芸術家とおやまあつこさんが四万十カゴノオトへ!!

2013/10/07

顔の写真
執筆者 小清水 緑
所 属わくる

 

 いなかパイプマガジンをご覧のみなさまこんにちは。

 すっかりご無沙汰しております。といっても、今まで1度しか投稿できたことがないですが・・。

 一昨年の10月に東京から四万十へ引っ越して、昨年の12月から夫の前成照とカゴノオトというお店をしております小清水緑です。

 

 今回は、芸術家のとおやまあつこさんが東京から来て下さったことをレポートします。

 

 

 8月21日から9月7日まで芸術家のとおやまあつこさん(以下とおやまさん)東京から四万十に来ていただき、カゴノオトで切り紙の展示をしてもらいました。

 とおやまさんとは、私が東京にいたころにやっていたカフェの時の知り合いで、私が引っ越してから四万十に行きたいとおっしゃってくださっていたのでした。今回わざわざこの遠い四万十へ来て下さったのでした。

 

 絵も描かれるとおやまさんですが、今回は切り紙の展示で来てくださっていました。

 切り紙と言えば、小さな頃に折り紙を小さくたたんで折って、はさみで切っていく。そして、広げると左右上下対称の模様ができるという多くの人もやったことがあるあれです。

 とおやまさんがいらして私もやらせてもらいましたが、いやいや思うようにはできません。さすが、作家さん。とつくづく思ったのです。

 

とおやまさんが来て下さったのは、まだ夏のさなか。暑い暑いちょうど満月のころの四万十でした。

 

5758-1 四万十の太陽

 

東京から送ってくれた荷物をあけて展示のセッティングをはじめてくれます。

 

5758-1 四万十の太陽

 

5754-3 切り紙展準備

 

5773-4 切り紙展

 

5774-4 切り紙展

 

5772-5 切り紙展

 

すぐさま殺風景なカゴノオトが華やかになっていきました。

 

 

 さて、長い期間滞在してもらって、作品を作りながら、同時にお店カゴノオトでの展示、切り紙のワークショップをしてもらいました。 長い期間だったこともあり、私たちの知り合いにもたくさん会ってもらおうといろいろなところへもご一緒しました。

 

 道の駅とおわへ。

 カゴノオトがたまにイベント出店させてもらっています。そこへとおやまさんと一緒に行きました。その日カゴノオトのお菓子を買って下さったお客様限定でとおやまさん提案のオリジナル袋へ入れるという特典つきにしました。

 

5793-6 包装紙

 

出店のお店も切り紙でかわいく飾って下さっていました。

 

5788-6 カゴノオトin道の駅

 

5791-9 カゴノオト道の駅

 

 また、私たちがよく行く、知り合いのお店にも行ったりして、次回のとおやまさんの四国展示ツアーなど思いを馳せたりしました。(私が勝手にですが・・・)

 

 切り紙を展示していることをたくさんネット上で宣伝をしたらたくさんの方がお店にお越し下さいました。そんな中で、いろんなイベントを企画している人がワークショップにいらっしゃたりもしました。

 

 幡多フェスという(今回は、土佐清水で行われる)イベントの主催の方々がいらっしゃり、そのイベントを切り紙で飾ると習っていかれました。

 

5805-10 幡多フェススタッフ

 

http://hatafes.com/index.html

 

そんな中からとおやまさんもそのイベントに作品を展示するというお話し発展しました。

 

 また、四万十手仕事市 http://blog.goo.ne.jp/shimanto_teshigoto というイベントを企画してらっしゃるかたもいらっしゃり、そのイベントにも切り紙を送ろうというお話にも発展。

 

 切り紙を通してたくさんの人がカゴノオトに来てくださったり、切り紙を持ち帰ってくださったりしていきました。ワークショップも盛況です。

 

5961-11 切り紙ワークショップ

 

5835-20 切り紙ワークショップ

 

 私もとおやまさんが来て下さったことによりどんどん風が流れていくのがほんとにありがたいと日々思っていました。

 

 常連のお客様がテレビ高知に連絡してくださり、また四万十ケーブルテレビにも連絡したところ、どちらも取材に来てくださり、切り紙を番組で取り上げて下さいました。

 

5848-12 ワークショップ取材

 

5855-13 ワークショップ取材

 

 切り紙は平面の写真よりも風に揺れてキラキラ光る様子のわかる映像の方がよりリアルにその良さを伝えられて、ありがたいことでした。

 

 また、小清水が少しだけお手伝いさせていただいている宅老所などの活動をなさっている「さわやか四万十」にもとおやまさんがワークショップをしてくださり、いっしょに行ってきました。

 

5899-14 ワークショップ さわやか四万十

 

5902-15 ワークショップ さわやか四万十

 

5916-16 ワークショップ さわやか四万十

 

 高齢の方々みなさん集中してもくもくと思い思いに作っていらっしゃいました。先生のとおやまさんがほめてくれるので、うれしくなってどんどん作品が出来ていきました。

 

 切り紙は、四万十の素敵な瀧にも連れて行っていました。

 

5868-17 切り紙と滝

 

カゴノオトが朝ごはんをお届けしている三島キャンプ場にも旅立っていきました。

 

5891-18 三島キャンプ場

 

 いろんなところへ少しずつ切り紙が羽ばたいていくのでした。

 とおやまさんがきてくださったことにより、たくさんの新しい風が四万十カゴノオトにふいてくれました。そして、切り紙の種がここ四万十にたくさん蒔かれて、飛び立っていきました。

 だいぶ田舎である四万十でのお店。自分たちの力では、出来ないことが外から来て下さる大きな力に寄って、開かれて、広がっていくことをつくづくつくづく実感した今回の展示でした。

 

 たくさんの切り紙を旅立たせてくださったとおやまさんは、展示を終え東京に帰っていかれました。

 

5976-19 とおやまさん@十川駅

 

 満月だった月は新月をすぎ少しだけ見える月に変わり、気候はすっかり秋になっていました。

 

 今度、とおやまさんが来て下さる時には、また違うカタチで切り紙がカゴノオトで展開してくれるのだろうな。そのときを楽しみにしているのです。

 

 この場を借りて来て下さったとおやまさん、来て下さった皆様ありがとうございました。

 

 

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