お客様からの学びが原動力へ
- 執筆者 和田玲子
- 所 属シェアハウス土佐指南家
2022/12/19
女性専用の民泊&へんろ宿 「シェアハウス土佐指南家」おかみのReiです。
連休などを利用して、高知への旅のお客様のご利用が戻ってきた感じがあります。お客様をお出迎えすることができる喜び、小さな宿でのやりとりが私自身のモチベーションを上げています。
初めての高知観光で、最初の宿泊でご利用いただくお客様もいて、大変ありがたいことで、感謝の思いでいっぱいになります。そこで、ようこそ高知へ、土佐指南家へという気持ちで接しています。
お客様と翌日の出発時間、旅プランなどを聞くことからはじまるコミュニケーションが楽しくてやりがいも感じます。
地元でのおすすめ情報を伝えて喜ばれたり、楽しかったという感想を聞くとガッツポーズが思わず出てしまいます。
四万十川の眺め
四万十川に癒やされて
プランを一緒に考えて調べていく中で知ること、学ぶことが多いです。
例えば、はりまや橋・牧野植物園、五台山・桂浜などの観光スポットを巡るマイ遊バス、日曜市、仁淀川、四万十川など高知に住んでいても意外とよく知らないこともあります。
仁淀川ブルー
留学生のお客様が、初めて花火を見た時や桂浜を眺めてきれいだったとの感想に、いつしかそれらの景色に慣れてしまっていたことに気づきました。
時々実際に出歩き、町の変化など新しい情報を自ら探ることをしていかないといけないと思っています。久しぶりに外出してみると、いろいろな変化に気づき楽しくなります。
1人旅、友人、姉妹、家族などいろいろな旅スタイルがあり、その旅を楽しむ手伝いができ、お客様との出会いに魅了されています。女性ライダーとの出会いで、すてきなバイクを知ることにも繋がり、見聞が広がり感動しています。
高知には路面電車があり、歴史を感じるレトロな時を過ごすこともできるようです。
『ごめん』とひらがなで行き先が書かれた電車を見て、ごめんなさい?謝るの?などと思ったという笑い話を以前にしたことがあります。
後免(ごめん)町という停留所があってひらがなで記載しているわけです。
街のシンボル高知城
お客様にバス、JR鉄道、路面電車の利用について話す機会も多く、特に8月のよさこい祭りの時期には、交通規制があるため公共交通での移動をオススメしています。
路面電車も好評で、初めて乗車したといわれる方も多いです。
女将は、幼少期に路面電車の音が聞こえる場所で育ったので、ガタンゴトンという音が思い出の一つでもあります。
土佐神社
土佐神社の散策
知ってほしいお得な情報
日祝 電車・バス等「運賃ワンコインデー」開催中!
●令和4年11月3日〜令和5年1月29日の日日曜・祝日
●令和4年12月30日〜令和5年1月3日(土曜日は対象外なので要注意!)
高知市内の路面電車・路線バス等が現金100円(子どもは50円)、高知県内限定交通系ICカード『ですか』では10円で利用できるそうです。
路面電車やバスを利用して高知市街を巡ってみるのにオススメですね。
高知は東西に扇形で長く、交通アクセスがよくありません。一度に観光スポットを網羅することは難しく、できれば何度かに分けて旅することが良いと思います。
不便だからこそ、自然も残っているのではないでしょうか。日常から離れて、のんびりゆっくり過ごすプランのことをよく話しています。
四万十川、仁淀川などのきれいな河川、四国カルストなどきれいな場所で心を癒やしていただきたいです。
食文化もおもしろく、しいたけやこんにゃく、ミョウガなどを使った田舎寿司は彩りがきれいで、ぜひ食べてほしい一品です。
コロナ感染予防で油断できない日常が続きますが、宿での交流会も復活させたいものです。
お客様同士の交流で、同じ宿で過ごすご縁で楽しい時間を一緒に過ごすことができればと考えて行っていました。今は短時間での交流を状況に応じて行っています。
実りの景色
小さな宿ですが、お客様との出会いを大切にしていきます。高知での旅が楽しくなるようなほっとする空間づくり、プランのことなど気軽に話せる場であることを目指していきます。
いつも思うことは、実はお客様から元気をいただいているということ。後から、楽しいエピソードなどが思い出され、次への活力となっています。
土佐弁で自分のペースで行っていくことを
「ゴトゴトやる」
とか
「ゴトゴトやりゆう」
といいますが、まさにおかみたちはその心境です。
生涯の生業として、
「民泊・へんろ宿をゴトゴトやりゆうよ」
と言っていきたいと思います。
コツコツとお客様との時間を積み上げて、次への一歩を踏み出すことができたらと考えています。やりがいと喜びを感じることができ、お客様の笑顔をみることで自身を元気にすることができます。
夕焼けを眺めて
お客様から高知の魅力を教えてもらっていることを強く感じています。
不便なこと、自然に恵まれ開放的になれる場所であることなど、改めて高知を知ることができ、感動する気持ちを忘れずにいたいと思います。
小さな発見、やりとりが自分の興味をかきたててワクワクすることにもなっていきます。そういったワクワク感をいつまでも大事にしていきたいものです。
これからも高知の魅力などを少しずつでも、情報発信していきます。
土佐指南家HPからも高知の情報を紹介しています。
詳しくはコチラをご覧ください。https://10347n8.com