いなか移住体験記〜生活を変えたくてインターンシップ参加したその後〜

2021/11/13

 いなかパイプに入社し1年経過したぜんちゃんこと泉さん。

 ぜんちゃんは3泊4日で開催していたいなかドアに参加し、その後改めて1ヶ月のインターンシップを体験し鳥取から四万十へ移住しました。

 コロナ禍でインターンシップへの参加や移住の決断などその当時の想いを振り返ってもらいながら、今の状況などをインタビューしました。

 

ぜんちゃん

 

−インターンシップに参加しようと思った動機を教えて下さい。

 当時やっていた仕事にやりがいを感じてなくて

「やりがいってなんだろう?」

とか考えていましたね。やりがいのある仕事をしたいと思いました。

「生活を変えたい=移住!」

と思いながら数年たち、ネットで「移住」などで検索すると「いなかパイプ」という変わった会社があることを知りました。

 1つの仕事に縛られない生き方、季節を感じながら働くことに魅力を感じました。登山が趣味で、そういうものともう少し関わった暮らし方がしたいと思っていました。

 

−色々選択肢があったと思いますが、なぜいなかパイプを選んで来たんですか?

 桝井さんのインターンシップを受けているインタビューの記事をみて、自分より年齢も高い人が挑戦していて、仕事内容も自分も季節を感じて働けそうだなということを感じました。

 

−インターンシップ終了後から1年経ちましたが、これまでどのような仕事や暮らしをしてきましたか?

 とにかく、やりたいことがありすぎる1年でした。

 目指していたものは仕事とプライベートに違いがなく、好きなことを仕事にしている状況でした。

 

−具体的にどういう暮らしでしたか?

 仕事でもプライベートでも季節を感じられるような暮らしがしたかったです。

 もう少し歳をとった後に田んぼとか畑とかをやりたいと思っていました。それを自分の子どもに教えられる様になりたくて、今はそういう田んぼや畑の仕事ができるのが嬉しいです。

 休みの日でも田んぼのこととか見に行ったりしているので、仕事もプライベートもあまり区別なく生活しています。

 

田んぼ

 

 田舎では地域の行事とかに参加することも必要だと思っていますが、ここの暮らしでは地域と関わることとかできるのもいいところです。

 プライベートで山小屋にもいけたのも嬉しいです。(ぜんちゃんは入社当初から春先に山小屋の仕事をしたいという希望を出していて、今年山小屋でのお仕事も少ししてきました。)

 こんなかんじの暮らしをこれからも続けていきたいです。

 

山小屋での仕事

 

−移住して来て、地域との関わりはどうですか?

 今は一軒家を借りて暮らしています。家の前には山があって地主さんが持っている栗を剪定してみたり、裏には川が流れているので釣りをしてみたり、夏には水浴びしたりすることができ満喫しております。

 玄関の前に誰からかの差し入れの野菜が置いてあったりしてびっくりすることもしばしば。少しずつですが地域に馴染んできてるのかなと実感しております。

 

地域の行事に参加

 

−インターンシップ前半のいなかドアで印象に残っている経験や気づきを教えて下さい。

 仲間と過ごすというのがこの年代だとなかなかないけど、インターン同期が小学校や中学校みたいに、同じ年くらいの人達とたまたま一緒になって関わることができたのがよかったなと思います。

 「いなかドア」では遊びほうけていましたね。やりたいことを毎日やっていた。

 

いなかドア

 

−インターンシップ後半の現場研修は何を体験しましたか、またそこでどんなことを考えたり感じたりしましたか?

 現場研修はカヌー館と道の駅に行きました。充実していました。

 前半のカヌー館では、増水の為一度もツアーに参加できず、残念でしたが、研修中カヌーの漕ぎ方を徹底的に習えたことが良かったと思います。今もその経験が実になってます。

 カヌー館の館長にはこの地域で経験してみてはというアドバイスがあったおかげでいなかパイプ社員として勤め、生活しているので感謝しています。

 

カヌー館での仕事

 

 後半の道の駅では、レジでの接客などの経験をしてみたいということを叶えさせてもらえました。

 よって西土佐はお客さん対応で道の駅一位になったことがあるなど、地域に根強いた優しい接客をされていたことが理由なんだなと勉強になりました。

 将来どうなるかわからないけど、登山ガイドとかにも繋がると思っています。

 

−インターンシップの経験は今の暮らしにどのような影響を与えていますか?

 自分の場合、これまでの仕事ではない経験をしてみたいというものがありました。そして人生の再スタートも取れると思います。

 いきなり見ず知らずの地で動くのは少し壁があると思いますが、僕の場合はインターンを経ることによって四万十で動きやすくなりました。

 1ヶ月の体験を通してこの地域、仕事、暮らしならここで暮らせそうという具体的なイメージができたので今の暮らしがあります。

 

−これから来る人達に向けて何か一言あればお願いします。

 四万十は、ド田舎です。自分も田舎からきましたが、びっくりするぐらい川と山しかないです。でも人がお節介な人が多くていい人たちだらけです。

 今、畑や山でなにが旬なのか季節を感じられます。

 

 来る時にはある程度、ビジョンを持って来た方がいいと思います。僕がビジョンが明確にあったわけでないけど、自分のやりたい方向性が分かっているから仕事や地域に合わせられて、適応できているとかんじています。

 ある程度は地域に合わせる様にした方が、地域とのつながりができるのでオススメですが、自分のやりたいことなどのビジョンも大切にしてほしいです。

 

 あとは、色々と助けてもらうことや頂けるものもあるので、誠意をもってお返しをすると関係を作っていけると実感しています。

 地域に貢献しようと別に思わなくていいと思うけど、地域とともに自分も成長していける様に挑戦してほしいです。

 合うか合わないかは来てみないと分からないので、気になっているなら取りあえず来て体感してください。

 それから合うか合わないかを判断するということで全然遅くないと思います。来てみたらきっと何か発見出来ると思います。

 

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