いなかインターンシップで見えてきた進路~参加者のその後~
2022/10/24
いなかパイプでは、いなかに住んでみたい、いなかで働いてみたいと思っている方向けに29泊30日間の『いなかインターンシップ』を実施しています。
いなかインターンシップはやりたいことをとにかくやってみる『いなかドア』と地域の事業者さんの元で働く「現場研修」の2部構成になっています。
※現在は、研修プログラムが当時とは少し変わり、『いなかドア』が2週間から1週間に、現場研修が2週間から3週間に変更になりました。
研修終了後は、いなかパイプで働くこともできますし、働かなくてもかまいません。研修中に自分のやりたいことを見つけて、その後の進路を決定する人もいます。
2021年8月30日〜9月28日にいなかインターンシップに参加した坂田文さん(通称シャンシャン、以下シャンシャン)は当時大学2年生。大学3年生となった現在は、いなかインターンシップで見つけた自分の芯にそって、様々な地域の農園でインターンシップをしています。
そんなシャンシャンにお話を聞きました。
Q.いなかインターンシップ中は何をしましたか?
川で遊んだり焚火をしたりしました。
いなかドア中はとにかく毎日好きなことをやることができて楽しかったです。遊びのように見えることも、そこから自分の新しい得意分野を発見できることもあって、今振り返ってみると有意義な時間だったと思います。
現場研修中は集荷や陳列、販売、ポップ作りなどを行いました。自分で集荷してきたものをお客さんに宣伝して売れたときに非常に嬉しかったです。
Q.いなかインターンシップで何を感じましたか?
研修に来る前は親が自営業で不安定な生活をしていたので、安定を求めて公務員を目指していました。でも研修に参加して、もっと自分のやりたいことをやってみるのもありかな、と思いました。
現場研修先は道の駅で、農家さんのところに野菜を集荷しにいくことがあったのですが、そのときに作っている人がわかるものを売りたい! バックグラウンドを伝えられる人になりたい!と思いました。
参加して自分の芯みたいなものはできましたね。
Q.研修終了後はどんなことをされているのですか?
作っているものがわかるものを売るにはどうしたらいいだろう?と考えたときに、六次産業化だなと思って、今は奈良県、高知県、長崎県の生産から加工、販売までをやっている農園を順番にまわってインターンシップをしています。
いなかインターンシップでの参加者にwebデザイナーの人がいて、私が絵を書いていたら
「絵が好きならデザインとかもやってみたら?」
と言われ、帰ってからデザインの本を買って、大学外の活動としてやっている子ども食堂でチラシのデザインもしてみました。
今はそこから派生して映像制作にも興味を持っています。
Q.大学卒業後の進路はどうする予定ですか?
インターンをした奈良県の農園で働くのもいいと思っています。農業も手伝って、現場を知った上で販売できるのがいいと思って。
また、バイヤーのように自分が実際に見て食べて良いと思ったものを選んで販売することができるような店舗を持つことも楽しそうだと思っています。
いなかパイプで働くのも色々なことができそうでいいですね。
Q.いなかインターンシップへの参加を迷っている方にメッセージをお願いします。
研修期間中は意味がないと思っていることも、何かにつながっていることを実感することができる時間になると思います。
ぜひ気軽に参加してみてください!
以上、いなかインターンシップに参加してくれた大学生・シャンシャンへのインタビューでした。
いなかインターンシップで自分のやりたいことに気づき、その後もどんどん挑戦を続けるシャンシャンの今後が楽しみです。