ハワイで格安ウェディング写真 前編

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執筆者 安澤真希
所 属かつおゲストハウス

2016/06/15

 

 さかのぼること半年以上前… 2015年10月、かつおゲストハウスを3週間ほどお休みし、家族とやって来たのは、海外旅行の定番であり、そして憧れの地「ハワイ」。

 

ハワイ

 

ハワイ

 

 

 私個人としては、じつに4年半ぶり、2度目となるハワイ。そして今回の主たる目的はズバリ、結・婚・式! といっても、親戚や友人を招いて大々的に式をあげるわけではなく、あくまでも家族の記念写真という体です。多忙な日々に追われることが多く、ゆっくりとした時間を取れなかった私たちにとって、つかの間の休暇と旅行とをかねた夏休みでもあるのです!

 

 さて、ハワイと聞いてまず最初に思い浮かべる所といえば、そう「ホノルル」。ハワイ諸島のオアフ島にある知る人ぞ知る観光名所ですね。ハワイ州の州都でもあるホノルルは、ワイキキビーチがあり、ホノルルマラソンがあり、ダイヤモンドヘッドがあり、お正月ともなれば芸能人が挙って押し寄せる… とまあ、いかにも有り体のイメージですが、ここホノルルに限っては、本当にイメージ通りの世界が広がります。そして、とにかく日本人が多いです。ホノルルの中心街へ行けば、否が応でもすれ違うのは日本人、振り向けば日本人、そこかしこに日本人…

 

 そんなホノルルのワイキキビーチからほど近いコンドミニアム「アクア パシフィック モナーク」にチェックイン。ハワイには様々なホテルがあるのですが、このホテルを選んだ理由は①離乳食が作られる簡易キッチンがある②海が見える③プールがある④ベランダがある⑤ビーチから近い この5つの条件を叶えてくれたからです。

 

アクア パシフィック モナーク

 

アクア パシフィック モナーク

 

アクア パシフィック モナーク

 

 その後、足早に予約しておいた目的地へ。それがこちらのマサコフォーマルズ。

 

マサコフォーマルズ

 

 ここマサコフォーマルズでは、ハワイで結婚式を挙げたいカップルや夫婦のために、ウエディングドレスやアクセサリー類、造花ブーケやヘッドピースのレンタル、そしてヘア&メイクから撮影までを一通りお世話してくれるナイスなスポット。しかも予算が5万円台からと、日本では考えられないお手頃価格。ちなみに私が日本から申し込んでいた会社はこちら

 私たちも早速、翌日の撮影に備え、ああでもないこうでもないと言いながら正装を試着しまくります。もちろん息子くんも同行しているので、彼の衣装もバッチリ用意してきています!

 

息子くん

 

 この余裕の表情。当日も緊張することなくこの笑顔を出してくれると最高なのですが、果たして…

 迎えた当日は文句なしの晴天。ホテルのロビーで、現地の日本人のベビーシッターさんと待ち合わせ。ウエディング会社でベビーシッターさんを頼むと1日3万円もしたので、私はハワイの掲示板で募集をかけていました。

 そして送迎バスに乗りマサコフォーマルズへ。ここで1時間ほど衣装合わせやメイクをします。ハリウッドで学んだプロのヘアメイクさんにお任せです!

 

ハリウッドのヘアメイク

 

 この合間にも日本人のカップル二組、外国人のカップル一組が撮影に行っていたらしく、スタッフさんはカメラマンさんと共に撮影現場と店とを行ったり来たり。どうやら大盛況の模様。さて、私たちも準備を終え、いよいよ撮影場所であるワイマナロビーチへ。聞くところによると、ここは観光客があまり来ない静かめの美しいビーチなんだとか。俄然、期待感が高まります。

 ところがです… スタッフさんから「ここ数日の台風の影響で波が荒れて海の色が汚いかも」との要らぬ情報が… 不安と期待とが入り交じる中、いざ出発するわけですが、ここで人生初の体験が私たち家族を待ち受けます。それがこれ。

 

どーん!

 

リムジン

 

 な、なんとリムジンです! 見た目はまるでダックスフンドのようです。絢爛豪華な外装についさっきの落胆はどこへやら。いざ乗り込んでみると、これまた広々とした内装に感動です!

 ベビーシッターさんもリムジンで思わぬリッチな体験が出来て楽しかったと後日語っておりましたが、何より息子くんは生後6ヶ月にしてリムジンデビューです。羨ましいかぎりです。

 さて、撮影現場までおよそ40分ということで、ホノルルからビーチまでの風景をしっかりと眺めながら向かっていたのですが、ここで不可思議な感覚が。高速道路を走るリムジンの窓から望める景色がどこがデジャヴなのです。この感覚はなんじゃろなと思った私に、旦那さんから何とも現実的な一言が飛び出します。

 

「なんとなく高知に似てるね」

 

 …がびーん! そうなのです。ハワイのオアフ島といえど、都会なのはホノルル周辺地域だけで、島全体としてみると自然が豊富で、その特色は実に高知と近しいものがあります。もちろん異国ですから似て非なるものですが、いやはや私のフィーリングはどこまでも高知ベースなのだと痛感しました。いや、それは良いことです!

 

 リッチな気分を味わえば、時間が過ぎるのもあっという間。さあ目的地であるワイマナロビーチまでたどり着いた私たち一行を待ち受けていたのは、絵に描いたような美しいコバルトブルーの海! ……ではなく、淀んだ茶色い海。さらにスカートがめくれるほど強めの風がサービスでついています。

 これなら高知の海の方がブツブツ… なんて愚痴を並べていられません! せっかくのハワイでの結婚式! ウエディングドレス! リムジン付きにプロのヘアメイクにプロのカメラマンに、加えてベビーシッターさんまで来て下さっているのだ。海が汚れているだけじゃないか… と思いながらいざ撮影に取りかかると、本当に海の色は気にならなくなるくらい、カメラマンさんが私たち家族を「その気」にさせてくれます。いいですよ~、素敵ですよ~、笑顔が最高ですよ~、なんて簡素な言葉にいとも容易く踊らされる新郎・新婦。照れくささもありつつ、しかしやはりハッピーな気持ちを抑えきれるわけもなく、言葉に踊らされるがまま、まるで役者のように次々とポーズをきめ、はしゃぎ、カッコをつけ、その度にシャッターが切られていきます。何より群を抜いてよかったのは、息子くんが終始、最高の笑顔を振りまいていたことでしょう!

 

最高の笑顔

 

 うん、文句なしにあなたが一番ステキでした。我が息子ながらよく頑張りました。カメラマンさんも撮り甲斐があったに違いありません。

 さて、撮影を終えたらそのデータは後日、日本に送ってくれるとのことで。当初は100枚を目標に撮る予定だったカメラマンさん、終わってみれば150枚近くも撮ってしまったのだとか。なるほど、よほど被写体が良かったのでしょう!

 

 ホテルへ帰る道中、今回の目的は達成したから、あとはホノルルの街を散策して美味しいものをひたすら食べ、マイケルジャクソンのモノマネショーを観て、ハワイ島へ渡り、ノープランな毎日を過ごす予定だよと旦那さんに話すと、ハワイに来て一番のテンションの上がりようでした。

 彼、ハワイで何がしたかったかって、エッグベネディクトを食べるとか、ワイキキビーチで泳ぐとか、アラモアナセンターでショッピングを楽しむとかではなく、どうやら「マイケルのモノマネショー」が観たかったらしいのです。なんともハワイ風情のない、子ども染みた人なんだ… と思う私でしたが、翌日の彼と息子くんのショーでのハイパーな熱狂ぶりを観ていると、もはや何も言えなくなりました。どこでも我が道で楽しめる旦那さん、さすがです。

 

エッグベネディクト

 

マイケルジャクソンのモノマネショー

 

息子くん

 

 ~後編へつづく~

 

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