棚田で2年目の米づくり、収穫編

 女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのレイです。

 高知市から車で1時間、嶺北といわれる中山間に標高400mを越える棚田が広がります。私は、そんな棚田からの眺めが大好きです。ずっとこの景色が続いてほしいと願っています。

 そこで、60年以上、1人で田んぼ4反(1反=約1000㎡)の稲作をしてきた義父には頭が下がります。しかし85歳を過ぎ、足腰の痛みで今までのようにできなくなってしまいました。

 そんな時、「米づくりをしたい」という孫(私の息子)の一言から、私達家族4人での米づくりの挑戦が始まり、2年目を迎えました。

 

 

米づくりは予想以上に大変です・・

 義父が使っていた田植機、コンバイン、米の乾燥機などを使っていますが、人間同様、使用前後のメンテナンスが重要です。調子が悪い部分が見つかったり、部品交換が必要だったりします。

 農機の研修を受けた息子が点検を頑張ってくれて、大いに助けられています。

 

 

 高所の水源から田んぼにホースで水を引くことが大変でした。台風の影響はなかったのですが、落葉、石などでホースが詰まりやすく、大雨や大風による倒木で道から動かす必要があったりしました。

 このように想定外のことがあるため、毎日の田んぼ周りの見回りが欠かせません。またカメムシなどの害虫対策、いもち病などの病気対策なども大事な作業となります。

 私は昼ご飯の準備など雑用係しかできず、主人と息子たちがメインとなって作業を進めてくれました。家族の団結を深めたという実感があります。

 

 

 

6月中旬の田植えから、4か月 稲穂が垂れ、実りの収穫時期へ

 実りの秋を迎えると、棚田が黄金色の絨毯のように見えてきます。棚田の絶景おすすめスポットもあります。風が吹くと、稲穂が揺れて、やさしいゆらぎとなります。

 田植えの時と同様、収穫時も、ご近所の方々がやさしく声かけしてくださり、 見守ってくださいました。無事に収穫することができ、ほっと一安心しました。30Kg×31袋の収穫量でした。

 実は収穫の1週間ほど前に、田んぼである野生動物と主人が遭遇しました。それは、ニホンカモシカでした。遭遇時の動画や写真で、ニホンカモシカが身近にいたことを知り、大変驚きました。
 まるで、ジブリの世界のようです。野生動物と共生していることを改めて感じました。

 

 

 よく見てみると、田んぼの中や、あぜ道に、足跡が残っていました。
 どうか、お元気で!来年もまた、ニホンカモシカに会えるといいなと思っています。

 

来年も棚田での米づくりをがんばりたい

 自分たち家族も、いつまで続けていけるのかわかりませんが、できるまでやってみるつもりです。
 今年の反省点を記録する、写真を残すなど、来年に同じことで困らないようにします。

 四苦八苦の半年間でしたが、新米を一口食べると、全てが報われます。今年も挑戦してよかった。棚田の景色に癒やされ、自然の厳しさも学びながら、家族での米づくりへの挑戦は続きます。

 家族が健康で、米づくりを元気に続けていけるようにサポートしていきます。そしておいしい新米を食べられる至福の時間を楽しみに頑張ります!

 

 

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    • 和田玲子