卒業前にやっておきたい「いなか体験」〜いなかドア体験記〜
2021/10/29
7月のいなかドアに参加した都会生まれ都会育ち大学4年のたくちゃん。
都会での就職が決まった大学卒業前に今の自分にピッタリのプログラムだとかんじて、見つけて直ぐに応募してくれたそうです。
山登りをしたいというプランを提案、実行した登山
インターンシップ参加でもなく2週間のいなかドア体験はたくちゃんにとってどんな経験だったのか聞いてみました。
Q:いなかドア体験してみてどうでしたか?
参加前は、いなかドアを通していなか生活や自分のやりたいことができたら良いなと予想はしていたものの、ここまで自分のやりたいことが実現できるとは思っていなかったので、実現度の高さに大満足です。
また、参加費用7万7千円でここまで様々な経験ができ、コストパフォーマンスの面でも非常に満足しています。
ほぼ毎日水に入ってきた夏の高知の海と川
Q:このプログラムで、学んだ、得たと思えることはどんなことですか?
●ゆっくりした時間や何もしない時間を過ごすことで、自分の求めている感覚や素直な気持ちに気づくことができた。
●魚を自分で捌いたことで、命をいただくこと言うことを身をもって学ぶことができた。
●対極の経験(自分にとっては都会⇄田舎)をすることの大切さを知ることができた。
●田舎の人の日常的な生活や仕事が、都会の人にとっては遊びや貴重な体験になること。
●誰かと同じ瞬間を共有できることが、自分にとってどれだけ大きな喜びか知ることができた。
●自分が心から帰りたいと思える場所が東京以外で出来た。
●自分の生き方の選択肢が増えた。
●料理が上達した。
●虫に多少慣れた。
何もしなくても毎日通った四万十川
晴れたら毎朝畑で農作業からスタート
毎日自炊で鍛えたランチにみんな大満足
宿舎のまえで自ら釣り、自ら捌くはじめての経験
登山途中のブナの原生林で休憩
Q:このプログラムの内容やコーディネーターにご意見、ご要望などあれば教えてください。
今回、いなかドアに参加という決断をして良かったと心の底から感じています。参加前は、正直田舎に対してネガティブなイメージしかありませんでした。
でも、実際に田舎に来て生活をしてみると、自分がやりたいことや求めていることの本質は田舎でやりたいことだったのではないかと思いました。自然を感じたり、火起こしをしたり、面白い人と話したり、人の温かさを感じたり、生きているということを実感したり、自分の求めているものが田舎にありました。
初めは、2週間何するんだろうとも思いましたが、終わってみればあっという間の2週間で、まだまだここにいたいと思いました。間違いなくこの経験は自分の人生にとって、大きな意味を持つと確信しています。
今回は、参加者1人でしたが吉尾さんとちえみさんのおかげでとても楽しい滞在になりました。お二人はスタッフという立場だったかもしれないですが、自分と一緒に楽しんだり喜んだりしていて、スタッフと参加者という垣根を超えて一緒にプログラムに参加できた気がしてとても良かったです。
最後にこのような素晴らしいプログラムを用意してくださりありがとうございました。
最終日前日の「困っていること」
終盤地元の人と交流もできて「帰りたい場所になった四万十
卒業後、就職が決まっていて、田舎に住む予定でもないたくちゃんですが、先に就職した先輩から学生時代にお金を多少使ってもやりたい経験はしといた方がいいというアドバイスが腑に落ちて、卒業決まってコロナ禍で動きづらい今、「やりたいこと」として、いなかドアを選んでくれました。
結果、自分が想像した以上のプログラムにしたのは他でもないたくちゃん自身でした。
田舎で何かやりたいと決まっている人はもちろん、何をやっていいか分からないけど、実際に自然と共に生きている暮らしの場所へ行って体験したい、楽しみたいという方、おまちしております。