですね。新潟の夏の始まりは梅雨も相まって、ジメジメムシムシ・・・肌に纏わりつく暑さです。皆様の地域の暑さはどんな擬音の暑さでしょう?

 山奥の田舎暮らしと言えど、流石に冷房なしではキツイ暑さが続いていますが、我が家は旧自宅に引き続きクーラーはありません。  

 網戸&扇風機でどこまでしのげるのか、、、、夕方から夜にかけてはひんやり涼しくなる事が救いです。とはいえ最近はそうでもない寝苦しい日もありますが。。。

 

ある日の散歩風景。
ある日の散歩風景。

 

 今回は、古材や廃材をリメイクしたお手軽にできるDIYを紹介。

 何かの参考になるかは分かりませんが、「あ、こんな使い方できるんだ!」「うちにあるあれもこうすればいいんじゃない?」などのキッカケになったら嬉しいです。

 

我が家はいたるところに廃材・古材のリメイクが。
我が家はいたるところに廃材・古材のリメイクが。

 

桐ダンス(タンス)の使い方イロイロ

 以前、母の知人が着物リメイクでスカートやベスト、羽織り物など制作していた事もあり、着物をほどく作業などは私や母でもできるので、ほどいて生地にしたものを知人に渡しリメイクしてもらい、イベント時やネットで販売していました。

 そんな事もあり、タンスに眠ったままのなかなか処分できない着物などを頂く機会が多々ありました。  

 そのうち今度はその着物を入れていた桐ダンス等も(もしくはタンス単体でも)自分では処分に困って、捨ててもいいからよかったら貰ってほしいという話がいろいろな所から来るように。

 なんなら古民家改装時も、すでに空き家には桐ダンスが何個もおいてありました。あっという間に我が家はタンスまみれです。

 

 

これはほんの一部。改装中もいろんな場所に移動して「何に使おう」と試行錯誤していました。
これはほんの一部。改装中もいろんな場所に移動して「何に使おう」と試行錯誤していました。

 

 状態の比較的良いものは普通にタンスとして使いました。今でもそのまま使っているものもありますが、かなり古い物もあり流石に全部は使い切れません。

 せっかく頂いた桐ダンス。できればうまく活用したい。でも、そのまま使うには限界がある。じゃあ、別の使い方を考えよう。という訳で・・・

 

本棚・飾り棚にリメイク

 引き出しはすでに箱型になっているので、本棚・飾り棚など棚系に重宝します。

 オイルステインで塗装し、取っ手は比較的簡単に取れるものは外せば、重ねて設置したりもできます。逆にそのままわざとつけておいて、取っ手部分になにか飾りなどをぶら下げても面白いですよ。

 

意外とタンスの引き出しだと気付かれない事も多いです。
意外とタンスの引き出しだと気付かれない事も多いです。

 

キャットウォークの一部として

 棚にするときは、重ねて固定しても良いですし、壁がとめられる壁であれば壁に一つずつ固定します。L字になっている棚受けで補強すると、より重い物を載せても安心かもです。

 引き出しの上に板を設置すれば引き出しの幅よりも大きい物も載せられますし、なんなら猫のキャットウォーク兼休憩場所にも。

 

 

まさかの照明に

 引き出しの底を外して、ランプシェード代わりにもしました。これも塗装し、周りをイロイロ装飾したら、意外にもしっくり。

 


もはやタンスの原型は無くなってきていますが。

 

桐ダンスではないけれど・・・

 これはもともと籐のランプシェードだったのですが、数十年と使用しているうちに籐がボロボロになりついに骨組みだけになってしまいました。

 なので、その骨組みに布を裂いたものを無造作に巻きつけてリメイク。灯りをつけるとまたいい感じです。

 

 

 引き出しをそうやって棚にしまくっているので、桐ダンス本体は引き出しの無い棚として衣類やリネン、道具置き場などに活用しています。もちろん、普通に本棚にも使えます。ちょっと奥行きがありますが。

 雑誌やネットやお店などでアイデアをかき集め、自己流でリメイクした古物・廃材のリメイクの始まりが、まさにこの大量の桐ダンスの活用からだった気がします。

 

ペイントするだけで大変身

 部屋の壁を塗るとガラッと印象が変わりますよね。家具なども同様で、思い切って全く違う色、テイストにしてみると意外とそれがしっくりする時もあります。

 空き家に置いてあったキャビネット。このままではいまいち、、、だけどなんとなく何かに使えそうだと思い、いっそ塗ってしまえと思い切りペイントしました。

 

 

  また、廃材を頂きに行ったお家で一緒に頂いた古い本棚。塗装が剥がれていたり、キズがある場所も多くとてもそのままでは使えそうもなかったので、同じようにペイントと、少し背面を補強しました。

 

 

 こちらも頂き物のちゃぶ台。しばらくそのままの状態で使っていましたが低さが気になり、テーブルとして使う事に。足を付け替えてしばらく使っていましたが、今度は天板の表面のキズが気になってきました。なのでこれもペイントする事に。

 

 

 塗るのって、ちょっとした手間ですが意外とDIYのなかでも手軽にできる作業だと思います。手軽に出来ますし、ガラッと印象も変えられます。

 最近私が結構するのはイロイロな色を混ぜながら塗ったり、一つの物でも場所によって色を変えたりする事。

 この色も使いたいけど、これも捨てがたい!と迷ったり、一色を綺麗に塗ろうとするとムラが気になったり、、、っていう時は意外といい解決法かも?ですよ(o^―^o)

 なんだかちょっと心残りがあるけどこのまま使うのはちょっとなぁと、タンスの肥やし、お家の肥やしになっている物って身近にありませんか?思い切って処分するのも一つですが、どうせ捨てるならその前に、ちょっと着せ替えしてみては??

 

 

 只今旧自宅を一棟貸しにする為何回目かの「お着換え中」です(笑)

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