ほいくえんのあと
- 執筆者 佐々倉愛
- 所 属こいのぼりHOUSE
2022/12/29
こんにちは!四万十からこいのぼりHOUSEの佐々倉愛です。今回は私たちの住む地域のことを紹介しようと思います。
うちの子どもが通う保育所が約2年前に新築移転しました。小学校の隣にきれいな園舎が建ち、保護者としては小学校と保育所が隣同士で緊急時も災害時も毎日の送迎もとても安心です。
前の保育所は学校から少し離れたところにあり、通わなくなると近くに行くことはなくなりまし た。
だけど、7年間、毎日毎日通った園舎にはすごく愛着も思い出もあるし、ただただ古く荒んでいくのを見るのはとても残念でした。
そう思う住民は私だけではなく、せっかくの園舎を活用したいと思う人たちの活動が始まりました!
四万十町の指定管理者の手続きを踏まえて、正式に「育つ会とおわ」さんが管理者となり、公園も図書館の分館もない十和地区に、園庭を公園 として開放、ホールを図書館のように、毎月300冊の本を本館を通して入れ替え、貸出返却ができ るサービスを行ってくれています。
子どもたちは自分達が通っていた保育所跡なので使い勝手も知っています。さすが保育所で、小さい子用のトイレも手洗い場もバッチリあり、手洗い場のタオルかけには乳児室の最後の学年だったうちの子の名札も残してくれています。こういうの、嬉しいなぁ。
子どもたちや子どもを連れたお母さんやお父さんはもちろん、地域のおじちゃんおばちゃんが立ち寄ってくれて子どもの様子を見たり、スマホの使い方を習ったり、鮎釣りの話をしたり、お裁縫したり。思い思いの過ごし方ができる場所です。
私も子ども向けの活動をする時には、この場所をいつも使わせてもらっています。部屋数も多く、子どもが使いやすい施設はとても安心して開催ができています。
園舎としての作りなので子ど もの出入り口や安全確保がとても便利になっています。
理科教材を使ったオンライン講座(先生は東京から)
高知県立中村特別支援学校の先生にお越しいただき保護者向けの発達講座
保育所ってなんだか誰もが安心できます。子どもが育つ場所だから、家族に関わる場所だから、 誰もが身近に感じる場所です。その場所が引き継がれていくこと、地域の憩いの場になっていることはとても嬉しいことです。
小さなマチだからこそ、内向きになりがちな環境だからこそ、子どもや地域の大人が外のことを知る場として多様な学び方がし合える場に育っていくといいなと思います。