旅する上勝カフェ:後編
2016/05/21
去る2月7日、東京・下北沢で開催したイベント『旅する上勝カフェ』。前回の記事では、イベントのキックオフからインターン修了生スタッフとともに作り上げてきた経緯をお伝えしました。
さていよいよ迎えたイベント当日。寒さ厳しい中、会場は駅から少し距離があり、果たして人は来てくれるのか… 不安を抱えながらのスタートとなりました。 しかし、予想に反して!
開始とともに会場はたくさんの人で賑わったのでした~!
まず始めに盛り上げてくれたのは、プロ阿波踊り集団の「寶船(たからぶね)」さん!
カッコイイ踊りと巧みかつアツいトークで、観客の心をがっちり鷲掴みしてくれました♪
お次は〝輝くおばあちゃん!葉っぱビジネスの秘密〟ということで、上勝町から現役彩農家の西蔭さん(7?歳)にお越し頂き、「100歳になっても現役で彩がしたい!」という葉っぱのお仕事の魅力を語って頂きました!
盛り上がるステージの一方で、少し離れた別会場の特産品販売コーナーも大盛況!
上勝町から持っていったおいしいもの、ちょっと変わったものが飛ぶように売れていきました!お買い上げくださったみなさま、本当にありがとうございました!
2階では上勝町の郷土料理やデザートを提供するカフェを営業。11時のオープンから18時の閉店まで、いっぺんたりとも人が途切れることがなく、修了生スタッフはみんなてんてこまい!あまりの忙しさに写真を撮ることすらできませんでした…
さて、その頃ステージでは〝さらわれた東京人 山奥でいま何を!?〟ということで、昨年4月に㈱上勝開拓団を立ち上げた代表の仁木さんと社員の菅原さんが登場!上勝開拓団さんは今回のイベントの共催でもあります。
「なぜ東京から上勝にやってきたのか?」「山奥でどんな仕事をしているのか?」田舎で会社をやることの意味や、生活することの楽しさをリアルに語って頂きました。
続いて、〝ヤマビコミュージックフェスティバルin下北沢〟!上勝の山深い古民家で定期開催されている音楽フェスを、下北沢に持ってきちゃいました♪
だれでも歌えるし、楽器初心者だって大歓迎♪人が少ないからこそ誰もが主役になれる町・上勝町ならではのフェスなんです。
15時頃からは、この日ステージのメインイベント!〝攻める田舎が未来をつくる〟と題して、島根県海士町「㈱巡の環」代表の阿部裕志さんと、上勝町「NPO法人 ゼロ・ウェイストアカデミー」理事長の坂野晶さんに登場して頂きました!
お二人とも若くして、組織のリーダーとして田舎が抱える課題に対して前向きにチャレンジを続けていらっしゃる移住者です。飾らない等身大のお話にお客さんも真摯に耳を傾けられていました。
坂野さん提案のコタツ×上勝名物・鯉のぼりちゃんちゃんこが下北沢の街中でとても目立っていました(笑)
最終プログラムの大福引大会の前には、〝上勝に魅せられた若者たちのトーク〟ということで、上勝町のインターン修了生であり、今回の『上勝カフェ』を一緒に作り上げてきた仲間でもある5名に登場してもらい、上勝から感じる魅力について語ってもらいました。
今回のイベントを通してもっとも強く感じたのは、インターン修了生の方々が上勝町を応援してくれることのありがたさ。11月にイベントを企画して2月7日当日まで、修了生スタッフの協力がなければ、決してこのような大規模なイベントを東京で開催することはできませんでした。中にはインターン修了後4年以上経っている方や、一週間しか上勝町に滞在できなかった方もいます。
今回のイベントは「人さらい」をテーマに、まだ上勝町を知らないという人に町への興味を持ってもらい、まずは一回上勝町に行ってみたいと思ってもらうことが目的でした。
「人さらいは一日にしてならず」というのは今回のイベントを通して生まれた名言ですが、この日イベントに参加してくれたお客さんやインターン修了生も含めて、これだけ多くの人を惹きつける力を持っていることもまた事実。
上勝町のような小さな町がこれから先も存続していくために、外から町を応援してくれる人たちとのつながりをもっともっと大切にしていきたいと感じました!
イベント終了後の打ち上げにて。寶船さんも参加してくれました!
『旅する上勝カフェ』は、これからも場所を変えながら全国を舞台に展開していきます。あなたの町に上勝町がやってくるのはそう遠くないかも!?それでは次回をお楽しみに!
と、ここまでつらつら書いてきましたが、この度『旅する上勝カフェ@下北沢2016』のメイキング動画が完成しました!
制作はもちろん上勝開拓団。
前日準備から本番当日までの緊張感や大盛況の様子がたっぷり収められており、改めてインターン卒業生の皆さんの協力のありがたみをかみしめました。
「本当は5分ぐらいにまとめるつもりだったのですが、手伝ってくれた皆さんのことを、ちゃんとした形で伝えたいと思い、23分になってしまいました 笑」
とのこと。愛を感じますね!そんな思いのこもったメイキング動画、ぜひぜひご覧ください~♪
そうこうしている間に、もう次の開催のことも考えていかなあかんなぁと、冷や汗半分、ワクワク半分の担当者でした(笑)