いなかインターンシップで挑戦のハードルが下がった ~とのちゃん体験記③~

2022/10/18

 初めまして。東京生まれ東京育ち、いなか未経験、現在大学4年生のとのです。いなかインターンシップには、大学4年の5~6月に、休学をして参加しました。

 インターンシップで多くの学びや気づきを得たあまり、伝えたいこと・残したいことが膨大にあり、3回に分けて記事を書くことにしました。

 前回はいなかインターンシップでの出来事について書きました。

●いなかインターンシップで知った様々な生き方~とのちゃん体験記②~

 

インターンシップを通して、起こった変化 ~将来の不安がなくなり、未来が待ち遠しくなった

 インターンシップを通して起こった、最も大きな変化は、将来の不安がなくなり、未来が待ち遠しくなったことです。

 就活中に、自分のやりたいことがよくわからなくなってしまった私。就活を中断し、インターンシップが始まるまでの間も、

「就活やめてしまったけれど、このまま就職先が決まらなかったらどうしよう」

「就活を再開した時に、休学したことについてどう思われるだろう」

「インターンシップが終わっても、結局何もわからなかったらどうしよう」

と、未来に対する不安しか感じていませんでした。

「自分はこれからどうなってしまうのだろう」

毎日そんなことばかり、考えていたのです。

 

 ですが、インターンシップにて、これまでの人生で会ったことがないような方々にたくさん出会い、お話をさせていただいたことで、

「自分が思っていた以上に、いろんな生き方があるのだな」

と実感しました。

 

畑

 

 スタッフさん、同じ宿舎に住む方々、研修先の方々、地域の方々・・・。さまざまな人との出会いによって、生き方の選択肢の幅が一気にぐいっと広がりました。

 当初抱えていた、

「自分はどうなってしまうのだろう」

という将来への不安。インターンシップを終えた今では、

「自分はこれからどうしていこう」

という楽しみへと変わっています。

 

挑戦のハードルが下がった

 新しいことに飛び込む楽しさを知り、挑戦のハードルが下がったことも、インターンシップを通じて起こった大きな変化です。

 私はインターンシップに参加するまで、「やる前に考える」タイプの人間でした。

 やる前から、あることないこと色々考え過ぎて不安になり、結局やらなかったり、やりたいと思うことがあっても、挑戦や失敗が怖く、「でも・・・だから」と都合の良い理由をつけて、やらずに諦めてしまったりすることがよくありました。

 フットワーク軽く、気になることはなんでもやってみる、失敗を恐れずチャレンジするという人を本当に羨ましく感じていました。

 

 そこで、インターンシップでは、少しでもやりたいなと思ったことや、やったことがないことに出会ったら、先入観をもたずに「とりあえずやってみる」姿勢で何でもチャレンジしてみることにしました。

 地元の人が大勢集まる宴会に参加したり、

 

宴会のごはん

お正月のように豪華なご飯・・・!

 

 おじさんに釣りに連れて行って欲しいとお願いしたり、いなかパイプ代表のレオさんに「インタビューさせてください」とお話しする時間を作ってもらったり・・・

 

あめご釣り

あめご釣りに連れて行っていただきました!

 

 どれもやる前は不安でしたが、やってみると、思った以上に楽しかったり、やる前に抱いていたイメージが良い意味で裏切られたりしました。

 少なくとも「やらなきゃよかった」と後悔したことは、1回もありませんでした。

 また、そこで得られた「やってみたら楽しかった!」という感覚が、次また新しいものに出会った時に「これもやってみたら案外楽しいかもしれない」というチャレンジするエネルギーに変わりました。

 

 このようにして、私の中での何かに挑戦することのハードルが少しずつ下がっていき、新しいことに飛び込む際、不安や恐怖よりも、「やったことがあること」を増やしていく楽しみの方が大きくなったのです。

 それまで行動する前に考える、頭でっかちだった私が、「とりあえずやってみる」という精神を身につけ、色々なことに積極的に挑戦することができるようになったのも、インターンシップのおかげだと思っています。

 

目標は達成されたのか・・・?

 さて、インターンシップに参加するにあたって、私には一つ、達成したい目標がありました。

 それは、“将来やりたいことの方向性を見つけること”です。

 

 30日間インターンシップに参加し、この目標は達成されたと私は思っています。

 まず、インターンシップを通して、人に話を聞くことが好きだという気づきを得ました。特に、その人自身の考え方や、その人が今までどのような人生を送ってきたのか、なぜその生き方を選択したのかなどを聞くことが好きです。

 その人自身にまつわる話は、知識や説明とは違って、その人にしか話せない、オリジナルのものです。

 その人がどのような考え方、価値観の持ち主なのかを話していく中で探って行ったり、同じ質問でも、人によって様々な答えが返ってきたりすることが非常に面白いのです。

 

 人に話を聞くこと。それを仕事にするかどうかはまだわかりませんが、これからも、その人にしか話せない考え方や、生き方について話を聞いていくことは続けていきたいなと思いました。

 また、様々な人とお話しし、色々な生き方を知ったことで、将来への不安がなくなり、「自分は将来どうしていこう」と未来が待ち遠しくなったことから、色々な人の生き方を知ることに大きな可能性を感じるようになりました。

 

とおわの駅

 

 そこで、小学生や中学生、高校生といった早いうちから、色々な生き方をしている大人の話を聞き、選択肢を広げ、自分の将来について考えてワクワクする、そんな機会を創り出せたらなとも思うようになりました。

 まだ、これらのことは頭の中で「やりたい」と思っているだけですが、いなかドアで学んだ「やりたいことは現実化できる」ということを活かして、いつか実際に形にできたらなと考えています。

 

おわりに

 インターンシップの話をしていた時、どなたかに

「いなかインターンシップは、横に広がるインターンシップだね」

と言われたことが、とても印象に残っています。

 

 よく考えてみると、インターンシップをやったことで、就職先が決まったわけでもないし、何かすごい成果をあげたわけでもないし、特別なスキルが身についたわけでもない。私の状況は何も変わっていません。

 ですが、インターンシップを通じて、様々な気づきがあり、学びがあり、将来の不安がなくなって、未来が待ち遠しくなり、どんなことも「とりあえずやってみよう」と挑戦できるようになり、私の内面には、とても大きな変化がありました。

 人との出会いを通じて、自分から見える世界がグッと広がりました。

 

 このように、いなかインターンシップは、何かの能力を伸ばしたりするような「縦の成長」よりも、自分自身の考え方や、物事の捉え方を変化させ、視野を大きく広げるような「横の成長」を促すプログラムだと感じました。

 そんな「横の成長」を体験してみたい方、ぜひ一度、いなかパイプへインターンシップを経験しに来てください!

 

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