高知を楽しむ、雲海を見て感動!!
- 執筆者 和田玲子
- 所 属シェアハウス土佐指南家
2021/12/27
女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのレイです。
高知市より車で1時間、四国のちょうど真ん中に位置する土佐町。そこに雲海のスポットがあり、行ってきました。
土佐町の南で南国市との境にある標高1131.4mの笹ヶ峰。土佐町では馴染みの山で、夫や義父も中学生の学校行事で登山したようです。高知市出身の私は初挑戦でした。
高知市を午前4時半頃に出発して、登山口で下車。その後、薄暗い登山道をライトで照らしながら30分ほど歩いて山頂に到着しました。
薄暗い時間帯に、山道を歩くので足元に注意しながら先導者の後をついて進んでいきます。次第に空が明るくなって歩きやすくなりました。
周囲の景色も見えるようになり、夜明け前から日の出までの移ろいを体感しながら登っていきます。初めて見る景色は新鮮で、清々しい気持ちになりました。
高山植物の花をはじめ、道中で珍しい物に目がとまり、遠足の時のような楽しさを体感しました。そして山頂へ到着した時の感動はひとしお。眠気と闘いながら出発したかいもあり、美しい日の出と雲海を大迫力で眺めることができました。
笹ヶ峰で見た雲海
雲海に感動
白いもくもくした雲海が、あたり一面に広がり、思わずダイブしたくなるような景色。
写真では十分に伝えきれない、もどかしさがあります。朝日とのマッチングは最高で、いつまでも見ていたくなる景色でした。
写真は大切な思い出となりますが、さらに自分の思い出として、景色や登山の様子などを目に焼き付けておくようにしました。自然の美しさに感動した時間でした。
1時間ほど経過した頃、山頂でのお楽しみとして、持参したカップ麺とおにぎりを朝食にしました。最高に美味しく感じ、冷えた体が温まり、ほっとしました。コーヒーを持ってくれば、さらによかったとちょっと残念なことも。次の登山では、忘れないようにします。
そして、雲海の変化を時間とともに見ていくというのが、今回のミッションでした。
午前5時50分くらいに山頂に到着して、約3時間30分過ごしました。
雲海が動くまでの間に、山頂周囲を見ていると石積みの上に石鎚神社の祠(ほこら)が鎮座していました。
ちょうど1年ほど前に四国遍路で横峰寺を巡拝した時に、石鎚山を目前に大パノラマで見た感動が蘇ってきました。
自然のペースに合わせて何もせずにのんびり過ごすことって、意外とむずかしいかも。
日頃、慌ただしく動きながら暮らしているかということに気づきました。
時には自然の中で、のんびり過ごすことをこれからもしてみたいと思いました。
ここ2年は四国遍路でへんろみちを5時間ほど歩くようになり、道中見る景色で随分と癒やされています。
コロナ感染予防のため、歩きへんろを休む時間が長くなると気持ちが落ち着かなくなっています。おそらく、歩きへんろをすることで日常の生活の気分転換をはかっていたのだと思います。
体力低下は年々感じてはいますが、少しずつでも歩くことができる体力は維持していきたいと思っています。
今回のように雲海を見て感動したい、そのためにも歩く体力を維持しないといけないとも。コツコツ続けていくように自分に言い聞かせています。
のんびり、山頂でリラックスして過ごし3時間を過ぎた頃から雲海が流れ始め、雲海に隠れていた景色が見えてきました。
不思議な感じだった雲海のベールがはがれ、身近な存在だった景色を確認していきました。
最初は夫の実家の周囲を見つけて喜び、さらに町のシンボルである早明浦ダムやダム湖と遠くまで見えました。
いつも下から見上げている景色を山頂から見下ろすと、こんな感じだったのかと知り感動しました。反対側から眺めると浦戸湾をはじめ高知市街がきれいに見えました。
身近にすてきな場所を見つける喜びを味わった半日、この感動を人に伝えたいと思います。身近で気づいていないすてきな場所がもっとあるかもしれません。
これからもお客様におすすめしたい、そんなすてきな場所をさらに見つけていくぞ!四国遍路も続けていくので、おかみのオススメなどを紹介していきます。