夏の思い出といえば、茶畑と草刈り

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執筆者 小泉隆一
所 属フリー

2022/09/26

夏といえば川と山と草刈りでした!

 

夏の四万十川

 

茶畑

 

 そろそろ秋に入りますが、みなさん今年の夏はいかがお過ごしだったでしょうか?

 こんにちは初めての人は初めまして、今年から四万十町に移住しました小泉でございます。

 

 夏の思い出と言えば

「川!」

それとも

「山かな?」

やっぱり高知県なら

「四万十川でカヌーやキャンプ場で楽しめるよね・・・」

などその他いろいろとご意見があるかと思いますが・・・。

 

 私の夏といえば川もあり・・・山もあり・・・いろいろとありましたが、やはり多かったのは草刈りでした。

 草刈りの場所は四万十川を挟んでの川の付近の茶畑でそこまでの移動は中山間地域特有の傾斜があり、そのため川を眺めながら山の傾斜を登ります。

 

朝の茶畑

 

 こちら早朝の茶畑の様子です。四万十ではこのように霧がたくさん出てきます。

 秋と異なりやはり夏は暑くてこまめに水分補給や休憩を挟みます。そのため夏でも涼しい早朝に作業するとが多いところがあります。

 

茶畑の草取り

 

なぜ草取りをするのか?

 こちら草取りの現場の茶畑です。四万十の茶畑ではほとんど農薬を使用せずにせっせと草取りをしており四万十川に負担をかけない農業となっておりますが、それ以外の目的でなぜ草取りをするのか?

「お茶の収穫前に草取りしたのでは?」

「夏の炎天下で何度も除草作業をしなくてもいいのではないのか?」

と思われるかもしれませんが少し草取りをサボると・・・。

 

茶畑と雑草

 

 ・・・こうなります。

 ようするに雑草と竹や笹が合わさった小さな森のような状態になります。(これを放置すると大きな密林のようになりますが・・・)ことわざに『雨後の筍』ともありますが、雨が降った後は雑草のように竹や笹が次々に生えてきます。

 茶畑では雑草や竹などの生長を抑制したり、また来年にむけて雑草の発芽を抑えたりなど効果は様々ですが最低でもこの2回以上は草刈りをします。

 

雨後の筍

 

 とくに竹や笹は成長すると硬くなるのでノコギリやナタで切るなど手間がかかります。これが成長の早いこと早いこと・・・とても厄介です。

 また茶畑の隣の竹林がよくあるので、地下の根からどんどん増えようと次々とやってきます。まあ竹も自分の土地を取り返そうとしてるんでしょうか。農業は雑草や雑木やらとの戦いでした。

 

バラ科雑草雑木

 

 次に痛いのがバラ科の雑草や雑木でした。どれぐらい痛いかというと簡単に軍手を貫通して刺さるのでもう物理的に痛いものです。とくにツル性のバラ科が厄介でどんどん成長して草の林ができますので、地道に手作業で取っていきます。

 

茶畑と栗の皮

 

茶畑と栗の皮

 では除草剤以外になにか雑草対策はないのでしょうか?

 答えはかなり難しいです。マメに草を取るしかないようですが、雑草が生えにくくするように一部の茶畑ですが栗の皮を試しにしいています。

 本来はゴミとして処理される栗の皮の廃棄物ですが、茶畑にまく事によって雑草の防止と肥料にならないかといろいろと試しています。

 

 またこちらの栗の皮も四万十の栗工場の廃棄物であり、四万十地域内でぐるぐるとゴミが資源となり循環していくことでしょう。

 今後はどうなるか様子を見るところですが雑草の防止と、それ以外では土がやわらかくなるので多少大きい雑草でも手作業で抜けやすくなり今後に少し期待ができます。

 また歩くとサクサク音がします…

 

 ↓栗の音はこちらの動画でご覧下さい。

 

 サクサク・・・とするのはこちらのサブレです。

 

紅茶サブレ

 

 四万十紅茶を使用した紅茶サブレもおやつにとても合います。サクサクした食感がとても紅茶と合いまして栗の音よりも美味しい風味が味わえます。

 お世話になった方へのプレゼントに、頑張った自分へのプチご褒美にもおすすめです。

 このおいしいおやつを食べると四万十川に負担をかけない農業がより進み、また次の世代にバトンが引き継がれていきます!

 サクサク・・・と食感を味わいながらも茶畑や栗の音でも思い出して頂ければと思います。

 

 みならいの紅茶サブレはコチラです!

 

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 ※数に限りがございますので、売り切れの際はご了承ください。

 

四万十川

 

 終わりに一言・・・鮎やカニなど四万十川はとても自然豊かな環境です。四万十地域を今後ともよろしくお願いします。

 

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