民泊スタートからの1年をふりかえって

 女性専用のシェアハウス&民泊「土佐指南家」おかみのレイです。

 朝晩の肌寒さと、日中の日差しの強さと、気温の変化に体調を合わすのが難しい時期が到来しました。思い起こせば、昨年も暑いとよく言ってあいさつしていました。同時期に民泊を開業したばかりで始動していました。

 そして、民泊を開業したことを知った方から、民泊に興味があるけど、実際はどう?と聞かれることも徐々に増えてきました。民泊開業から1年が過ぎ、女性専用の民泊を営むシェアハウス土佐指南家での経験や気づいたことなどについてお話したいと思います。

 

民泊届け出

民泊の届け出の登録完了を済まして       

 

耕運機

1年後、畑で耕耘機の修行中

 

 民泊を開業して、今までの課題だった短期間の宿泊利用が可能になった事が、最大のメリットでした。都市計画法の区域区分で土佐指南家は宿泊業ができない住宅専用地域に該当しますが、民泊の開業で大きく変わりました。1年間に180日迄の利用制限はあるものの、週末など短期間の宿泊ができるようになりました。少人数対象の家庭的な民泊なので、じっくりとお客様と話したり、ご要望にできるだけ応えられるように努めています。

 2019年の夏には、初めて、海外からのお客様をお迎えしました。よさこい祭りが国際的になってきたことを実感しました。英会話への不安はありましたが、異国文化などとの交流を楽しみ、おかみ自身が一番はしゃいでいたかもしれません。

 嬉しい出会いとなり、高知の夏、よさこい祭りを堪能していただきました。

 また、よさこいに参加するため、高知県西部より来られたご家族もいらっしゃいました。県内でのご利用の可能性、今後のご利用へと繋げていきたいと考えています。

 

 デメリットとまでは思いませんが、届け出の書類をそろえるのに時間がかかり、完了までに3か月ほど要しました。不慣れで、関係機関への問い合わせなどに2週間近くかかることもありました。関係機関を訪ねて、対面で不明点を確認して、届け出が無事完了した時には、とにかく安心しました。今では,懐かしい思い出ですが、とにかく聞いていくことを徹底して、前進する日々でした。

 

民泊の手続きのポイント(おかみの経験上の個人的な見解です)
①開業場所が民泊可能な場所であるかを確認する
→ 市町村役場の都市計画に携わる部署で確認できます。

②届け出先の担当者に不明点について早期に相談、解決する
→ 高知市での開業:高知市役所、高知市以外:高知県庁が届け出先です。

③家屋の図面(部屋の広さ○○㎡など)を準備する
→ 面積などを計算して提出するので,不可欠です。

④公的機関での証明書が必要なので,平日に動く時間を確保する   など

 

さつまいも

畑での収穫 

 

畑

畑で癒やされるひととき

 

 住宅宿泊事業法に基づく民泊は、1年間に180日迄の利用制限をふまえて、土佐指南家では、週末での少人数利用で、無理せずにコトコト営んでいます。

 家庭的な民泊として、出会いを大切にして、また来たいと思うような宿を目指しています。また、住宅地でもあるので、ご近所への騒音などに留意していかねばなりません。ご近所に民泊でお客様が来られることを事前に伝えてご協力をいただけるように努めています。

 お客様ご利用時には、おかみが滞在しています。お客様とお茶を飲みながら会話すると、自然と笑顔が増えて話も弾みますね。お客様の笑顔で,元気をチャージしているおかみです。

 

 年間180日以上の宿泊経営をしたいという方には、ゲストハウスなどを一緒に調べてみることをオススメします。

 ゲストハウスは、旅館業法に基づく簡易宿泊業に該当するため、届け出先や提出書類などが民泊とは別となるので、ご注意ください。

 ゲストハウス開業の場合も、まずは、市町村役場の都市計画に携わる部署で開業できる場所であるかの確認をすることから始めてみてください。おかみは、かつてゲストハウスを考えていて、最初に都市計画での確認をしてなくて、遠回りして結局不可な立地だったと後で気づいたという苦い経験があります。どうか、このことをお忘れなく!!

 

 民泊に関する詳細は、ポータルサイトなどに掲載されているので、ご確認ください。

 土佐指南家でも相談対応しています。微力ながらも、お話しできることは伝えておりますが、変更の可能性も考えられます。最新情報に留意しながら、届け出先の担当者と連絡を取り合い、確認することをお願いしています。対面でのやりとりが、不明点の解消で最も安心できたので、しっかりと確認したい事項については、事前に連絡して訪問するようにしていました。

 

 また、高知県内外の民泊,ゲストハウスなどを見学したり、施設ご自身で体験利用することもいいです。お客様の立場,視点で考える貴重な時間となり、良いきっかけともなります。おかみも日本全国を巡ってみたいという夢があり、自分のペースで実現していこうと思っています。そして、いつかは海外、夢は大きく!!そう思っています。

 おかみの今後の展望としては、県内の民泊、ゲストハウスなどのオーナーさんと繋がっていき、宿泊者の県内観光にあわせて、オススメの宿として双方で紹介できる関係性が構築できたらと考えています。人と人の繋がりを大事にする民泊で田舎の親戚に会いに行くような感じで気軽に来られるような場所でありたいと思います。

 

ドラゴンフルーツ

近況のお葉書とドラゴンフルーツ

 

 土佐指南家のリビングテーブルには日本地図がありますが、世界地図も広げて、「どこからきて、今度はどこへ行く?」と話も弾んでいました。ご利用者同士で親交を深めた方々もいて、嬉しい報告を受けました。偶然、宿泊を共にした仲間同士で繋がる事ができる自然体でのおつきあい、ご縁の不思議さに驚くことが、よくあります。

 

ドラゴンフルーツ

 

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツをカットしました

 

 四国は八十八か所の霊場がある、接待、おもてなしの文化が根付いています。四国に生まれ育った我々だから、遺伝子レベルで接待やおもてなしができるのではないかと想像することがあります。

 昔からの先人の知恵、行事などを後世に伝えることは、今を生きる自分達の役割ではないでしょうか?空き家の増加も懸念される時代に、民泊などでの有効活用などと繋がることを願います。

 

 高知での女性の滞在が、安心してできるような場となっていくように、さらに検討していきたいと思います。これからも、おかみ自身、高知市での民泊としてできることを考えていきます。

 興味をもたれた方、週末などの癒やし滞在拠点としてご利用くださいね。民泊に関するご相談、シェアハウスの見学なども気軽に、お声かけください。

 土佐指南家は、みなさまとの出会いを大事にしていきます。

 

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    • 和田玲子