いなかパイプ

鶏舎内のご紹介(巣箱)

 現在、働いている参鍋養鶏場といなかパイプでクラウドファンディングに挑戦中です!

【いなかをつなぐプロジェクト1】
平家伝説が残る四国の天空集落『切山』。奇跡の自然卵を次世代に継ぐ挑戦!
https://camp-fire.jp/projects/view/278993

 

 前回に引き続き、鶏舎内の設備のご紹介です。

 鶏達が卵を産む場所、巣箱についてお話しします。

  鶏にはより安全な場所で産卵しようとする本能があります。野生の鳥が、木の上に小枝を集めて作った巣を想像してもらえればわかりやすいと思いますが、

 具体的には、外敵に襲われにくい高い場所、狭くてうす暗い場所、卵が割れにくい場所といった場所を好みます。

  こうした条件を満たした場所を作り、鶏達に安心して産卵してもらおうと設置しているのが巣箱です。産卵箱と呼んだりもしますが、各養鶏場で特色があり、形が違ったり機能が違ったりと面白いです。

産卵箱

 

 参鍋養鶏場では写真の通り、家のような形をした巣箱を手作りして設置しています。

 斜めの屋根の部分は開閉でき、普段は閉めて鶏達が産卵しやすい狭くて薄暗い環境を作り、卵を採る際には開いて私たちが作業しやすくなる構造になっています。

  巣箱の中にはもみ殻を敷き詰めてあり、卵が割れたり汚れがついたりしないように工夫しています。

産卵

  産卵が終わると巣箱の外に出る鶏も多いですが、産卵後も中に留まる鶏や、ただ単に安全な場所で休みたい鶏も中に入っているので、開けた際、多い時には7~8羽もの鶏がお出迎えしてくれる事もあります。

産卵箱

 そんな時は鶏達を避けたり移動させたりしながら卵を回収しなければならないので大変ですが、採れたての綺麗な卵が箱いっぱいに並ぶのを見るのは気持ちが良いです。

卵

 

 写真の巣箱は今年に入って、一から作り直したものなのでまだ新品同様ですが、老朽化したものを何度も何度も修理して30年以上使い続けている巣箱もあります。

 こうした設備を新しいものへと変えていくのも今後の課題なので、一つ一つ解決してこれからも頑張っていこうと思います。(阿部)