高知で新しい暮らし ~まず家の改修から
- 執筆者 長谷岡勲
- 所 属株式会社FPI 地方創生事業部 おむすビーズ
2018/06/07
土佐町に引越ししたのは2016年1月。理由は色々あるが今後日本の古くからの文化が残る場所で子育てをしたいと思ったのと、自身である程度食べるものを作れる技術を身に付けたいと考えたから。
収入で言うとかなり半分以下になるが、逆に考えると収入はあっても同じような暮らしが都市部ではなかなか難しいというのもあった。
2年前に引越ししてまず取り掛かったのが借家の契約。家は大家さんが好きなように改修してもらって結構との事だった。
先ず改修が最低限必要なところは台所と風呂。まず風呂の取り壊しに取り掛かったが電気ドリルなど使ったこともなかったので借りた方から使い方を教えてもらい、全部壊さず一部回収という事もあり細かい部分はノミを使う。
なかなか真冬の慣れない作業を一人でするのは大変ではあったが、モチベーションを保つ工夫をしながら2週間ほどかかり古い風呂を解体。その上をモルタルできれいに塗りなおし、風呂釜を設置。
台所も同様古いものを壊すことになったが風呂で大分慣れていたのとこちらはノミを使っての作業が少なかったこともあり半日で解体終了、その上にモルタルをはっていく。。
モルタルを平らにならしていき、その上に風呂を設置。
薪風呂はいいが忙しくなると焚きつけも大変、灯油、ガスも考えたがしばらくは温水器で出来るだけ簡単にやる方向で。。
なんせ早く取りあえずは住める状態にしないと時間はどんどん過ぎていく。借りている家もいつまでもいるわけにもいかない。
あーやりたい、こーやりたいを考え出すときりがないので先ずは最低限暮らせる、後々修正が可能な安上がりな方法を考えて進めていく。風呂はモルタルの上に設置するだけ、台所も土曜設置するだけのもので。
次に気になるのは家の中の掃除、畳は大家さんが手入れされていたこともあり、古い畳を頂けることもあったりでそのままのものを先ずは干して使用することに。
庭は土そのもので雨が降ると靴がドロドロになるので、取りあえず海から石ころを拾ってきて敷いてみる。箱バン2台分(400キ)を運ぶ。スコップと土嚢袋を持って詰めて海岸から道路まで運ぶの繰り返し。なかなか運動になります。
次は囲炉裏を直す、焼き鳥とアユを焼いてちびちび飲めるイメージを持ちながら。。。 掃除の為に畳を上げ下に引いてある板をはがすと囲炉裏が出てきた。
これは復活させたいなあと思い色々とネットで調べたり、人に聞いたりしながら修復していく。
炭火で焼きながらゆっくり飲むと最高に美味い!特に獲れたばかりのシシ肉や焼き魚は最高です。
畳だと火が飛んで焼けても困るんで床板に今後張り替えることに。気になりだすと色々気になり今やるべきことが進まなくなるんで、思ったことは書出し今後少しづつやっていくことに。
台所のガス台が汚れているんで、サンドペーパーでこすって少し汚れは落ちるがきれいにはならんので上から色塗ってごまかす。
同時に土間のドアは木が腐っていて開きにくいのでサッシを注文。見た目は木の扉の方がいいですが結局雨にあたる事や台風の事など考えると密閉性がいいのはサッシです。
木窓で使える部分はレール部分だけを換え暫くはそのまま利用することに。
囲炉裏は無事完成、粘土やモルタルなどを練りこみひび割れを修復。完全ではないが使うには問題なさそう。
床は耐震の工事に来てくれた大工さんとも相談し、火が落ちても困るので前からあった畳ではなく、杉床に変更。色は壁の色と合わない(床板だけ新しい為)その上から柿渋を3重塗りし完成。
この部屋だけ唯一断熱材を床に入れる。家全体にやるとなると費用もかかるので取りあえず一室だけで。
最後に雨漏りしていた屋根を修復、この部分は補助金も申請し専門の大工さんにお願いすることに。簡単に誰でも出来る瓦はがしなどの作業は自分ら行う。
古い家なので部屋の奥は暗くジメジメする為、天窓を付けて明かり取りをすることに。
天井を残すとその後の電気線の配線に時間がかかるので、冬は寒いの覚悟で天井を取っ払う。
明かりが入りだすと昼間は電気なしでもオッケーです。
次に電気配線のプラン。。最低限で済んで便利な場所にコンセントを考えます。
高知県土佐郡土佐町れいほく地域で現地体験開催!!
◆2018年6月22日(金)~6月24日(日)◆
高知県を体験する2泊3日!日々の生活から離れ自然の中で自分を解放しよう!
詳しくはこちら⇒