「とかい」から「いなか」へ来る理由それぞれ
新潟県上越市のちょっと小高い里山「高尾」から主にDIYやなんちゃってセルフリノベの発信をしている鈴木一恵です。2024年秋から密かに「無職(時々シェアスペースやってる人)」から「一棟貸しオーナー」に地味に昇格しました。どうぞよろしくお願いいたします。
年末にドカンと雪が続き、いかにも雪国!!な年の瀬でありましたが、ここ数日は天気も落ち着いてホッとしております。冬の天気は変わりやすいので全く油断はできませんが、時々でも雪の落ち着く日があるのは助かります。
雪に埋まる我が家。もはや冬の見慣れた景色。
コサクレムがはじまって
年も明け2025年。昨年9月になんとかオープンまでこぎ着けることができた『一棟貸しコサクレム』も運営と言っていいような大げさな事はしていませんが(しなさいよ)オープン前に身内から言われた『1年間に一組しか来なかったらどうするの?』と言う不吉な?予想を上回り、少なくとも一組以上は来て頂けたので、とりあえずホッとしています。流石に一組って、、、、(極端すぎる)
多分多くの方が気になる事は、「どこから、どんな方が、こんな山奥の田舎へ??」 と言う事だと思います。
あらかじめうたっている通り
「特別な事はなにもありません。食事提供も、田舎体験も、観光ツアーもありません。」
な我が民泊。
近くに飲食店どころか、コンビニもありませんし、何なら自販機もありません。しつこく言いますが。
緑だけは、、、、緑だけはありますから!!(冬はないけど・・・)
オリジナルな独自のシステムをまだまだ模索中
ホテルなどは、受付があります。通常の一棟貸しは非対面式が一般的。ゲストハウスは家主が滞在していて、、、と様々な「泊まる」場所のシステムを参考にしながらも、我が家の一棟貸しは自宅が徒歩圏内にある事と、全くお客様と接触なく行うよりは、ほんのちょこっとでも両者のお顔が見えた方が安心(私たちもお客様も)じゃないのかな?と考えてチェックイン・アウトのみ対面させてもらうシステムにしてみました。
【チェックインってどんな感じ?】
あらかじめお知らせ頂いているチェックイン予定の時間に私がコサクレムにてお迎えする形になります。冬期間は館内を暖めるため早めに行って薪ストーブをつけたりしています。
お客様が到着されたら、宿泊名簿の記入と、宿泊料金のお支払い、館内の簡単な説明をして、私は退散いたします。後はまるっきりプライベート空間です。
クリスマス仕様だった時のコサクレム。
【チェックアウトは?】
コサクレムのチェックアウト時間は11時までです。チェックアウト時に連絡いただいたら、私が伺って、簡単に館内のチェック(忘れ物がないか等)し、お見送りいたします。
チェックインの際にチェックアウトの予定時刻がお決まりでしたら、お伝えして頂いてもよいのですが、あくまで当日連絡があってから、伺う形にしています。予定があっても無くても、時間を決めない方がゆったり過ごせますよね。
チェックイン後の掃除TIMEに可愛らしいメッセージを見つける事も。
これは絶対置きたいと思っていた「ゲストノート」。書く書かないは全く自由ですが、皆様結構メッセージやイラスト、感想などを書いてくださって、これを見るのも一つの楽しみに。
どこから、どんなお客様が?
極近場で言うと、同じ地域内の方のご家族が帰省される際に宿泊していただきました。一番遠方で言うとフランスから連泊で宿泊されたご家族も。もちろん同じ新潟県内のお客様もいらっしゃいます。
私的に意外だったのは首都圏のお客様と同市内(上越市内)のお客様が思ったよりも多い事です。
首都圏(とかい)のお客様に関しては、自分でオープンしておきながら、
「都会の人がわざわざ観光地でもない田舎体験もない、山奥に来るかな?そもそも山のようにある宿泊施設からどこのサイトにも登録していない脆弱民泊は見つけられないだろうな」
と少なからず思っていたのです。
だから、ついお客様にも聞いてしまうのですが、今のところ最も多い宿泊経緯は
「知人、親類などが県内、市内にいる。もしくは出身が県内」
でした。
まるっきり新潟県、上越市にご縁がない訳ではなく、市内や県内に目的があって、その為に検索もしくは知人などから紹介されてパターンが多く(毎回聞いている訳ではないので聞く限りの範囲ですが)なるほど~な経緯ですが、それにしても、コサクレムを見つけていただけた事、とても嬉しいです。
あともう一つの意外は「同市内」からのお客様。
県外や県内でも遠方からいらっしゃる方よりは来やすいんだから意外ではないのでは?と思われそうですが、だってよく考えてみてください。近ければ近いほど「わざわざ何もない場所にお金を出して泊まる?」になりますか?私がそういう場所(ここ)に長くいるからそう思ってしまうのかもしれませんが。
しかし、実際まだ統計を取るほどの宿泊数ではないので詳しくは書けませんが、明らかに同市内、主に市内の街にお住まいの方のご宿泊が半数以上は占めている実感です。そして、多分純粋に「コサクレムに泊まる」事を目的にして頂いている事がありがたいですし、とても嬉しいです。
お客様提供の写真。
県内の方も、県外の方も、海外の方も、そして近場にいながら来て頂ける市内の方々、全てのお客様に見つけていただき、感謝です。そして、お客様の中には『山のホムサ(シェアスペース)』のお客様、常連様も。大分かかりましたが、待っていてくださってありがとうございます!!!
客層もイロイロ
小さなお子様がいるご家族。きょうだい、家族で集まる場所が欲しくてと県内外市内いろいろ組み合わせのご親類、ご家族の皆様。お友達家族同士のグループ。女子のみグループ。男子のみグループ。会社の方々と。もちろんカップル、ご夫婦、そしておひとりさまも。
年代で言うと乳幼児~80代までと大変幅広いです。
この4ヶ月余りで、様々な客層、グループのご宿泊があり、なんだか想像していた感じとはまた違った面白さだなあなんて感じています。毎回今回はどんなお客さまかな?と私もワクワク待っております(だからってグイグイ質問したりしないのでご安心ください)。
いろいろな季節のコサクレムを体験
9月からはじまり昨年12月末までで、ありがたいことに既にリピーター様が数組いらっしゃいました。いつかまた泊まってもらいたいなあ、、、なんて考えていた「いつか」を早速実現して頂けて大変大変ありがたいですし、なにより一度宿泊されて、また泊まりたいと思っていただけた事が嬉しすぎます。
そして、再宿泊時には
「前来た時となんか変わってる?この家具なかった??配置変わってる??」
なんて我が家あるあるの家具の配置換え(模様替え依存症なので)がここでもちょいちょい行われていますので、それもお楽しみに(、、、するほどではありませんが)。
キッチン周りは一番ジワジワ物品設備の増加があるかもです。
秋の窓辺
冬の窓辺
どうなる2025年
予想していたよりも開始当初から反響がありましたが、もちろんそれは始まった時に地元のメディアにいろいろ取り上げていただいたので、その影響が大きいと思います。当たり前ですがそれはずっと続くわけではないですし、同じような事を繰り返しているだけでは、なにも始りません。実際、コサクレムは完成しましたがこれで完了ではなく、これからが「はじまり」だと思っています。今年がどんな一年になるかは分かりませんが、とりあえずチェンソーは使いたいです(2024年はNOチェンソー) 。
では、また。