【2/23 締切 緊急クラウドファンディング 】40年続いた養殖の歴史をつなぐ!国産エビの完全養殖事業に挑戦@高知・大月

 昨年、いなかをつなぐプロジェクト1と題して「平家伝説が残る四国の天空集落『切山』。奇跡の自然卵を次世代に継ぐ挑戦!」  という参鍋養鶏場を応援するクラウドファンディング を実施しました。

 本当にたくさんの方に応援・ご支援いただいて、目標を達成することができました。本当にありがとうございました!!

 

 そこからこんなに早くまたクラウドファンディング を行うことになるとは思ってもいませんでしたが、急遽みなさんの力をお借りしなければ、どうにもなりそうもない事態に陥ったのでこんな記事を書かせていただきました。

 今回、ご支援いただきたいプロジェクトは、高知県大月町で、私・ササクラレオの父がはじめたエビの種苗生産&陸上養殖事業への挑戦です。

 題して「【いなかをつなぐプロジェクト2】40年続いた養殖の歴史をつなぐ!国産エビの完全養殖事業に挑戦@高知・大月町」です。

 1週間というありえない短期間の、しかも自前でのクラウドファンディングへの挑戦になります。記事を読んでいただいて、「食べる」ということを通して応援し、このプロジェクトの行く末を見守っていただけたらうれしいです。

 ⇒ご支援は、こちらの入力フォームからお願いします!

いなかをつなぐプロジェクト2

 

▲いなかパイプ代表・ササクラレオの父を紹介する動画ができました!

▲新沿岸陸上養殖合同会社の研究所を紹介する動画ができました!

▲2/20開催:緊急クラウドファンディング公開インタビュー(聞き手:青木将幸さん)の動画(約30分)をアップしました。

 

▲2/20開催:緊急クラウドファンディング 第2弾公開インタビュー(聞き手:眞鍋邦大さん)の動画(約40分)をアップしました。

緊急クラファン公開インタビュー報告

▲2/20開催:緊急クラウドファンディング 公開インタビューのレポートをアップしました。

 

養殖業界のレジェンド、ササクラレオの父

 父は、80歳、福岡出身。ラガーマン→皇宮警察→柔道オリンピック候補選手→政治家秘書→宝石商などなど、聞けば聞くほど「ホンマかいな?!」と言いたくなる経歴を持っている男です。

 そして、東京で薬剤師だった母と出会い、政治家の令嬢との縁談もあったらしいですが、母を選び、さらに紆余曲折を経て、母の実家・高知県大月町へ来て、漁師だった祖父を手伝うところから父の漁業人生が始まります。(ここまでの話もメチャクチャ面白いですが、詳しくはまた別の機会に!)

 

安満地

実家がある大月町安満地(あまじ)集落

 

 祖父から習いながら、これまで約40年の間、魚の種苗生産と養殖を行ってきました。タイ、ブリ、ハマチなどなどこれまでにたくさんの魚をつくり、会社をつくり、会社をつぶしたりもしながら、栄枯盛衰を経てなんとか生き残っている養殖業界のレジェンドです。

 現在は、新沿岸陸上養殖合同会社という会社で、自ら研究開発したシロアシエビ(バナメイエビ)の種苗生産・養殖と、最近ではスジアオノリの養殖もやり始め、夏場エビ・冬場アオノリの生産で経営を成り立たせていこうと、今も飽くなき探求をし続けています。

 

父

飽くなき探求を続ける父

 

輸入物しかないエビの国産化へ挑戦

 エビへの挑戦は10数年前から始まり、父の飽くなき探求が最近やっと実を結び、量産ができるようになってきています。
 シロアシエビ(バナメイエビ・クルマエビ科)は、中南米原産のエビで、スーパーなどでもよく見かける冷凍・輸入物の安いエビです。
 このエビの種苗生産は、日本国内ではほぼ実現できておらず、日本でこのエビを養殖する場合は、稚魚をタイやアメリカから購入して養殖しています。

 日本にもクルマエビがありますが、養殖には砂地が必要で過密養殖できないので海岸に広い面積が必要となります。一方、シロアシエビは、砂地を必要とせず水中で泳いで暮らすエビなので、陸上で過密養殖が可能です。

 

シロアシエビ

シロアシエビはこうやって泳ぎます

 

 そんなエビから、卵をとり、孵化させ、稚エビにして、食べられるようにまで量産できる養殖(「完全養殖」と言います)業者は、日本ではこの会社しかありません。(調べると大手企業がやっていたりしますが、量産がまだできてなかったり、稚エビを輸入に頼っていたりしているのが現状です。)

 そのため、国内のいくつかの大学でエビを研究されている教授が認めてくださっており、この会社のエビが日本のエビ研究に活かされています。

 また、このエビは海水で育てていることもあり、甘味があってエビ本来の味を堪能できます。また、完全養殖の高知県産なので活魚でも出荷可能で、生食できる安心安全なエビになります。

 

エビ幼生

真ん中に白く小さく見えるのがエビの幼生

 

 父の夢としては、淡水から人工海水をつくって養殖できたりもするので、日本の山の中で、温泉地などで熱を利用し、エビ養殖を広げていきたい。スジアオノリと組み合わせ、循環サイクルをつくり、アクアポニックスをつくりたい!などと夢を語っており、「何歳まで生きるおつもりですか??」と突っ込みたくなるそんなバイタリティあふれる80歳です。

 

スジアオノリ

スジアオノリ

 

任せられない父と、頼りにならない息子たち

 夢を追いかけ続ける父ですが、お金には無神経で、「(漁業者は銀行からお金を借りられないので)高利貸しにしかお金を借りたことがない」と豪語するほど、これまでありとあらゆるお金を借りられるところから借金をし、やりくりしてきたという逸話をよく父や母から聞かされていました。

 そして、最近でも「お金がない、お金がない」と言うので、「早く辞めて年金生活しろ!」と言ったり、「ヒト、モノ、カネを調達できないなら経営を辞めれ!」と言い、「早くバトンタッチしろ!」と言い続けてきました。

 

 実際、数年前に長男(兄)が新しい会社をつくってバトンタッチしましたが、父と兄は反りが合わないため決裂。結局、父一人でエビ事業だけをやり続けています。
 もちろん、僕にも「エビをやれ!」と言って来ます。でも僕は、漁業にノータッチな次男。エビは食べるくらいで、育てるなんてやりたいとも思いません。
 そんなことで、頼りにならない息子たちに、渡したいけど渡せないという父がありました。

 僕から言わせれば、あとを継いで欲しいと言いながら、自分が思うようにやりたいという思いが強いから、任せたくせに「あーだ、こーだ」と言ってくるし、結局自分がやりたい、任せられないタイプで、そりゃ後継者はつくれないだろうな〜と思う父なのでした。(まぁ、このDNAは僕にも脈々と流れていて、僕もそのタイプだから父の気持ちもよくわかる)

 

エビ大好き

子どもたちもエビは大好物!

 

世代交代は突然やってくる

 先週末のこと、いつも「お金がない、お金を貸せ」と言ってくる80歳を超えまだ会社経営を手放さない父と母が、いつものように連絡をしてきました。

 先にも書いたとおり、このお金がない問題は、今にはじまった話ではなく、ここ数年、魚をつくるが、売ることができてないから「お金がない」ということになってしまっています。
 そして、経営を渡せと言っても渡さないので、「そんなにやりたいなら、死ぬまでやり続けろ!」と言い、僕は社外から販売面で関わることを決め動き始めていたところでした。

 

研究所全景

新沿岸陸上養殖合同会社の研究所全景

 

 そんな中で、自分でやるというくせに、また「お金を貸せ」と言ってくる経営者の父に、僕の怒りはフツフツと湧いてきて、

「カネを用意できないなら経営を辞めれ!取引しようと思っても、お金を借りようと思っても、経営者が80歳過ぎたじいさんだったら誰も相手にしてくれん!経営を渡せ!」

と言ってやりました。さらに、母もどうするのか!と父に詰め寄り、ついに父も観念した感じで

「おーわかった、わかった。今日渡す。印鑑も通帳も・・・」

と会社に関わる書類や請求書なども!まとめてその場で受け取ることになったのでした。

 そう、これがこの会社の世代交代の瞬間でした。金の切れ目が、経営の切れ目。ついにバトンが僕にまわってきて、受け取らざるおえない状況を自分でつくってしまったのでした。

 

研究所タンク

研究所の水槽。冬場はブルーシートに覆って水温低下を防ぎます

 

「お金がない」というバトンは受け継ぐべきか?!

 渡されるバトンとなった通帳を見てびっくり!というほど、びっくりはしなかったが笑。案の定、現金は全くありませんでした。
 そう、明日のお金にも困る!とはこのことで、本当に「お金がない」ということが明らかになったのでした。
 そんなこんなで、これはまさにドラマとかに出てくるやつで、ど〜するんだ〜〜!と頭を抱えるというよりは、ドラマのようなありえない状況がちょっと面白く、笑ってしまったのが正直なところでした。

 

 まぁ笑えるのも束の間で、そこから考えましたが、銀行などからお金を借りるにも、借りれたとしても時間がかかるわけです。でも、パートさんの給料や光熱費など、支払いが最低でも毎月100万くらいはあって、支払わないといけないのです。
 そんなん無理ー!っと思って倒産させたり、会社を売ったりするのも手としてはあるもののー、そんなことしたら「いなかをつなぐ水産物」とか言って投資してやりはじめたいなかパイプはどうなるんだー!!と、完全に当事者として僕自身が巻き込まれてしまっている現状もありました。

 

研究所

研究所の外観

 

 こんな会社を、みなさんは受け継ぎますか?受け継ぎませんか??
 こんな会社を生かすべきですか?殺すべきですか??
「いなか」をつなぐ!とか言っているいなかパイプさん、こんな「いなか」はつなぐべきですか??

 

 答えはわかりませんが、動いてみてその答えをみんなでつくっていきたい!という考えに至っています。

 お金がどうにかなるならば、この会社は受け継ぐべき価値がある。
 お金がどうにかなるならば、この会社を生かすべき価値がある
 お金がどうにかなるならば、つないでいく価値がある「いなか」である

 お金がどうにかならなければ、この会社は価値がない。この「いなか」は価値がない。

と思おうではないか!
 このクラウドファンディング を通じて、みなさんに教えてもらおうと思っています。

 

稚エビ

稚エビたち

 

理想と現実の狭間で、漁業をつないでいきたい

 父を見ていると壮大な夢と施設と技術があっても、海の世界をつないでいくことは簡単なことではないということはわかります。だから、そこに踏み込みたくないし、踏み込まない方がよいということになります。
 一方で、先に話したように、国産シロアシエビの完全養殖を行なっているのは、日本国内ではこの会社だけで、この技術を求めて、大手水産会社が視察に来たり、取引したいと言って来たり、M&Aの話を持ちかけられたり、こんな「いなか」でも起こっています。(なので、この技術を売ってしまうことも可能だと思うのですが、それは父のプライドが許さず・・・)

 魚という生き物が商品なので、生きていたら価値があるけど、死んだら価値がなくなる。鮮度の低下とともに商品価値がどんどん下がっていく。何千、何万匹という魚が、何千、何億の金になる。
 一攫千金の夢とロマンを求めて、そこにチャレンジする人もいれば、チャレンジに敗れていなくなる人もいる。バクチのような、ヤクザ映画のような世界観があるなーと僕は思います。
 そんな人たちによって漁業は支えられていて、魚が食べたいと思えば手に入る日本社会があります。

 

シロアシエビ刺身

シロアシエビの刺身

 

 そんな日本の漁業を支えている人たちに感謝しながら、そんな簡単なことではないということも知りながら、農業のみならずこの漁業もつないでいきたいと言いたい。
 そのために何をしなければいけないのかは、何もわかってはいないけれど、目の前にある父の会社から足を踏み入れ学び、考えていきたいと思っています。

 とりあえず、1週間、自前クラウドファンディング をがんばってみて、その結果を踏まえ、次の未来を考えていきたいと思います。

 2/23 締切です。この挑戦にご支援をよろしくお願いいたします!

 ご支援の受付は以下の入力フォームあるいは、こちらの入力フォームからお願いします!

 

【目標金額】

 支援金額:200万円 支援者数:200人 を目標にします!

 

 ※ご支援いただいたお金は、返礼品の代金とここ2ヶ月くらいのつなぎ資金として、水を加温するための重油代・電気代・餌代・パートさんたちのお給料などに当てさせていただき、エビちゃんの命をつなぎます。

 

【受付締切】

2021年2月23日(火) 17:00

-返礼品の発送はエビを除いて、2/26(金)から順次発送させていただきます。

ーエビについては、水温が低下し数が減っているため現在は発送できません。7月頃の発送予定しています。

 

【受付・問い合わせ先】

一般社団法人いなかパイプ

MAIL : https://inaka-pipe.net/contact/

Tel/fax :0880-28-5594(事務所出勤を控えていますので留守が多いです。)

携帯電話:090−1943−2028(ササクラ)

住所 :〒786-0534 高知県高岡郡四万十町広瀬583-13

 

【返礼品のご紹介】

ご支援いただいた方へは、以下の「いなかをつなぐおやつ」「いなかをつなぐ水産物」をお届けします!

 

3,500円コース 

●いなかをつなぐおやつ「みならいセット」 ※お届け予定:2月26日発送予定

 

【無農薬和紅茶】

 いなかパイプの本社がある高知県四万十町の十和地区は実は茶どころ。寒暖の差が激しく霧が濃い地域なのでお茶の生育にむいています。静岡のお茶に混ぜられるお茶として昔から高く買われていました。それを20数年前から「自分たちのお茶は自分たちのお茶として売っていきたい!」という生産者たちが組合を作り、小売販売をするようになりました。しかし現在は、高齢化でお茶の栽培をやめていく人も増えています。そこで、いなかパイプもかかわり、生産者さんに習いながらお茶摘みやお茶の木の刈そろえなどを手伝ったり、紅茶づくりをはじめました。

 

【たまごサブレ・紅茶サブレ】

 サブレに使用している卵は、「みならい」が関わっています。愛媛・四国中央市の天空集落『切山』にある参鍋養鶏場。自然卵養鶏を特徴にし、薬品を使わず自然由来のエサを基本に、平飼いが行われ、オスとメスが共存する環境で自然交配した有精卵が毎日採られています。これまでいなかパイプの研修生も受け入れていただいている地元のお菓子屋「ストローベイル山間屋」さんに、参鍋養鶏場の卵と私たちがつくった無農薬和紅茶をあずけ、四万十川でとれたお米「山間米」の米粉を合わせてつくった「サブレ」(プレーンと紅茶味)を作っていただきました。

 

 

5,000円コース

●兄が育てた真鯛(一尾) ※お届け予定:2月26日発送予定

 高知県の西の端、大月町で、いなかパイプ代表・ササクラレオと12才も離れた兄がつくった魚たち。酵素を配合飼料に混ぜそだてており、身が引き締まり脂ののったウマイ鯛に仕上がっています。

 

真鯛

 

6,000円コース 

●父がつくった完全養殖・高知県産シロアシエビ 冷凍(10尾入) ※お届け予定:2021年7月発送予定

 安心安全で海水を使っているため甘味があります。頭や殻もフライパンで炒めることで、他の料理の出汁として使えたり、中華料理の隠し味として活用できますので、お試しください。

 

エビ冷凍

 

10,000円コース

●兄が育てた真鯛(二尾) ※お届け予定:2月26日発送予定

 

真鯛二尾

 

15,000円コース

●兄が育てた真鯛(二尾) ※お届け予定:2月26日発送予定

●父がつくった完全養殖・高知県産シロアシエビ 冷凍(10尾入) ※お届け予定:2021年7月発送予定

 

真鯛+エビ

 

20,000円コース 

●兄が育てたイサキ(一尾) ※お届け予定:2月26日発送予定

●兄が育てた真鯛(二尾) ※お届け予定:2月26日発送予定

 酵素を配合飼料に混ぜそだてており、美味い魚に仕上がっています。イサキはなかなかない大きなサイズで、とても甘みがあるので、ぜひ刺身で食べてください。

 

イサキ+真鯛

 

30,000円コース

●父がつくった完全養殖・高知県産シロアシエビ活魚(30匹) ※お届け予定:2021年7月発送予定

いなかをつなぐおやつ「みならいセット」(無農薬和紅茶、卵サブレ、紅茶サブレ) ※お届け予定:2月26日発送予定

 

シロアシエビ

 

50,000円コース

●兄が育てた真鯛(二尾)

●父がつくった完全養殖・高知県産シロアシエビ活魚(30匹)

いなかをつなぐおやつ「みならいセット」(無農薬和紅茶、卵サブレ、紅茶サブレ)

お届け予定:真鯛、みならいセットは2月26日発送、シロアシエビは2021年7月発送予定

 

タイ+エビ

 

100,000円コース

●兄が育てたイサキ(一尾)

●真鯛(二尾)

●父がつくった完全養殖・高知県産シロアシエビ活魚(30匹)

●いなかをつなぐおやつ「みならいセット」 

お届け予定:イサキ・真鯛、みならいセットは2月26日発送、シロアシエビは2021年7月発送予定

 

全部

 

500,000円コース 

●ササクラレオが高知県大月町ご案内&現地でシロアシエビ食べ放題

 

シロアシエビ刺身

 

1,000,000円コース (飲食業等経営者さん向け)

●シロアシエビ成魚が1万匹養殖できる50tタンクの年間契約養殖権

 新沿岸陸上養殖合同会社には、このような巨大タンクがいくつかあります。このタンクのスポンサーとなって、自社ブランドエビの養殖をできる年間契約権利を返礼品とさせていただきます。

 もちろん養殖は新沿岸陸上養殖合同会社が責任持って行わせていただきます。農業でいう“契約栽培”のようなことを漁業でも行えたらと考えました。

 養殖は、先にお金が必要になるビジネスで、かつ、生き物なので販売する前に死んでしまうこともあり、リスクを背負いながらビジネスをしていく必要があります。このリスクを、分かち合いながら、いっしょに国産シロアシエビの養殖を行い、このエビをみなさんに食べていただける機会をつくりたいと思っています。

 こんな考えにご賛同いただける飲食業経営者の方のお問い合わせもお待ちしています。 (なお、お申し込みをいただいた後、詳細については打ち合わせを重ねて進めたいと考えています。)

 

100万円コース 契約養殖権

 

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