はじめまして『コサクレム』です。~暮らした家の、これから~
- 執筆者 鈴木一恵
- 所 属
2023/10/18
新潟県上越市の少し小高い里山にある小さな集落「高尾」から日々の暮らし、シェアスペース「山のホムサ」の事、古民家改装の事をボソボソと発信しております。
今月からは密かに今月のオープンを去年の時点で夢見ていた一棟貸し民泊になる予定の、私の旧自宅の改装の様子をまたしても、たぶん春までシリーズで投稿していきたいなと思います。
何故春までかと言うと、来春のオープンを目指しているから。一棟貸しの名前は「コサクレム」です。
ですが、実際まだオープンどころか、完成すらしていません。来年の春頃オープン!!と現在は夢見ていますが、夢で終わらぬようここに載せて行く事で、自分たちに発破をかけたい所存です。
前振りが長くなりましたが、そんな新たな改装シリーズの舞台である私たち家族が古民家に越す前までに住んでいた旧自宅は、新築で建てたのが高尾の貸家に越してきて4年目の1994年。今からおよそ30年前。
当時の旧自宅外観。まだ大分殺風景。
12月に引き渡しになり、雪も間近な頃に(もうあったかな?)当時家族5人、猫3匹、犬1頭、ウサギ数匹、ニワトリ数羽、、、と引っ越してきました(ちょっとした大家族:動物が)
ちなみに徒歩でいうと当時住んでいた家から約3分位です。今の古民家がちょうど中間地点くらいに位置しています。
引っ越し当時は殺風景だった家の周りも、数年後にはすっかり緑豊かな環境に。家もなんとなく落ち着いた雰囲気になりました。
そんな新築で建てた自宅を手放して、古民家に引っ越すなど、当時の私たちが想像できるわけもなく、しかも高尾地域内での引っ越しは、これで2回目です。(貸家→新築→改装古民家)さて次はどこへ引っ越そうか・・・(冗談、ですよ)
ここで改装前の旧自宅のビフォー写真を何枚かご紹介。
すでにカラフルなペイントなので改装後?と勘違いされがちですが、住んでいた時からペンキ塗りはしまくっていたのです。それも場所によっては2回3回と塗りたくっていました。
当時のペンキ塗りの様子。台所を塗っている所、こういう時に限ってなぜか猫が寄ってくる。
当時の写真を探していると、もちろんその頃一緒に暮らしていた動物たちが登場してきます。動物たちの写真だらけで目当ての写真を探すのに一苦労するほど、写真と思い出がてんこ盛りです。
かつて、ペンキ塗りに夢中だった頃、子供の時から私のそばにいつでも当たり前のようにいた彼らは今はもういません。
あれから何年もたって、今度はあの頃に塗りまくっていたペンキを塗り替える時が来て、もうあの子たちはいないけれど、大人になった私しか知らない子たちが、今度はいつもいてくれます。
古民家に移るとき、壊すわけでも手放すわけでもないのに、この家が「おいていかれる」ようで、少し寂しい気持ちになりました。 徒歩数分の場所に行くだけなのに。おかしいかもしれませんが。
でもそれは、家と言うよりそこにある「思い出」を、おいていってしまうようで寂しかったのかもしれません。
おいていくわけではない、ちょっと休んでもらっただけ。
私たちにとって、思い出がおおすぎる場所が、今度は誰かの思い出になればいい。
そう願って、春を目指します。
「コサクレム」はこの家で一番長く暮らした2匹の猫の名前です。皆の名前を付けたかったけど、それは出来ないから、代表してふたりの名前をつなげてこのお家の新しい名前にしました。
次回から、改装の様子、進み具合を紹介していきます。
「コサクレム」のインスタグラムもオープンしました。
ほぼ私の独り言、作業日記ですが、完成までの様子が今度はリアルタイム(ほぼ)で追いかけられますので、よかったら「山のホムサ」共々一緒にお楽しみください。