いなかインターンシップ体験記〜近藤摩耶さんの場合〜
2024/08/29
2024年6月に開催されたいなかインターンシップに参加していた近藤さん。
インターンシップを終えて、この1か月間をふり返っての感想をくれました。
行く前の気持ちと、行ってみてわかったこと、感じたことなどをとても正直に語ってくれています。四万十の田舎の景色やおかみさん市の人たちとの関りが、徐々に近藤さんの考えに変化をもたらしてくれたことも伝わり、インターン生を受け入れる私たちいなかパイプとしても読んでいてじんわりと心が温かくなりました。
インターンシップが気になっている方、参加を迷っている方、ぜひ読んでいただけたらと思います。
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1ヶ月を終えて
楽しかったです、やってみてよかったです。
地域の方と話せて、今までしたことない分野の仕事を体験できて、その上楽しい時間を過ごせたことは、貴重なことでした。
参加する前、わたしは買い出しや洗濯、掃除など生活を送ることを重要視して楽しいこと、ワクワクすることはあまりしていませんでした。それに時間とお金を使うことはもったいないと思ってました。 行ったことない高知県の田舎に行くのが不安で、どんな状況になっても対応できるようにと、衣類や食料をあれもこれもいっぱい持って行きました。朝早く起きるのが苦手で、決められた時間に遅刻したらどうしようと思っていました。
1ヶ月終わって思うのは、持って行くことで助かった物もありましたが、環境によって着たい服は変わるし、おかみさん市で食べ物はもらえるし、実際に行ってみないとわからないもので、荷物は少なくても十分足りると思いうことでした。
それから朝遅刻しなかったので、この時間に行くと決めてたら起きれるものだとわかり、今後もやっていけそうという自信になりました。
来る前に想定してなくて驚いたのは、虫が多くて大きかったことで、1ヶ月間やっていけないと思っていましたが、だんだん見慣れていったので、想定外のことでもなんとかなるものかもと思うようになりました。
わたしの目的は、働く時間とやりたいことをする時間のバランスや働き方を考えることでした。
実際に参加して、働く時間にどんな気持ちで過ごすかによって動きやすさが変わるとわかり、ストレスが少なければやりたいことをする時間は増やせると思いました。
わたしが失敗したと落ちこんで申し訳なく思っても、おかみさん市の人たちは
「構わんよ、それでいい」
とか、
「これをこうしようか」
って言います。悪いことが起きたとは思われてない感じでした。
起きた出来事に、ここからどうするって対応していくことが大事で、 それができたらどんな仕事もラクな気持ちで続けられるんじゃないかなと思いました。
自分にだめ出しをして落ちこむ時間が少なかったら、疲れずに動きやすいと感じました。それから、やりたいこととのバランスは、いなかドア期間にも似たようなこと(行きたい場所があるけど、疲れが出てきてゆっくり過ごしたいと思うこと)があり、考えるきっかけになりました。
どちらもやりたい、どうしたらいいって悩みました。 自分の気持ちを見てみると、何か予定を入れておかないと価値が得られない、時間がもったいない、せっかくここまできたんだから意味のある時間にしないとって、焦っていた自分がいました。この期間が終わってもやるタイミングはあると聞き、試しに休むことを選んでみたら満足しました。休んでもいい、今したいことをしていいという許可が、わたしの満足感を作っていくんだなと思いました。
やりたいことに時間を使うことで満足感や幸福感を得ることができたので、それに時間を使うことって大事だと思いました。「今日何したい?」から始まる1日を今後も過ごしたいと思いました。
最初の研修で目標を決めるのですが、目に見える形にしておくと、振り返った時にこれできたとわかって嬉しかったです。できなかったこともあって悔しくなりますが どの瞬間も、その時の自分にやれることは目一杯やったと思うので、満足しています。
どこへ行っても何をしても期間に終わりはあって、その中でどれだけやれるかを大切にしていきたいと思いました。
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