一棟貸し「コサクレム」ができるまで① 果てしなきペンキ剥がしの日々と再びのペンキ塗りの日々と(とにかくペンキまみれ)
カメムシ、、、じゃなくて、こんにちは。最近(10月中旬~11月上旬にかけて)触ると臭いニオイで攻撃するアイツこと「カメムシ」の事で頭がいっぱいの、新潟県上越市の里山「高尾」在住の鈴木一恵です。
10月の中旬頃から、予想外の「カメムシ大量発生」に見舞われ、自然多し我が家の周辺だけの出来事かと思っていたら、全国的にカメムシが大フィーバーしていたようですね。これも猛暑の影響なのでしょうか。まさかの猛暑の後遺症・・・
カメムシは毎年必ず出現しますが、流石に今年は異常なほどの大量発生でした。写真はとてもじゃないけどお見せできない(したくない)ので残していませんが、天気の良い日は窓ガラス周辺が常に渋谷のスクランブル交差点だとご想像ください(渋谷界隈に謝れ)
そんな訳で、10月中旬からは余りのカメムシの侵入の多さに、流石にシェアスペースを開ける事も出来ず、まさかの「カメムシ休業」を強いられておりました。
人生何が起こるかわかりませんね。
カメムシのおかげでまた少し模様替えしました(なにもかもカメムシのせい)
その後無事に?再オープンしておりますが、なにせ今度は雪の心配があるもので、オープンしたのもつかの間、12月からは再び春まで今度は「冬期休業」に入ります。。。トホホ(;^_^A
我々がネット情報で仕入れたり、共に戦う方々に教えてもらったカメムシ対策について語りたいところですが、そんな事すると今回はその話で終わってしまうので、カメムシについてはこの辺にしときます(すでに長い・・・)
2021年 秋頃~ シェアスペースオープンのかたわらひっそり改装開始
古民家改装と違う点は何と言っても解体作業はほぼなくて、全ての部屋と言う部屋の壁、床、天井、なんなら扉、ドアの取っ手、窓枠(サッシ関係)まで塗りに塗りまくったペイント剥がし作業があります。
剥がすと言っても、完全に剥がすのは不可能。とりあえず様子を見ながら、始めに取り掛かったのは窓や扉などの「サッシ」関係。
「従来のサッシの色が気に食わない病」だった頃にお構いなしに塗りまくった後遺症で、後々塗膜が剥がれ、逆にみっともなくなってしまっています。しかも何なら剥がれた上にまた何の補修・加工もせず塗り足した跡まであります。
再び塗るか塗らないかはおいおい考えるとして、これは一度剥がさなくてはなりません。
塗料剥がし剤を使って剥がしていきます。
今回の改装はとにかくひたすら地味な「塗料剥がし」から始まりました。シェアスペースの事でてんやわんやで(こんな規模でも)この年は結局シェアスペースが冬期休業に入った12月頃から、なんとかやっと改装に手を付け始めたぐらいです。
なので、すでに季節は冬。雪もチラホラ、、、どころかモカモカ降る中、塗料剥がし地味作業をひっそりと行っていました。
古民家改装の時は、始めはひたすら解体(破壊行為ともいう)という動き的には派手な作業でしたが、塗装剥がしはひたすら地味ですよ。そして気が遠くなるくらい塗りまくった場所だらけで(ほぼ私が:自業自得)時々なんでこんなところまで塗ったんだ!と自分で自分を呪いました。
とにかく玄関扉が「もう扉なんて替えてしまえ!!」と言う位大変でした。
ペンキを1回塗っただけなら、塗膜剥がしで剥がれやすいのですが、この場所は剥がしながら思い出したのですが、なんと4回塗装していました(、、、。)
ペンキ遍歴:たぶん緑→パープル→赤→黒
なので塗膜剥がしを塗っては剥がし、剥がれない場所にまた塗っては剥がし、それでも剥がれない場所には・・・・(以下略)もう、叩き壊してしまえ!!
という訳にはもちろんいかないので、ひたすら地味に地味にがんばって剥がしました。まあ、また塗りますけど。
ここでも活躍の廃材たち
こんなに塗りまくった旧自宅ですが、実は一か所だけ奇跡的に手付かずの場所がありました。二階の物置(納戸)です。
ここは常になにかしら物が詰まっており、見えない場所でもあったので流石にペンキを塗るという発想が及ばない場所でした。
しかし、人間的には手付かずでしたが代わりに猫がコツコツ作業してくれた形跡がビッシリ。。。
なので、この場所が旧自宅の改装らしい改装(塗装剥がし以外)の始まりの場所になりました。ペンキ剥がしが無いってなんて楽なんでしょう!!
壁のボロボロが課題でしたが、ここは改装後も物置として使うので、それほど見た目を気にする事なく、ボロボロの場所を補修出来ればいい位の雰囲気で始めました。補修する材料は日頃から頂いている廃材から使えそうなものを見繕いました。
石膏ボードもまさかの廃材です。廃材と呼んでいいのか分からない代物ですが。
とてもじゃないけど、プロフェッショナル大工さんたちにはお見せできないツギハギ施工で、石膏ボードが足りない部分はやはり廃材のベニヤ板や何らかの板でツギハギしつつ、ボロボロの壁をなんとか隠し、、、いや補修しました。
納戸なので、ここで終わってもいいはずなのですが、私はとにかくペンキを地味に剥がし続けていた時から、やりたいことがあったのです。予想はつくと思いますが、それはペンキ塗りです。というわけで、築30年目にして初めて納戸をペイントしました。
もうコツコツ「作業」しないでね(そもそも納戸は猫禁止)
物置とは言え、一部屋を完成させたことで興が乗ってきました。この勢いで引き続き取りかかるのは、二階の大きい方の個室です。
森の中に「森の部屋」をつくる
この部屋はかつて弟たちの部屋でもあり、父母の部屋でもあり、最終的には私の部屋でもありました。そして主にわたしの部屋時代に、塗りまくって最終的に黒い壁になっていて、この壁はこの壁で結構気に入っていました。
しかし、色はともかくそこら中に画鋲や釘の穴跡、キズなどが目立ち、さすがにこのまま、、、、という訳にはいきません。ここも少し補修してオールリセットします。
穴をパテで埋めてから、全体にサンダーをかけます。天井の色は薄めのピンクと少し濃い目のピンクだったのでここもイメージが合わない為塗っていきます。ちなみに今度は天井を黒にします。
やたらとあるレトロな?脚立も全て貰い物です(今は使用しない型らしい)
壁を今度はもっと明るい色、だけど一色だけ、、、っていうのはなにか違う気がして、全体に緑系を使いたいな~とぼんやり考えていたので、いっそ色々な緑を使っちゃえ!!という事に。そうこうして塗っていくうちになんだか森っぽい仕上がりになりました(私的に)
季節的に窓の向こうにはちょうど覆い茂った木々の緑が見えていた為、ますます森の中にいる雰囲気になったので、もうここは「森の部屋」に決定。
冬は冬で、この緑がいい感じに雪とコントラストとなってくれるはずです。
これは昨年2022年の春くらいまでの進み具合です。他にも同時進行でもう一つの個室、あと二階の廊下など同時期に作業していますが、ちょっと今回載せきれなかったのでまた次回に。
春までにこの改装シリーズを終わらせたい、すなわち春までに完成したい!(現在進行形ですので)ついでに冬の間に今の部屋の天井のペンキも塗り替えたい!(え?)猫の遊び場ももっと作りたい!!・・・・なんて、やりたい事だらけで、やらなきゃいけない事が春までに終わるか今からすでに微妙です。
では、また。
◎一棟貸し「コサクレム」改装の様子はインスタグラムにて現在進行形で見られますので、是非ご覧下さいね~♪♪